カナダに来て1年。驚いたこと。

カナダに来て1年が経とうとしています。まだ1年しか経っていないのか…の気持ちです。1年かけて、英語の環境、言葉のバリアのあるもどかしい環境にいる事に慣れたなと感じています。

まだまだ話せない、聞き取れない、会話に入れてない事も多々あるけれど、まわりのみんなに教えてもらいながら、英語を学ぶための生活から、生活で英語を使う感覚になってきたかなと。英語できない!に捕らわれていた意識がやっと言語に拘らず情報を取る、もっと周りを知る事に使えはじめた感覚。

2月半から、昨年カナダで1番初めに来たCortes island のファームに戻ってきました。ここは常に複数人のWwoofer がいるから、沢山話せて、沢山遊べて、賑やかで楽しい。昨年と比較してコミュニケーションがとれるようになっている事が嬉しい。Your English is much better than before と言ってもらえて少しずつでも変化できている事に安心。

Total 6回のWwoof 経験(リピートも含む)を経て、カナダの大自然と自分で生活をつくること、食の過程(ファームtoテーブル)を体験。想像以上の肉体労働だけれど、充実しています。

カナダに来て驚いたこと2つ。
①この大きな国に日本の1/3の人口な事。岐阜県の大きさの島に人口6000人(喜界島と同じくらい)、喜界島の約2倍の広さの島に人口1000人。そして、北の方は寒いから、70%の人口が南側に集中している。日本で少子高齢化、人口減少なんて言われているけれど、日本の人口密度の高さに驚いた。人口減少より割合が問題なのかしら?
カナダに大きな自然が残されているのは、人の居住区割合が低いからなのかもしれない。バンクーバーなどの市街からも、山々や海が見えて自然が近く感じる。カナダの好きなところ。でも、logging も盛ん。若者たちが森でキャンプをしながらtree planting という季節労働もあるくらいだ。大きな木が立つ森もここはold、ここはsecond と昔々から生きている森と、一度切られ、新しく植えられて育ってきた森と分けられていた。カナダの大きな自然は人の手で育てられている。1度手の入った自然は手をかけないといけないとも。夏のWildfire。近くでは起こらなかったけれど、流れてくる街中を覆うスモークには地球温暖化を体感した。燃え広がるのを防ぐため、今この季節から家のまわりの森の中の枯れ木や枯れ葉の掃除が始まっている。Wwooferとして田舎で自然に囲まれて生活してきたからもあると思うけれど、自然と暮らしている人が多いなという印象。日本との田舎のインフラなどの整いレベルの違いもあるのかもしれない。自分で家を建てたり、水道を自分で直したり、コンポストトイレだったりの話をよく聞いた。日本の便利さを実感。インフラの整備や便利を作ることは、人口が多いからできる事なのかもしれない。

②移民が多く、いろんな国出身の人が住んでいること。学生の頃から海外に興味があって、海外旅行や、多国籍シェアハウスでの共同生活の経験もあるけれど、自分のステレオタイプな感覚に気づいた。バンクーバーに到着した時のアジア系の顔立ちの方が多い事に驚き。北米のカナダは勝手に西洋な顔立ちの方が多いと思っていた。そんな事をホステルの朝ごはん会場で同じ席になった多国籍のみなさんに話したら、貴方何を言っているの???な反応で…ワールドスタンダードとはかけ離れた感覚を持っているのかもしれないとヒヤッとしたのでした。
この1年で出会った人も、生まれ育ちカナダの方の方が少ないかもしれない。それぞれの国のバックグラウンドがあって、文化や言語の壁を体験してきた人が沢山いて、とても助けられました。みんな一緒だから大丈夫、あなただけじゃないから大丈夫と励ましてくれる言葉が素直に受け入れられるようになり、理解できるようになった、この頃です。

昨年、一時帰国をしてカナダに帰ってきて、知っている人がいる、会いに行ける場所がある、帰れる場所がある事に喜びと安心を感じています。やはり帰れる場所があるというのは私にとって大きくて、Wwoof の体験を通してそんな人達に出会えたことに感謝です。そして、やはり私は帰って来られる場所を作りたいと思っています。

もう少し旅は続きますが、旅の過程と、その先どんな場所を作ることができるのか一緒に楽しみにしてもらえたら嬉しいです。

いつもありがとうございます。ふらの

2024/1/27-28 冬のナイアガラの滝観光。

27 朝一、トロントのユニオンステーションバスターミナルからフリックスバスに乗ってカナダ側のナイアガラの滝まで。約2時間のバス旅。

ナイアガラの滝のバス停は滝のすぐ上に着く。バスを降りると目の前にもう滝!イグアスの滝とは違い、街の中の大きな公園に巨大な滝がある感じ。ホテルのビルたちに囲まれているのが不思議な感じ。お天気があまり良くないからか、ただの滝の飛沫が凄いのか、反対側の滝はミストで隠れてしまっているけれど大きな滝の勢い、迫力がすごい。水が落ちていくところを間近で見られる。街の中でも自然の力強さを感じました。

