旅Diary 2023/4/1ピレノポリス②地球の歩き方に載っていない大自然と可愛い街

ボンジー!(Bon dia!)ポルトガル語のおはよう!すれ違いざまにみんなに言われる言葉。

朝起きてホテルの庭にでる。とろころどころにあるハンモック。建物の2階にあるハンモックで朝ごはんまで揺られる。ホテルを明るくなってからみるとまたかわいい。おとぎ話の中のような建物たち。新しくはないので鍵がかたかったりはしたけれど、良いところ。このかわいさで昔からあるのすごいよね。

ビュッフェ式朝ごはん。タピオカ粉のクレープ、オムレツはオーダー式。ひとつずつ頼んで3人でシェア。

タピオカ粉のクレープは厚めの生地でモッチモチ。その中に2種のチーズ(Queijo)。モッツァレラと何かだったのでチーズももちっとした感じ。ブラジルの朝ごはん定番らしい。

オムレツは日本で頼むと出てくるフワトロではなく、カリッと両面焼き。香ばしさと塩気が美味しい。中にはチーズ(Queijo)オレガノ(Orégano)トマト(Tomate)ピーマン?(Cebora)。

ビュッフェにはコーヒー、ジュース、パン、ケーキ、ハム、チーズ、フルーツ。

どこへ行ってもあるPãn de Queijo (ポンデケージョ)。キャッサバ粉で作るもっちもちのチーズのパン。これは外せない。タピオカ粉とキャッサバ粉調べてみたら、キャッサバ粉は芋成分をそのまま粉にしたやつ、タピオカ粉はキャッサバ粉から澱粉質のみにしたやつらしい。

大きな塊からカットするブラウンチーズとモッツァレラが珍しい。ジュースも朝ビュッフェではグアバとオレンジ2択が多い。フルーツにパパイヤがあるのも日本じゃなかなかみない。暖かいところという感じ。

お腹いっぱい食べたら、今日は1番大きな滝へ向かう。車で山を登り上から街を見る。横には石の採掘場。

自転車で登ってくる人達も沢山。かっこよかった。

そこから山を下り、公園内(Cachoeira do ABADE)へはいる。今日は昨日の場所よりもさらに整えられていてカフェ、レストラン、売店、ハンモックが並ぶ。

石畳みの坂を登ったり降ったりを約1時間。山を眺めながら、ガイドさんに植物の説明をしてもらいながら進んでいく。途中に6個の写真スポットがあり、1!2!と指を立てた写真を撮った。

途中の川下でも遊べるところがあるが、私たちはまっすぐ滝へ向かう。滝が近づくと大きな吊り橋がある。ここもひとつの撮影ポイント。2人ずつしか渡れない上に、みんな写真を撮るので並びます。

滝に着くとそこはどこかのビーチのような賑わい。荷物を置いて意気揚々に水に入っていく。冷たい!こりゃ入れない!夏のような暑さといえど、夏の終わりだからか、川だからか…冷たい。徐々に沈んで慣らしていると、友達が横から飛び込んできてバシャーン。入れました。

入ってしまえばこっちのもん。泳いで滝に近づいてみる。滝の勢いが強くて行ったらくびもげるから、滝の下には行っちゃダメよと言われたけれど、まず滝の勢いでできる波が強くて近づけません!遠巻きに泳ぐので必死。なかなかの体力消耗。でも楽しい!!

水の流れと音、太陽に照らされたキラキラの水面、浮かんだ時に見える太陽と空と木の間からのキラキラ。自然に溶け込んだような感覚。

滝の波の影響を受けないところから、滝の後ろ側の岸へ渡る。滝の裏側は不思議な石達。波模様をよく見てみると茶色の石の中に、透き通った石の層が挟まれている。下に落ちている石達も。石の採掘で栄えた街をここでも少し感じた。

お昼ごはんは公園のレストランで。パラキロ(Para Kiro)という、ビュッフェ台からお皿に好きな分とって重さで値段がきまるやつ。よくある形らしい。

いろんな料理が並ぶ中、気になっていた牛のいろんな部位と豆の煮込みを発見!

いろいろ気になりすぎて取りすぎました。もう少しで1キロだった…笑

ピレノポリスの市内に戻り、市内観光。赤い瓦屋根に、白ベースの壁、窓枠やドアにポイントで入るカラフルな色、石畳み。どこへ行ってもかわいい。昔の映画館が劇場になっていたり、市民市場がバンドの建物になっていたり、用途は変われど建物は変わらず残り続けている。

最後は街のシンボル、1番高台にある教会へ。
来週末にあるお祭りの準備で街中の街灯にバナナの葉がむすびつけられていた。

夜ごはんはブラジリアに戻り新古都New Kotoという日本食屋さんへ。日本大使館の公邸料理人をしていた方が料理長をしているらしい。お茶漬け、蕎麦、天ぷら、大きなお造りまでなんでも揃う。肉がメインのごはんは胃が疲れるらしく、身体に染みる。

