2024/08/03 Thank you friends family and go to Berlin

朝起きてリビングに行くと、ソファーで寝転がるジェニーン。だるそうだ笑。4時頃までパーティーにいたそう。彼女いわく、自分たちがホストする時はひどく酔わないのに、参加者としていくと酔うのだとか。朝ごはんを庭で食べて午後までゆっくりゆっくりさせてもらう。ジェニーンは庭のプールで目覚まししていた。

おばあちゃんがレシピ本とレシピメモを持ってやってきて、さあ!どのレシピが欲しい?と写させてくれた。かわいい鍋敷とドイツのベイキングパウダーもくれ、(これから行く島で美味しいごはんシーフード食べなさいとお金もくれた…)。日本へ帰ったら何か送ることを約束。めちゃくちゃ祖父母っ子で、祖父母の生活が理想の生活な私は、久しぶりにおばあちゃんという存在と過ごせたことが嬉しかった。沢山話して、沢山教えてもらった。ありがとう。

お昼ごはんお母さんのズッキーニスープをみんなで食べた。ピリ辛なスープにカリカリのクルトン。

15時30分の電車に乗るべく、ジェニーンが車で駅まで送ってくれる。みんなで写真を撮ってお別れをいう。

とっても温かかった、素敵な家族。家族の決まりになっているという、道沿いの丘の上からみんなで手を振って見送りしてくれた。最後までかわいい家族だった。

ジェニーンとは駅の前でお別れ。毎日の予定を考えてくれていて、毎日あっちこっちへ連れ回ってもらい、あっという間に過ぎたジェニーンとの5日間。楽しかった。充実していた。ありがとう。

今日はベルリンまで電車移動。夕方着なので、外には出ずにそのままホステルにこもる。ベッドの下の女の子がすごくフレンドリーで、この部屋みんな仲良しらしい。良い雰囲気。

2024/08/02 ベイク小屋、Gehacktes、日本ごはん、Kerwe

今日はこの村のBakenhause見学。

これも村ごとに1つずつある。ドイツの村にはビールのBrauhausとパンを焼くBakehausが1つずつある。パンとビール、ドイツの生活に欠かせないものなのだろう。

Bakehausに入ったら2杯のビールを飲む説明書きの張り紙もあった程。昔は村のパンをみんなで焼いていたけれど、今は毎年1回、村のみんなでKuchenを焼くbaking dayがあると言う。直径75cmの大きな鉄板に広げたケーキを160個以上焼いて、みんなで食べる。

村に1人いるBakehausを仕切るbake masterさんが鍵を開けてくれて、窯や道具の説明をしてくれた。冗談好きなおじちゃんでジェニーンが笑いながらかいつまんで通訳してくれた。

窯のパンを焼く部屋で4日間火を焚く。1,2日目のはじめのうちは甘いkuchenを焼き、後半500度まで上がったらセイボリーを焼くそう。中が2重になっているので、最終日500度まで上げた次の日の朝まで200度以上を保てていると。

隣の村の教会も案内してくれた。鐘の塔まで登らせてもらった。

石の階段を上がると鳩の棲家になりつつある村が見渡せる塔の中。村の13歳は教会の役割を学ぶための勉強会に参加する事が決まっているらしい。村の発展や、生活に深く関わっているのだろう。

教会を出たら、隣町までのハイキング。村のサッカー場を抜け、森の中を歩く。

この道は昔、郵便馬車が使っていた道。森を抜ける直前に昔おじいちゃんが養蜂をやっていた小屋がある。今は貸出中だそうで今も蜂が出入していた。森出ると広がる、小麦畑。この辺りは小麦、大麦、ライ麦の大きな畑が沢山ある。