事前に買っていたウィンターパスで周りの施設を回ることにする。小さな温室フラワーガーデンと、昔使われていた水力発電所。発電所の地下のトンネルは歩けるようになっていて、トンネルを抜けると滝壺の高さから滝を見れる。下からの方がさらに大きさを感じる。滝の後から見れるビハインドツアーと言う施設も。エレベーターで滝の裏につながるトンネルへ降り、滝の真横と後ろから見られる。水の勢いがすごい。

滝周りの公園をぶらぶらしていたら、アメリカ川の滝が見えることに気づいた。滝の上にビルが立ち並んで見える。ちょっと引き絵で見れるこっちの滝もいいな。

お土産屋さんでポストカードをゲットして、今日泊まるモーテルへ。Carderic motel は80’sみたいなデザインで可愛かった。ウィンターパスにはバスも含まれているけれど、30分に1本とかで、タイミングを合わせないと歩いた方が早かったので歩いてしまった。

暗くなってナイアガラの滝のライトアップを見にまた滝へ戻る。なんと霧雨と霧で、滝が全く見えない。霧全体がライトアップされていて、辺り一面カラフルに光っている。これはこれできれいだけど滝も見たかったなぁと思いつつ、面白い体験だった。

28 ナイアガラの滝のバス停からまたトロントに戻るので、朝一滝を見るチャンス。今日の方が見える面積が多くて嬉しくなった。バス停でバスを待っていたら、寝台列車が一緒だったご家族が声をかけてくれた。少しお話をしていたら私が戻りたいと思っている島の近くに住んでいる方で、もし来るようだったら連絡ちょうだいとメールアドレスを教えてくれた。うれしい出会い。

トロントにバスで戻り、トロントからUPという列車で空港に向かう。久しぶりの空港、旅行感。旅の終わりって少し寂しくなるね。そして、旅感を感じると私は自分の固定の場所が欲しくなる。Settle down したいのよ…笑

トロントからバンクーバーは飛行機で5時間。時差が3時間あるので、今日は27時間ある1日。バンクーバー時間夜7時に空港に着いて、そのままバンクーバー空港で一夜を明かす。これで3回めのバンクーバー空港泊。今までオブジェの周りの木の椅子で夜を過ごしたいけれど、今回チェックインカウンターの前にあるベンチで寝てみたらこちらの方が寝心地が良いことに気づいた。

2024/1/26 カナダ横断Via train カナディアン号4日目。トロント観光。

26 寝台列車の旅最終日。5時に目が覚めて、布団でゴロゴロ。せっかくなので、列車内シャワー体験をしてみよう。シャワー室は、荷物置き場広いし、お湯になるまで時間はかかるけれど、水圧も困らない。想像以上に快適だった。大きなバスタオル2枚とジャンプー石けんがセットで渡されているのも嬉しい。

今日は昼過ぎにトロント着なので、いつもと違うタイムスケジュール。朝は7-9時コンチネンタルだけの朝ごはん。9:30-13時のブランチタイム。今日はブランチに行こうと思うので、朝はご自由にお取りくださいコーナーのオレンジひとつかじる。朝ごはんへ向かう他の乗客さん達と挨拶をかわす朝。嬉しいね。

ブランチタイムまで、おばちゃま達とお話。昨年行ったヨーロッパの川を下るクルージング旅行が楽しかった話をしてくれた。電波が弱い中、日本とテレビ電話でライブ世界の車窓からも。

列車での最後の食事、ブランチはパスタに。スピナッチクリームが入ったカンネッローニにトマトソースがかかった物。美味しかった。

電車がトロントに到着するまで、展望席や自分の席で小説を読みながらゆったりと過ごす。そんな事していたら、昨日カードゲームで盛り上がったおばちゃまから昨日のカードをもらった。楽しい思い出と共に、旅のお供がひとつ増えたの嬉しいな。

トロント到着。大きな駅に、ビルが立ち並ぶ大都会!トロントは友人が以前ワーホリでいた事があるため、事前に聞いていたおすすめに頼って、おすすめ巡りに全振りする事に決めていた。

まず、到着したユニオンステーションから徒歩で行けるセントジョーンズマーケットへ。中へ入ると想像以上の広さ。肉魚生鮮食品からチーズやワイン加工品食べ物屋さん、お土産屋さんまでひしめく通路は楽しすぎた。

街を歩き地下鉄に乗ってお勧めされたお菓子屋さんへ向かう。バナナプリングがすごいおいしいとのこと。Lansdowne 駅から歩いて5分、Home baking と言う焼き菓子屋さん。バナナプリングが焼き上がるのは4時以降と言うので、歩いていける範囲のベトナム麺屋さんへ行くことに。

