26 寝台列車の旅最終日。5時に目が覚めて、布団でゴロゴロ。せっかくなので、列車内シャワー体験をしてみよう。シャワー室は、荷物置き場広いし、お湯になるまで時間はかかるけれど、水圧も困らない。想像以上に快適だった。大きなバスタオル2枚とジャンプー石けんがセットで渡されているのも嬉しい。
今日は昼過ぎにトロント着なので、いつもと違うタイムスケジュール。朝は7-9時コンチネンタルだけの朝ごはん。9:30-13時のブランチタイム。今日はブランチに行こうと思うので、朝はご自由にお取りくださいコーナーのオレンジひとつかじる。朝ごはんへ向かう他の乗客さん達と挨拶をかわす朝。嬉しいね。
ブランチタイムまで、おばちゃま達とお話。昨年行ったヨーロッパの川を下るクルージング旅行が楽しかった話をしてくれた。電波が弱い中、日本とテレビ電話でライブ世界の車窓からも。
列車での最後の食事、ブランチはパスタに。スピナッチクリームが入ったカンネッローニにトマトソースがかかった物。美味しかった。
電車がトロントに到着するまで、展望席や自分の席で小説を読みながらゆったりと過ごす。そんな事していたら、昨日カードゲームで盛り上がったおばちゃまから昨日のカードをもらった。楽しい思い出と共に、旅のお供がひとつ増えたの嬉しいな。
トロント到着。大きな駅に、ビルが立ち並ぶ大都会!トロントは友人が以前ワーホリでいた事があるため、事前に聞いていたおすすめに頼って、おすすめ巡りに全振りする事に決めていた。
まず、到着したユニオンステーションから徒歩で行けるセントジョーンズマーケットへ。中へ入ると想像以上の広さ。肉魚生鮮食品からチーズやワイン加工品食べ物屋さん、お土産屋さんまでひしめく通路は楽しすぎた。
街を歩き地下鉄に乗ってお勧めされたお菓子屋さんへ向かう。バナナプリングがすごいおいしいとのこと。Lansdowne 駅から歩いて5分、Home baking と言う焼き菓子屋さん。バナナプリングが焼き上がるのは4時以降と言うので、歩いていける範囲のベトナム麺屋さんへ行くことに。
歩いて10分ちょっと白の大きな看板に緑の文字がドドンと、pho linh。混ぜ麺のBun thit nuongが友人のおすすめと言うことで、席につきメニューも開かずに友人からのメッセージをそのまま見せて注文。あったかいお茶がポッドで出してもらえるのが嬉しい。大きな器のライスヌードルの上にシャキシャキのもやしとグリーンリーフ、ミント、ピーナツ、焼かれた豚肉がのっている。添えられてきた、人参と大根が漬かったナンプラー入りのちょっと酸味の効いたタレをかけて食べる。豚肉の香ばしさと油と甘酸っぱいタレが美味しい。もやしのシャキシャキと、時々あたるミントの爽やかな香りがたまらない。最初の1口こそリアクションすれど、その後は無言で黙々と食べ進める。手が止まらない美味しさだった。14時過ぎでも続々と人が入ってくる人気がわかる。
4時までまだ時間があるので紹介してくれた友人が以前ワーホリで働いていたカフェに行く。Run&Gun coffee. 可愛らしい見た目のカフェは雑貨や洋服も置いてありおしゃれな内装。ラテを注文。アジア系の女の子が働いていたのでついつい日本人か聞いてしまったけれど韓国の子だった。友人が働いていた話から話が盛り上がり、お菓子を勉強中だと言うその子が作ったメープルナッツフィナンシェとバタークッキーをくれた。ラテもお菓子も美味しくいただきゆったりさせてもらった。楽しい時間でした。
Home bakingに戻りバナナプリングを聞くとできるのは6時過ぎになりそうとの事。でも、どうしても食べたい…ダウンタウンに戻ってホステルのチェックインをしてまた戻ってくることに。ホステルのすぐ横にはもう一つのお勧めのヴィーガンお菓子屋さんBurnny’sが。クランブルがのったケーキをゲットしてホステルにチェックイン。ワーホリで来ている日本人の男の子が対応してくれた。
少し時間を潰して再度出発。6時に行くと今すぐは食べられないけど持って帰るならと売ってくれた。ハーフパイントでカップに詰めてくれ、大事に手に持って帰る。クリームとスポンジとバナナがぎゅっと詰まったカップは見てるだけで幸せになる。なんだこの独特のカリッと食感のあるスポンジは。(レディーフィンガーなのかしら?)パイとスポンジの間のような…。軽いクリームにところどころカリッとするスポンジに隠れているバナナ…とろけるおいしさ。明日まで置いて馴染んだらまた違うおいしさなんだろうな…と半分残して冷蔵庫へ。明日のお楽しみ。
美味しい幸せな1日でした。