今日も寝落ちるように就寝です。

今回の旅
神奈川→大分→大阪→パラグアイ→ブラジル→アメリカ→カナダ

旅Diary 2023/3/31ピレノポリス①地球の歩き方に載っていない大自然と可愛い街

ブラジリアで朝一、ドリアンパンの学校の卒業式オンライン。卒業式と思っていたそれは、2年生への進級、始業式となった。校長の思いつき。学びを意識せざるおえない環境に身を置いたままに出来ることがありがたい。日本を飛び出し、沢山の行動をしていかねばならない時だけれど、学ぶ事も忘れないように。1期生のみんなは工房を立てたり、パンをいろんな人に食べてもらったり、着々とパン屋に向けて進んでいる。そのみんなの活動を、まだクラスメイトとして見られるのも楽しみだ。みんなの活動に励まされながら、私もわたしの行動を。自分のやりたいと興味の点を埋める。そして少しずつ線を繋げていこう。きっと私の形になっていく。

午後から今ブラジルに住んでいる友達の知り合いご家族と合流。大きなバンに乗り込み、2時間半ほど車に揺られると着くのがピレノポリスという街。金と石の採掘で栄えた街らしい。

車の中でお昼ごはんにパステウとポンデケージョを頂き、人狼をしながら向かう。

ブラジリア標高1000m程、ピレノポリスは標高800m弱。街の周りは山で大自然に囲まれている。ハイキングや滝、川での水遊びができる。1日目は2番目に大きな滝がある場所へ。観光地であり、自然保護される公園になっているが、そこまでの道のりはなかなかのでこぼこ。身体が車の椅子から飛び上がるのをシートベルトに押さえてもらいながら進んでいく。

公園に着くとそこは木の小屋と机や椅子、ハンモックがならぶ。ディズニーランドのスプラッシュマウンテンの周りのような雰囲気。

そこから森中ハイキング開始。でこぼこ石の階段を降りていくと水の音が聞こえてくる。木々の間から滝がみえる。ブラジルは乾季から雨季への移行期だが今日はいいお天気。真夏日ではないが暑い。よっしゃー泳ぐぞー!の気持ち。

この公園には滝上と滝下の滝壺と2ヶ所の遊び場所。滝壺を泳ぎ、滝に打たれ、滝の裏から眺める。滝上にはドクターフィッシュがいて、足の角質を食べによってくる。こそばゆい。

めいっぱい泳いで遊んで、写真を撮って、大自然を満喫。そこはまさに自然のレジャープールのよう。真夏の土日には500人来るそうな。

海なし国パラグアイに今住む友達が、ひっさしぶりに泳げて嬉しそうでなにより。島で出会った私たちは、一緒にいるとどうしても島を思い出してしまう。島では海だったけど、ここでは川で。地球の裏側に来ても同じような遊び方をしている。自然さまさま、いつも遊ばせてくれてありがとう。

ここは夕日スポットでもあるけれど、明日もあるので今日は街へ戻る。戻る途中の道で写真をパシャリ。沈む!沈む!と急いで撮った写真。

街へ戻ると辺りはもう暗くよく見えないのだけれど、石畳に、可愛い街灯、大きな窓のバロック様式の建物がぼんやり。とっても良い雰囲気。

ホテルは、お庭にハンモックとプールと焚き火つき。お部屋の裏の小さな庭にもハンモック。かわいい。これで朝ごはんついて1泊ひとり1万以内。破格。

夜ごはんは、街中のレストラン街で。左右にレストランが立ち並び、道を挟むようにテーブルと椅子が置かれているその道はとっても賑やかで活気がある。大きなプレートをカップルや家族で囲み、食事を楽しむ様子は見ているだけでハッピーになる。

お店の人のおすすめでピラティアのフィッシュ&チップスと、ピッキーの実が入ったチーズリゾート、牛ステーキにベイクドキャッサバと白ご飯とトマト玉ねぎピーマンのサルサとブラジルのふりかけファロッファがついてくる。ブラジルではメインを頼むとご飯と芋とがセットになっているのがメジャーらしい。

ピラティアは白身の川魚でクセがなくて食べやすい。ピッキーの身はパッションに似たような香りがする黄色い実。ほくっとしたような食感がリゾットの中に隠れている。ファロッファはキャッサバ粉を玉ねぎなどの野菜などと合わせて炒めたものらしいが、このお店では豆と合わさったものだった。塩っけに豆の香りと甘さ…日本のどこかで出会ったことあるようなお味。

南米はやはり肉文化で肉料理が充実。肉は赤みでギュッとしているものが多いが、昔、奴隷文化があった事もあり、雇主が捨てる部位を豆と共に煮込む料理があったりといろんな部位を使った料理がある。

ご飯の上によくのってくる赤いのは、唐辛子の酢漬け?塩漬け?らしい。私の第一印象、チョロギみたい。食べてみるとフニッとして、オリーブの様な香りに少しの酸味。辛さはない。ブラジルのごはんは辛くないので、得意でない私は安心して食べられる。

最後にジェラート屋さんにより、マクラジャ(パッション)とアマレナ(チェリーのシロップ漬け)のアイスを食べて〆。パッションやグアバはブラジルで沢山採れるらしく、ジュースもアイスにも良く見かける。ついつい選んでしまうパッション。アマレナは見た目でチョイス。食べたらアメリカンチェリーのような味。

連日、帰ってきて歯を磨き、やっとのこさシャワーを浴びて寝落ちしている。2日連続で毛布をかけてもらっている。ありがとう。(前日の写真。笑)