歩いて10分ちょっと白の大きな看板に緑の文字がドドンと、pho linh。混ぜ麺のBun thit nuongが友人のおすすめと言うことで、席につきメニューも開かずに友人からのメッセージをそのまま見せて注文。あったかいお茶がポッドで出してもらえるのが嬉しい。大きな器のライスヌードルの上にシャキシャキのもやしとグリーンリーフ、ミント、ピーナツ、焼かれた豚肉がのっている。添えられてきた、人参と大根が漬かったナンプラー入りのちょっと酸味の効いたタレをかけて食べる。豚肉の香ばしさと油と甘酸っぱいタレが美味しい。もやしのシャキシャキと、時々あたるミントの爽やかな香りがたまらない。最初の1口こそリアクションすれど、その後は無言で黙々と食べ進める。手が止まらない美味しさだった。14時過ぎでも続々と人が入ってくる人気がわかる。

4時までまだ時間があるので紹介してくれた友人が以前ワーホリで働いていたカフェに行く。Run&Gun coffee. 可愛らしい見た目のカフェは雑貨や洋服も置いてありおしゃれな内装。ラテを注文。アジア系の女の子が働いていたのでついつい日本人か聞いてしまったけれど韓国の子だった。友人が働いていた話から話が盛り上がり、お菓子を勉強中だと言うその子が作ったメープルナッツフィナンシェとバタークッキーをくれた。ラテもお菓子も美味しくいただきゆったりさせてもらった。楽しい時間でした。

Home bakingに戻りバナナプリングを聞くとできるのは6時過ぎになりそうとの事。でも、どうしても食べたい…ダウンタウンに戻ってホステルのチェックインをしてまた戻ってくることに。ホステルのすぐ横にはもう一つのお勧めのヴィーガンお菓子屋さんBurnny’sが。クランブルがのったケーキをゲットしてホステルにチェックイン。ワーホリで来ている日本人の男の子が対応してくれた。

少し時間を潰して再度出発。6時に行くと今すぐは食べられないけど持って帰るならと売ってくれた。ハーフパイントでカップに詰めてくれ、大事に手に持って帰る。クリームとスポンジとバナナがぎゅっと詰まったカップは見てるだけで幸せになる。なんだこの独特のカリッと食感のあるスポンジは。(レディーフィンガーなのかしら?)パイとスポンジの間のような…。軽いクリームにところどころカリッとするスポンジに隠れているバナナ…とろけるおいしさ。明日まで置いて馴染んだらまた違うおいしさなんだろうな…と半分残して冷蔵庫へ。明日のお楽しみ。

美味しい幸せな1日でした。

2024/1/25カナダ横断Via train カナディアン号3日目。

25 寝台車、毎晩快適に爆睡できている。今日の朝は起きたら電車が止まっていた。ずっと食べすぎなのかお腹が重かったので、朝ごはんはコンチネンタルを選択。コンチネンタルと言っても、オートミールを選んだので温かい。嬉しい。添えられていとミルクとシュガーをかけて食べた。オレンジジュースと一緒に。朝食はまたまた同じお爺ちゃまとで、毎朝一緒に食べられる人がいるのは楽しい。昨日から乗って来たという男性と3人で食べた。

食堂車を出てから、フルーツが食べたくて、勝手に取れる朝食が置いてある展望車の1階でオレンジだけいただく。まわりでパズルやゲームをしているおじさまおばちゃま達が話しかけてくれた。

今ファームを回っていると話すと、そのおじさまおばちゃま方はファームをやっていたと。今は息子の代になっているが、森の中に小屋を建て、野外キッチンをつくり、コンポストトイレをつくり暮らしていると。小屋、庭、食肉用の動物達の写真を見せてくれた。湖畔に暮らすご夫婦は、冬に湖の氷を切り出し小屋いっぱいにストックしておけば8月まで持つのだと、氷を切り出している様子を見せてくれた。

ベッドが斜向かいのそのおばちゃま達は、私の向かいのベッドの女性が島でセルフグリッドのファームをやっている事を教えてくれた。さっそく話しかけに。私が最初に行ったコーテスアイランドの南側にある島で、自分達のファームで食べ物を育てながら、少しパートタイムワークで外に出てお金を稼いでいるそう。

お昼までおばちゃま方がやっていた1000ピースパズルに参加して一緒に作ったり、一時停止駅Sioux Lookoutで歩いて写真を撮ってもらったりした。おばちゃま方の街が北海道の名寄と姉妹都市らしく、何人もの日本人の交換留学生を受け入れ、ファームに教えてもらったパークゴルフのコースがあるよと言っていた。

お昼ごはんは、向かいのファームのお姉さんと、フランス語を話す男性2人と相席。お姉さんはフランス語を話せて、一時フランス語会話になって、何にもわからなかった。オンタリオ州とケベック州はフランス語圏があり、オンタリオの小学校は半分英語、半分フランス語での授業をやる学校があるらしい。お姉さんはそこの卒業だそう。今日のランチは、チキンとワイルドライスのスープに、ツナメルトを頼んだ。付け合わせのピクルスいりのポテトサラダが美味しかった。デザートのブラウニーはずっしりむっちりの上に柔らかチョコレートの層があり、濃厚。今日もミルクアイスと合わせて至福のデザートタイム。