ジェニーンとは旅の話とか、これからどうしようかなとか、今までどう育ってきたかとか、いろいろ話せて楽しかった。

帰宅後に食べたお昼はGehacktesと呼ばれる、生の合い挽き肉をバターを塗ったブレッドロールにのせて、塩胡椒をしたもの。

脂身のないネギトロのように感じた。冷たい塊がパンの上に乗っているのが不思議に感じた。ジェニーンは大好きだそう。

午後はおばあちゃんの畑のインゲン収穫をお手伝い。畑仕事嬉しい。

収穫した後は細かく切って保存する。一部を夜ごはん用にもらった。

今日の夜ごはんは私のありがとう夜ごはん。ここにあるもので簡単にできそうな日本ごはん、山形ダシ風とインゲンのニンニク炒め。

この日はおばあちゃんもおじいちゃんも一緒に夜ごはん。最後までこれ試してみて!を用意してくれた。ライ麦パンと卵のお酒Eierlikörをwaffelbecher(コーンのカップ)に入れたもの。

おばあちゃんのお気に入りらしい。ごはん後ゆっくりしていたら、ご近所の方が配っていた、この村で結婚式などの招待状とともに渡す手作りのクッキー詰め合わせを見せてくれた。見るだけね!と言っていたけど、1,2個とってもわからないわよと1番伝統的なメレンゲのクッキーをくれた。

今日の夜はジェニーンのお母さんとジェニーンの友達とKerweというドイツの村の1年の繁栄や幸せを祝う伝統的なお祭りに参加する。村ごとに日程が決まっており、毎年同じ8月-9月どこかの1週間で開催される。今日は車で30分程離れたところ。

村の若者たちが準備、ホストし、伝統的な衣装で伝統の踊りを踊る。木を森から一本切ってきて、村独自のデコレーションをして、村の広場に立てるところから準備が始まるそう。

ジェニーンのKerweメンバーに混ぜてもらう。

生バンドの演奏で、ダンスやビールを楽しんでいる。小さな瓶のショットがコモンみたいで、一本だけみんなと。1番飲みやすいというチェリーでみんなとProst!

伝統ダンスの時間になるとステージ前のダンスフロアを観客みんなで囲む。観客は腕を組み、歌を一緒に歌い、横揺れしながらみる。掛け声を挟みながらだんだんと盛り上がっていき、1番の目玉はペアで回りながらダンスフロアを周る、高速になっていくダンス。友達はまだまだ遅いと言っていたけれど…十分目が回りそう。

伝統衣装とペアダンス、とっても可愛くて動画を沢山撮ってしまった。とっても貴重な体験をさせてもらった、良い夜。お祭りの活気は元気がでるなあ。ジェニーンと友達達はそのまま残り、私はお母さんと帰ってきて、ふとんにダイブした。

2024/08/01 セイボリーBlechkuchen、ドライブ、ビール小屋

今日はBackhausでBlechkuchenと一緒に焼くセイボリーな方を教えてもらった。生地は仕込んで置いてくれた。pizzataigだそう。上にのせるペースト作りから参加。パセリたっぷりのパセリをSauershaneに混ぜる。生地を機能と同様伸ばし、混ぜたものを塗る。

脂部分だけのベーコンを細かく刻んで乗せる。一部だけ妹ちゃんようにトマトソースで作る。焼いたら、これを朝ごはんに。クリスピーピザのよう。

そのあとジェニーンとドライブへ。隣街でマーケットをやっていると行ってみた。洋服やバックなどのお店が街の中央広場に並んでいた。その脇にあったアイスクリーム屋さんで、ジェニーンのお母さんが大好きだというスパゲッティアイスクリームを食べる。

ポテトマッシャーで絞り出した線状のバニラアイスに、トマトソースを表したストロベリーソースと、チーズを表した削りホワイトチョコがのっている。小にしたけどボリュームある。フワッとしていて美味しい。

近くの村にあるお城見学へ。お城にある周辺のお城たちのミュージアム。

それぞれの村にひとつずつあったみたいだ。騎士の文化、食事の移り変わりなどなど面白かった。日本のそろばんと同じような仕組みの石もあり、人間の最初はどこも似たような形から発展していったんだなと思う。

