ブラジリアで朝一、ドリアンパンの学校の卒業式オンライン。卒業式と思っていたそれは、2年生への進級、始業式となった。校長の思いつき。学びを意識せざるおえない環境に身を置いたままに出来ることがありがたい。日本を飛び出し、沢山の行動をしていかねばならない時だけれど、学ぶ事も忘れないように。1期生のみんなは工房を立てたり、パンをいろんな人に食べてもらったり、着々とパン屋に向けて進んでいる。そのみんなの活動を、まだクラスメイトとして見られるのも楽しみだ。みんなの活動に励まされながら、私もわたしの行動を。自分のやりたいと興味の点を埋める。そして少しずつ線を繋げていこう。きっと私の形になっていく。
午後から今ブラジルに住んでいる友達の知り合いご家族と合流。大きなバンに乗り込み、2時間半ほど車に揺られると着くのがピレノポリスという街。金と石の採掘で栄えた街らしい。
車の中でお昼ごはんにパステウとポンデケージョを頂き、人狼をしながら向かう。
ブラジリア標高1000m程、ピレノポリスは標高800m弱。街の周りは山で大自然に囲まれている。ハイキングや滝、川での水遊びができる。1日目は2番目に大きな滝がある場所へ。観光地であり、自然保護される公園になっているが、そこまでの道のりはなかなかのでこぼこ。身体が車の椅子から飛び上がるのをシートベルトに押さえてもらいながら進んでいく。
公園に着くとそこは木の小屋と机や椅子、ハンモックがならぶ。ディズニーランドのスプラッシュマウンテンの周りのような雰囲気。
そこから森中ハイキング開始。でこぼこ石の階段を降りていくと水の音が聞こえてくる。木々の間から滝がみえる。ブラジルは乾季から雨季への移行期だが今日はいいお天気。真夏日ではないが暑い。よっしゃー泳ぐぞー!の気持ち。
この公園には滝上と滝下の滝壺と2ヶ所の遊び場所。滝壺を泳ぎ、滝に打たれ、滝の裏から眺める。滝上にはドクターフィッシュがいて、足の角質を食べによってくる。こそばゆい。
めいっぱい泳いで遊んで、写真を撮って、大自然を満喫。そこはまさに自然のレジャープールのよう。真夏の土日には500人来るそうな。
海なし国パラグアイに今住む友達が、ひっさしぶりに泳げて嬉しそうでなにより。島で出会った私たちは、一緒にいるとどうしても島を思い出してしまう。島では海だったけど、ここでは川で。地球の裏側に来ても同じような遊び方をしている。自然さまさま、いつも遊ばせてくれてありがとう。
ここは夕日スポットでもあるけれど、明日もあるので今日は街へ戻る。戻る途中の道で写真をパシャリ。沈む!沈む!と急いで撮った写真。
街へ戻ると辺りはもう暗くよく見えないのだけれど、石畳に、可愛い街灯、大きな窓のバロック様式の建物がぼんやり。とっても良い雰囲気。
ホテルは、お庭にハンモックとプールと焚き火つき。お部屋の裏の小さな庭にもハンモック。かわいい。これで朝ごはんついて1泊ひとり1万以内。破格。
夜ごはんは、街中のレストラン街で。左右にレストランが立ち並び、道を挟むようにテーブルと椅子が置かれているその道はとっても賑やかで活気がある。大きなプレートをカップルや家族で囲み、食事を楽しむ様子は見ているだけでハッピーになる。
お店の人のおすすめでピラティアのフィッシュ&チップスと、ピッキーの実が入ったチーズリゾート、牛ステーキにベイクドキャッサバと白ご飯とトマト玉ねぎピーマンのサルサとブラジルのふりかけファロッファがついてくる。ブラジルではメインを頼むとご飯と芋とがセットになっているのがメジャーらしい。
ピラティアは白身の川魚でクセがなくて食べやすい。ピッキーの身はパッションに似たような香りがする黄色い実。ほくっとしたような食感がリゾットの中に隠れている。ファロッファはキャッサバ粉を玉ねぎなどの野菜などと合わせて炒めたものらしいが、このお店では豆と合わさったものだった。塩っけに豆の香りと甘さ…日本のどこかで出会ったことあるようなお味。
南米はやはり肉文化で肉料理が充実。肉は赤みでギュッとしているものが多いが、昔、奴隷文化があった事もあり、雇主が捨てる部位を豆と共に煮込む料理があったりといろんな部位を使った料理がある。
ご飯の上によくのってくる赤いのは、唐辛子の酢漬け?塩漬け?らしい。私の第一印象、チョロギみたい。食べてみるとフニッとして、オリーブの様な香りに少しの酸味。辛さはない。ブラジルのごはんは辛くないので、得意でない私は安心して食べられる。
最後にジェラート屋さんにより、マクラジャ(パッション)とアマレナ(チェリーのシロップ漬け)のアイスを食べて〆。パッションやグアバはブラジルで沢山採れるらしく、ジュースもアイスにも良く見かける。ついつい選んでしまうパッション。アマレナは見た目でチョイス。食べたらアメリカンチェリーのような味。
連日、帰ってきて歯を磨き、やっとのこさシャワーを浴びて寝落ちしている。2日連続で毛布をかけてもらっている。ありがとう。(前日の写真。笑)