ランチ後は、またパズルに戻る。乗客の数人で入れ替わりみんなで進めている。ランチを共にしたフランス語を話す男性2人も一時参戦。フランス語で話しかけられ、聞き取れる単語とお互いがわかる簡単な英語で会話する。フランス語の単語って、スペイン語とほぼ同じ物もあるのね。知ってる単語があるものだから、スペイン語話してる?って聞いたら、フランス語だった。ルーツがラテン語だから似てるのがあるんだよって。そのままのもあるのかと学び。少ししかかじっていないスペイン語も少し役に立った。

午後はパズルをやりながら、ビンゴ大会とワインテイスティングに参加。ずっと何かしらをしていて時間が過ぎるのがあっというま。1000ピースパズルの想像以上の難しさに苦戦。あと4分の1くらいからなかなか進まない…ひとピースはまるごとに、ガッツポーズに拍手に、ハイタッチ。笑

そんなこんなで夜ご飯。最後の夜ご飯ねと相席したみんなで乾杯。最初の夜一緒だったおじちゃま達と、昨日から乗ったというおばちゃまと。ナイアガラへ行くと言ったら夜のライトアップは見逃さないようにとアドバイスをくれた。ディナーはポーク、コッド、チキン、ベジラザニアからチキンをチョイス。付け合わせはライス。今日のスープはトマトビスク。パンはふわふわの胚芽入りパン。デザートがやっぱりハイライトで、ドルチェデレチェチーズケーキ。キャラメルのかかったキャラメルチーズケーキに、バニラスポンジが巻き込まれている。スポンジクラムと合わせるチーズケーキ、楽しくて美味しい!いつものようにおじちゃまが食べきれないケーキをくれたので、2種類味見できました。笑

夕食後もパズルの続き。通りすがりの他の人達も通るたびに進行状況をみてprogressing! Almost! Good job. などなど声をかけてくれて楽しかった。最後の1ピースだけ、1番長くやっていたおばちゃまの為にはめずに残しておく。ごはんから戻ってきたおばちゃまがはめて、終了!拍手喝采、写真撮影会。この列車で出会っただけだけれど、チームワーク抜群で素敵でした。

夜は昼間お話したファームのおばちゃま方に、カードゲームに誘ってもらってベッド時間までゲームを。Phase10面白かった。3日目は圏外が多かったのもあり、他の乗客のいろんな人と交流できて楽しい1日でした。

2024/1/24 カナダ横断Via train カナディアン号2日目。

24 きのうは21時過ぎに寝たから、目覚めたのは5時頃。ほんのり明るくなってきた外をみると、雪を被った平野が広がる。

ゆっくりゴロゴロして7時半頃に食堂車へ向かう。毎日違うメニューに、どれにしようかな。今日のオムレツはマッシュルーム。昨日の夜のボリュームから、少し控えめにヨーグルト、フルーツ、トーストのコンチネンタルにしようかとも思ったけれど、パンケーキがクランベリーオレンジだったからついついパンケーキに。付けるお肉を選べたから、ソーセージ。大きなパンケーキ3枚と、ソーセージ、フルーツのプレートがやってきた。たっぷりのメープルシロップと。

朝ごはんは昨日も相席したお爺ちゃんと。毎年1回この電車旅をしていて、30回は乗っているのだとか。今は半分くらいだね〜とか、旅行の話とかをしながら楽しい朝食時間を過ごさせてもらった。

1番後ろの展望車で充電をしながら、ゆったりしていると昨日夜ごはんまで一緒にいたお爺ちゃんに見つかって、ランチまでお話し。いろんな事に詳しいお爺ちゃん。今日はそれぞれの言語の違いの話。主にアジア(日本、中国)とラテンベース(英語、フレンチ、スペイン語etc)の違いについて。特に中国語との違い興味深かった。彼の奥様が中国出身だそう。

ランチへ一緒に行くと、昨日のディナーメンバーが揃う席に。ランチはトマトベースのベジスープにグリルされたエビとクスクスサラダのプレート。私が全部写真と動画を撮っている事に気づいて、違うメニューを頼んだお爺ちゃん達が写真を撮らせてくれた。今日のランチのハイライトは、デザートのアップルゴブラーwithミルクアイス。温かいほんのりシナモン香るりんごにカリカリのクランブル、本当はどちらか選ぶはずだったアイスを上にのせてもらう。温かい甘いものに、トロッとクリームやアイスを合わせるのって幸せよねえ…と。今回も食べきれないからと、お裾分けをもらう。このお爺ちゃん達と食事していたら毎回1.5人前になりかねない。笑

みんな食後のお昼寝で解散。私も自分の席に戻り、小説を読む。今日の外は霧がかっている。ごはんの時にお爺ちゃん達が教えてくれた。Ice dog氷霧だと。木々には氷華がついて真っ白。綺麗だ。10分程外に出られる停車があったため、木の近くまで行って氷華をみてきた。沢山の小さな氷の柱が枝を包んでいる。不思議だなあ。温かな車内も快適だけれど、少し外にでてひんやりとクリアな空気の中あるくのも気持ちがいい。

今日は平野に降りて来ているからか、わりかし電波の調子がいいので、携帯で小説を読んで過ごす。日本との時差をみて、テレビ電話でライブ世界の車窓からを。電波が安定しておらず途切れ途切れになってしまったけれど、少しみてもらえてよかった!