友達のお気に入りの村巡りへ。

地元の村よりもこっちの村の行事とかに多く参加していて、彼女が参加するKerwe(伝統的な村行事)はこの村だそう。中世の雰囲気が残っていて映画撮影でも使われたりするそう。大人も子供もみんな知っていて楽しいと話す彼女の話から、喜界島の生活を思い出した。

この村の友達にお願いしてくれてBrauhausという、村のビールを作る小屋の見学をさせてもらった。窯

に火を入れ湯を沸かし、下の桶でポップと混ぜる。また上に組み上げ温めて、混ぜてを繰り返して、最後にモルトをいれて、木の樽へ移す。熱がとれたらイーストを入れて発酵させる。今も年に一度、その年の分だけ村のみんなでビールを作る日がある。(普段飲みではなく、お祝いとか特別な日用の村ビール)昔からの物を村の若者が引き継いでいっていて良いなと思った。

東ドイツと西ドイツの境目だったところ。境を作るために無くなった村もあった。

その村の場所は今は広場になっている。Brauhausの鍵を開けてくれた彼の家族はここに住んでいたそう。

東西を隔てる壁(こっちのほうはフェンス)に近いので、”ここから西!また東ー!”って言いながらドライブしていた。

もう壁はないけれど、それぞれの文化があり、今もまだ西の方が経済が強くて給料が高いそう。歴史上の出来事って遠くに感じてしまうけど、壁が崩壊したのが、1989年。まだ35年しか経っていないものね。

今日は夜ごはんの後に、昨日のピンポンメンバーで陣地とりボードゲームとUNO。海外の?(うちがテレビ派だっただけかな?)家族時間ってみんなでゲームが多い気がする。

2024/07/31 Day2 in Jenine home village 

今日はおばあちゃんが計画してくれていたKuchenづくりを朝から。発酵生地だから朝仕込まないと出かけるまでに間に合わないのだ。

教えてもらうのは、Blech kuchen。東ドイツのケーキで、村のbaking dayにみんなで大きな鉄板(75センチ直径)、石窯で沢山焼くケーキ。Hefe teig(イーストの生地)にドイツのチーズQuarkとフルーツを乗せて焼き上げるもの。この日はシロップ漬けのplumとGooseberryを乗せる。昔はSauerteigだったけれど、今はHefeが主流だそう。(HefeはBrotには使わないの?と聞いたら、即答Neinだったので、パンはsauerteigなのだと思う。)

イーストの包装かわいいの。

まず生地。たまご、バター、砂糖、小麦粉、ぬるま湯、イースト。ぬるま湯にイーストを混ぜ、小麦粉と砂糖を混ぜたボールの真ん中へ。真ん中だけ混ぜて、イーストとぬるま湯、一部の小麦粉でペースト状にする。バター、たまごを入れて捏ねる。そして発酵。ひとまわり大きくなるまで。

その間に朝ごはん。Brötchen(テーブルロールみたいな小さなパン)。横割りしてButterを塗って、käseやwurstを挟んで食べる。

クリーム作り。2種類、フルーツの下と、フルーツの上。下のクリームは、Quark主体のもったり。バニラカスタードプリンの粉もいれてもったりさをプラス。上のクリームは、saure sahne 主体の緩いクリーム。どちらにもお砂糖、卵、レモンを入れる。

生地を広げる。鉄板にオイルをひき、生地を乗せ広げていく。手である程度広げたら、コロコロ登場。全体的に均等に広がったら、外周に壁をつくる。

もったりクリームを敷き詰めて、フルーツを均等に綺麗にならべて、サラッとクリームを上に広げる。最後にシナモンをかけて焼く。

焼いている間に出かける準備をして、出かける直前にオーブンからでた熱々を食べた。Quarkのケーキはチーズがフワフワシュワシュワで軽くて、フルーツとレモンの酸味もあって、サラッと食べられてしまう。