電車のビールテイスティングで3種類飲み比べをして、ディナータイム。今日はお魚を選びました。サラダ、きのこのクリームスープ、ハーブ入りのパン、衣付きのSoleにフルーツサルサ、お米とワイルドライスのミックス、にんじんとアスパラガス。今日のハイライトは、キャラメルキャロットケーキチーズケーキ…なめらかな柔らかなチーズケーキにキャロットケーキのクラムがのっていた。クリームチーズアイシング付きのキャロットケーキをアップサイドダウンしたような。甘すぎず、スパイス香る、オイリーさも控えめのふわふわのキャロットケーキが甘いクリーミーなチーズケーキに埋まっているの…夢のよう…美味しかった〜

今日は21時過ぎにWinnipegという大きな街でスタッフの交代と荷物の補充がある。ディナーの時にスタッフからこれが私たちからの最後の食事になりますと、ひとりずつに拍手でありがとうをした。お話好きなお爺ちゃんに捕まっていたから、次のクルーに席離すように伝えようか?と最後まで気にかけてくれた。

Winnipeg では、少し降りて駅周りをお散歩。久しぶりにビル群をみた。都会だ。駅の裏側のミュージアムの建物だけみて帰って来たのでした。電車から降りて来たスタッフとすれ違い様に手を振ったり、Thank youとHave a good trip を交わしたり、長旅での出会いもよいなと思ったのでした。

2024/1/23 カナダ横断Via train カナディアン号1日目。

23 0時頃タクシーで、Kamloops north stationへ。0:17予定の列車は遅延で1:30予定。小さな駅舎の中でひとり待機。小さいけれど暖かくて、トイレもあって快適。

列車到着30分前頃にスタッフがやってきた。預け荷物はあるか確認されて、もう少し待っていてと。駅舎の目の前に列車が入ってくるのが見え、外に出ると荷物スタッフがここで待っていたらいいと、駅舎の目の前で待つ。

列車から降りてきたスタッフに手を上げて呼ばれ、チケットを見せる。そのスタッフが私の寝台まで案内してくれる。15分後にまた話にくるからと言われ、寝台で待つ。

私の寝台は2段の下。上と下は繋がった2段ベットではなく、しっかり分かれている。小さな個室のようなベッド。枕はふかふか、タオルと耳栓、ボディローション、チョコレートが置かれ、ホテルのよう。

列車が発車すると先程のスタッフが戻ってきて、トイレやシャワーの位置、非常時の窓の破り方、寝台の電気や呼び出しボタン、ご飯の説明をしてくれた。食堂車の方向だけ念入りに確認させてもらう。今日は遅いのですぐ寝よう。朝ごはんは逃せないからね!

6:30-9:00の朝ごはん。7時30分に目が覚め、着替えて食堂へ向かう。列車の中は暖かく、ヒートテックにパーカー着ていたら夜暑かった。ヒートテックに薄いワンピースで過ごせる。

何個か車両を抜けると、カラトリーとお皿があたる音がしてきた。食堂車に着き、ひとりだと伝えると、相席に。カムルプスから乗ったことを聞かれ、夜ご飯の時間を17:30と19:00から選び、カードを渡される。昼夜は2部予約制。他の乗客はバンクーバーからのため、既にカードを持っていた。コーヒーをもらい、オレンジジュースと、シェフオムレツを頼む。

相席したのは、バンクーバーからトロント、トロントからニューヨークへ電車で帰るおじいちゃんと、バンクーバー付近での家探し?からトロントへ帰るお兄さん。どこから来た?なにしてるの?と話しかけてくれた。

今日のシェフオムレツはドライトマト、グリーンオニオン、チーズ。ハッシュポテトとフルーツがサイドち付き、トーストかマフィンが選べる。今日はマフィン。電車旅で温かいごはんが食べられるって幸せだな〜

今日はお昼過ぎにJasper の街に着く。一時停車し、少し駅周りをまわるくらいの時間があるそう。それに合わせて、ランチはJasper までのブランチタイムに変更になった。お腹すいてないな〜残念だけれど、スキップかな…

Jasper の街までは、車内探検。食堂車から後方の展望車や、バー車両へ。夏の時期はpremier の人以外は制限があるけれど、冬はいつでもオープン。1番後ろの車両に充電できるアウトレット付きの席があった。1番安い寝台にはアウトレットが無いので、よかった。

展望車に入ると、朝ごはんで相席した2人がいてHiと挨拶。嬉しいな。外を眺めていると、スタッフによるカナダや、この列車、次に到着する街の説明がはじまる。雨模様だった空が晴れてきて、森を抜けると雪を被ったキレイな山々がみえた。他の乗客から話しかけられたり…飽きません。バンクーバーから乗ったみなさんは、もう1回目のディナーを済ませている。ラムや、チキン…話だけでも美味しそうだ。夜が楽しみ。

自分の寝台へ戻ると、ベッドが席に戻されていた。Wi-Fiは大きな駅だけで、森や山の中を抜けるため圏外の場所も多いので、外を眺めるか、写真や動画を撮るか、日記を書くかで、過ごす。ケロウナへ行った時も思ったけれど、カナダの自然、大きくてキレイだ。良い時間。

Jasper到着。一時停車40分の間で街歩き。駅の周りはお土産屋さんと、食べ物屋さんが並んでいる。ロッキー山脈の山々をバックに小さなカントリー調の建物が並んでいるのが可愛い。展望車で話した人と街中で会って、少し立ち話。話せる人が増えるの嬉しいな。この旅路で集めたポストカードで気まぐれ便をやろうかなと、ポストカードゲットしました!お楽しみに。

Jasper の後が1番の見どころらしいと、展望席へ向かい窓側へ座る。スパークリングワインと、パンにチーズやパテをのせた小さなおつまみが配られた。雪を被ったロッキー山脈の山々に、凍った湖、川と、雪の被る木々たち。時々動物もいる。あまりのキレイさに本物なのか…と疑ってしまう。隣に座ったおじちゃんが山や土地に詳しくて、窓の外を説明してくれた。この列車に乗る事がバケットリスト1番だったから、自分の誕生日にやりにきたと言う。プログラマー50年、ひ孫もいる、パイロット資格のあるスーパーじいちゃん。スマホでコンパスみたいなアプリを開き、今の速度、進んでいる方角、標高などをみている。面白い。スナックをお裾分けしてくれたから、持ち合わせていたフリーズドライの味噌汁をあげた。

ディナーは、今日のサラダとスープ、選べるメインにポテトかジャスミンライスがサイド。最初にサーブされたパンにフェンネルシード入りだったの嬉しかったなあ。フェンネル入りの黒パンにここで出会えるなんて!メインは、ビーフ、トラウト、チキン、ベジタリアンから選べて、今日の気分はビーフにポテト。きのこグレイビーソース。柔らかくて、美味しく頂きました。展望席で仲良くなったおじちゃんと電車の中で仲良くなったという友達と食べさせてもらい、食べきれないからとくれるもんだから、お腹パンパン。早い時間にしてよかったな…と席に戻り、ベッドにしてくれているところでゴロンとしたのでした。

帰れる場所。

日本に帰ってきて、福岡のファーマーズマーケットで、喜界島のTOBATOBA COLAさんとSONTAR GARDENさんのお手伝いをさせてもらって(今度紹介の記事にしたいなと思ってます。)、喜界島に来ています。

久しぶりにみると息を呑むように美しいく吸い込まれそうになる海と、濃い青に大きなモクモクの雲が浮かぶ南国の空と、ギラギラ太陽。帰ってきたのだと、空港で少し泣きそうになった。ここに来るとなぜかいつも力が抜けて、安心する。なぜだろう。なんでそんなに好きなの?と聞かれるけれど、この感覚があるからだと思う。そしてこの感覚はこの島での記憶、毎度受け入れてくれる人達のおかげだと思うのです。

帰ってきてから、弟の家にお邪魔して、近くの居酒屋十兵衛で短期でもいいよと言ってもらい働かせてもらっている。着いた次の日から2日間お休みだったので、ゆったりと過ごした。

休み1日目はふらっとULU Coffee へ行ったら、看板犬リルと戯れながら、オーナーの宗さんと店主のななこさん、そこに来る人来る人とお話しして3時間以上居座ってしまった。みんなの憩いの場で、居座ってしまう場所。

休み2日目は朝、海にジャポンとして、休みの弟とシリアスという喫茶店と図書館をまわった。午後にお世話になった農家さん家へ行ったら、ちょうど休憩時間で混ぜてもらい、カナダのファーム話をできた。夜はごはんをクピドとサバニで食べて唐揚げの食べ比べをした。

行った先で、お店の人や偶然居合わせた知り合いの人と手を振り合い、挨拶をしてお話しできる事が嬉しい。

大好きな場所に知った人がいて、おかえりと迎えてくれる。こんな幸せあるだろうか。こんなに大好きなら住めばいいのにねって思う。思うけれど、ずっと前からやりたかったこと、できるようになりたい事をやらないままにはできず。とりあえずやってみて、やりきったと思えるまでは帰りたい気持ちと葛藤しながら踏ん張ることになるんだろうと思う。

高校生の時から目指しはじめた遠回りの海外への道。海外の学校で学びたいを引きずり続けて早10年。昨日弟からなんで海外なの?と聞かれて、んー…となった。コロナで留学がキャンセルになってから、目的が自分でもよくわからなくなっている。英語を自信を持って使えるようになりたい。これだけは確かで、他の国をまわった時にもっといろんな人と沢山話せて、その国を人を食をもっとよく知れるようになりたい。自分に厳しく勉強できない私はやらざるをえない環境に飛び込むのが1番だと思った。昔から海外に憧れがあって、住んだ事がないのに選択肢から無くすのも嫌だった。目標に迷いながら、今できることに飛びついている。

ぜんぜん真っ直ぐ進めなくて、できない事が多すぎて、伝えられない事が多すぎて悔しくて、ヘルプを出して励ましてもらったりしながらも、心折れてこうして帰ってきても、やっぱりまだもう少し踏ん張りたい。踏ん張れない…ってなる事は多々あれど、それで休憩をいれる事は多々あれど、そんなだからゆっくりペースだけれど、それでも諦められないのが私で。ハードワークはできないけれど、私ペースで続けることはできる。それが私にできる頑張り方だと思っている。

あっちこっちに移動しているけれど、ここにいるだけで幸せだと思える、無条件で癒してくれる、そんな帰れる場所があることに助けられている。離島生活、大好きなお菓子屋、キッチン、畑、海外etcその場所にいるという事実だけで心満たされる場所。

心惹かれる場所と興味のある事を合わせて離島の看護師だったり、Wwoof (畑仕事)だったり、海外のパン屋だったりしている。そうして行った先が帰れる場所になっていくのが嬉しい。おかえりと迎えてくれる、ただいまと帰れるのが嬉しい。そして、そんな場所に出会うたび、私もおかえりと迎えられるみんなのお気に入り場所を、帰ってこれる場所をつくりたいと思う。

もう少し私自身が外で踏ん張りたいのできまった場所を作るまで時間がかかりそうですが、どうぞ完成を待っていてもらえると嬉しいです。それまでは、私のお気に入りを、いろんな暮らしのcozyをシェアし続けていけたらと思います。

2023/904-907一時帰国

904-905
飛行機乗って日本へ。朝7時の飛行機。空港で夜を過ごし、寝れなかった私は乗ってすぐ眠りに落ちる。30分後目を覚ますとまだ陸。遅延。次の乗り換え1時間ちょっとなんだよな…と思っていたら、お隣の日本人の女の子が話しかけてくれて、東京まで便が一緒と判明。2人で動くことに。

サンフランシスコまでの2時間、ほぼずっとお話させてもらっていた。話しかけてくれてありがとう。九州に行くのと話したら、鹿児島出身の子で喜界島行くよー!って話をできて嬉しかった。

遅延は20分で、広い空港を2人で早足移動。全然間に合った!よかった!サンフランシスコから羽田、10時間と少しの旅。気まぐれふらの便を久しぶりに。飛行機の中で書きました。

母父が空港まで来てくれて、車で帰宅。1番最初に行きたい!と言っていた近所のお風呂屋さんへ。おふろーーー!湯船ーーー!力が抜ける〜癒される〜夜ごはんもお風呂屋さんで。梅おろしそば。梅不足だったの。沁みる。

実家には、好きなもの用意しておいたよー!と冷蔵庫にいっぱい。豚汁、筑前煮、かぼちゃの煮付け、きゅうりの酢の物、納豆、梅干し、もずく、めかぶ。リクエストしていないのに欲しかったものが揃っている…実家さまさま。ありがとう。

0906
朝から冷蔵庫の好物達を机にならべ、うちの朝ごはんの定番しらす丼と食べる。慣れた味の安心感、美味しさ。このごはんの沁み入る感じ、ごはんに癒される感じ。食のパワー。これが感じられる場所を作りたい。

海外にいって改めて思ったのが日本の食、文化が好きだなあということ。今までの環境って大きいなあ。言語は文化というし言語を学ぶのには海外文化に入るのがいいと思うのだけれど、日本のコンテンツから離れられない…日本を紹介する方向性で言葉を広げていくのがいいのかしら。言葉の学び方も日本にいる間にもう一度ゆっくり模索したい。

そして今日は帰ってきたらやりたかった手続きを。国際免許申請と、手続きしわすれていた年金脱退。

田舎のファームに滞在するWwoof 、免許持っているとできる事が増える。ちょうど切り替え期で、日本の免許も持っていなかった私はみんなに助けられてました。田舎に泊まるところを作るなら、移動の足のサポートもしたいよなあと思うのです。今考えている場所のばあちゃんちは千葉だから、車を持っていない東京の若者とかも動けるような…今までは車使わないとき貸し出してくれたり、自転車貸し出してくれたり。いろんな形また見つけたい。

帰ってきてから明日からの荷詰。夜ごはんは、今日も母の作って置いてくれた好物達。それにホッケの塩焼きが追加…きゃー、焼き魚美味しい。お父さんが買って来てくれたコージーコーナーのケーキをデザートに。季節毎のカラフルなケーキ、子どもの頃ワクワクだったやつ。今の時期は桃とぶどう。実家って感じ。

0907
朝リビングへ行くと机の上に梨とぶどう、昨日お父さんが畑で今年初とってきたという栗。気温は暑いけど、食はもう秋ですね。

朝ごはんにお母さんの炊いてくれた栗おこわ。納豆、もずく、豚汁、かぼちゃ、筑前煮をつまみながら。机の上を眺めているだけで幸せなラインナップ。

今日は実家を出て、イベントのお手伝いさせてもらう九州福岡へ。私の大好きなトバトバコーラと、喜界島のソンターファームさんが出ているファーマーズマーケット。楽しみです。

バンクーバー滞在記③新しい味

バインミーでワクワクした日の次の日。この季節、ファーマーズマーケットがそこら中で開催されているのを思い出して、お散歩がてら行ってみた。

野菜にベリーに加工品でカラフル、晴れ空の下賑わう公園。マーケットとトラックフードに分かれて並んでいた。

マーケットのベーカリーで、見たことのないスペインブレッドを買う。ふわっと柔らかい生地にお砂糖のペーストが入っていて、パンの周りにパン粉がまとわっている。なぜスパニッシュかは不明。パン生地の甘さはなく、中のペーストの甘さにあたると嬉しくなって食べすすめたくなる。ふわっとしているからペロリ。コーヒーに浸しても美味しいよと言っていた。

トラックフードでは、ピタやサラダボールのお店から美味しそうな山盛りフライスティックを持ってくる人がたくさん!これがどれなのか聞いてみるとチックピーフライだと。気になる。みんな持ってて美味しそうだったのと話すと、テイスティングをくれた。外カリッ、中にマッシュされたチックピー。塩とスパイスで味付けされた上から、パイナップルベースのタレとスイートチリ。美味しい。辛いの苦手なので、パイナップルタレだけにしてもらう。けれど、タレなしが1番好きかも。カリカリの食感と塩っけが美味しい。これ豆なの嬉しいね、タンパク質。冷めたら厚揚げを思い出す食感と風味だった。そういえば、あれ大豆あげたやつだった仲間だわと思ったのでした。

いろいろ食べたいけれど、知らない味を試したくなって初の物だけ買った今回のファーマーズマーケット。スーパーではどうしてもお財布の紐が固くなるけれど、ファーマーズマーケットに来たら買ってしまう。作っている人が見えるとか、そこで作っているとか、新しい味とか体験って言うのが私にとって大きな価値観なんだなと思ったのでした。

帰り道、道を変えて歩いていたら素敵なフランス系パン屋さんとアイスクリーム屋さんを発見。今回は食べた帰りだったので覗いただけだけど、今度絶対に行こうと思うお店を発見してハッピーになったのでした。

新しい味との出会いは私の世界を広げてくれる。他の事で頭いっぱいになっても、思いださせてくれる。今その時の美味しい時間と、ワクワクに集中できる。素直に楽しめる。そんな時間にありがとう。

よーーーーし、次の場所まで、仕事決まるまで、英語頑張ろうと思います。いろいろがいろいろで自分でも時々目的を忘れるのですが…今回のカナダは英語が目的。1番力を入れたいところ。ひとりになるとどうしても日本語の時間が増えてしまう…長い道のりです。やる事絶やさず成長したい。

バンクーバー滞在記②2日目のバインミー

いろんな手続きのドキドキと、少しのお金の心配とで、食べたいものがない…スーパーで買ったバナナと持ってきたもので過ごしていたけれど

携帯契約の帰り、ふらりと途中下車。Google mapで気になった。バインミーのお店に寄ってみる。数人のお客さんが途切れなく出入りする活気のあるそのお店。レモングラスポークのバインミーを頼む。

30cmはあるのでは?という長いバゲットに、中華ハム、レモングラスポーク、にんじんラペ、きゅうり、パクチー、ハラペーニョ。辛いの得意じゃなくて、辛さで味が感じられなくなるからハラペーニョは抜いた。

パリパリのバゲットにかじりつく。パリッとしたクラストに、歯切れのよい軽い生地。中華ハムの香りが広がる。フレッシュ野菜のシャキシャキ、パンのパリッと食感が楽しい。

けれど私は発見した。2日目のバインミーが美味しい事を。大きいからと半分、次の日に残しておいたバインミー。次の日の朝に食べたら、パリパリシャキシャキの食感はないけれど、強かった中華ハムの香りは控えめになり、野菜とお肉全体がしっとりとして、香りが、味が、馴染んだのか…一体感。パンの存在感もパリパリがなくなり(でもベシャっとなっているわけではない。)、調和して美味しい。いろんな味が、食感が楽しめた昨日。今日はひとつの物として楽しめる。美味しかった、好きだ。

全体が馴染んで完成された味。美味しい。サンドイッチの具、混ぜて1晩置いてから挟んでみようかな。パンに挟んで少し置いてみようかな。そんなワクワクに出会えた日。

次の日、前を通ったら沢山の人が待っている姿が!人気店だったみたいです。それは美味しいや。