今日はカヌー川下り。妹ちゃんを友人宅へ迎えに行って、ケバブ屋さんでお昼ごはんを食べて、川沿いへ。

私たちが借りたところは道具と地図を渡されて、左側漕いでね、行ってらっしゃい〜で、私たち漕げるかしら?と心配になった。石に乗り上げたり、流れの早いところで傾いたりしながら、3人で漕ぎ進める。日に照らされ、ライフジャケット着てると暑い。途中のストップポイントでカヌーを停めて、川に飛び込んだのが気持ちよかった。

帰り道スーパーマーケットで私の夜ごはん担当の時に必要な材料とpretzelとHariboを購入。スーパーのHariboの種類とんでもなく多い。友達のfavoriteを買ってみる。ハリボにもveganあるんだね。薄いグミにハイチュウみたいなのが巻かれている。フルーツポンチのような味。

夜ご飯に食べたPretzel mit salzは大きな塩がゴロゴロついて塩っぱかったので塩を取りながら食べた。

食後にApiceイタリアのオレンジのお酒を作ってくれた。お庭で飲んでいたら、table tennis 大会がはじまった。打ったら台の反対側に行く、4人で卓球台の周りをグルグル走り回るルール。みんな全力で駆け回っていた。

2024/07/30 Day1 in Janine’s home village 

朝ごはんのヨーグルトように庭でベリーを摘む。畑が久しぶりで嬉しい。海外の北側はベリーが豊富だ。

外のテーブルで朝ごはんを食べていたら、おばあちゃんが来た。保管庫みる?買い物行く?今日はお昼ごはん作ろうね。といろんなプランを考えてくれているみたいだ。ジェニーンが事前に伝えてくれていたのだろう。そして、英語で話してくれる。ありがとう。

朝ごはん後、お隣のおばあちゃん宅に伺うと、外にある地下保管庫に連れて行ってくれた。

地面下に洞窟のようにある空間は、夏でもひんやり。中ではじゃがいもなどの根菜、漬物などの保存食、瓶の飲み物が保管されていた。Salzgurkenというきゅうりの漬け物をもらった。梅干しのような、糠床のような瓶で液体に漬けられたきゅうり。なんだか“おばあちゃんの。“という感じがしていい。嬉しい。

おじいちゃんが鳩小屋、蜂小屋も見せてくれた。

そのあと、ジェニーンは予定があるため、その間おばあちゃんと妹ちゃんとお買い物へ。村にある小さなショップ。日本だと商店という規模。新しいそうで、店内はピカピカ。冷凍庫、お肉売り用の冷蔵庫、ケーキ用の小さなショーケースも揃っている。

見慣れないお肉コーナーのラインナップにキョロキョロしていたら、試してみなさい!とピスタチオやブロッコリーがハムの中に埋め込まれているWurstを数種類と、私がパン焼きだと知っているおばあちゃんはパンも食べてみて!と買ってくれた。

お買い物に行ったあと、妹ちゃんとお昼ごはんのお手伝い。塩もみしたきゅうりにみじん切り玉ねぎ、ディルを合わせてQuarkとSaure Sahneを纏わせるサラダは定番らしい。

じゃがいもを茹でてくれている間に妹ちゃんと、庭で話しながら過ごす。普段英語は授業と友達と遊びで話すだけだと言うけれどペラペラ。TikTokで学んでるよ!と。すごいな。

お昼ごはん直前にBratwurstを焼く。このあたりの地域発祥で全国区で有名なソーセージだそう。ポテト、きゅうりのサラダ、ソーセージ。とっても代表的なドイツのごはんだよと教えてくれた。

午後はJanineとおばあちゃんとrennsteigにハイキングへ。山の頂上を繋いだ道だそう。スキージャンプの有名なところだったらしく、”かさい知ってる?”とおばあちゃん。レジェンドの話で盛り上がる。

この日は山の中のお店はことごとく閉まっていて、帰り道にカフェに寄り、ドイツのアイスコーヒーを。ドイツのEiskaffeeはバニラアイスとクリームたっぷり。普通の冷たいコーヒーが欲しいならKalter Kaffeeとオーダーする必要がある。

一緒に頼んだケーキは大きい。私はノーマルKäsekuchen, Janineはwith berry, おばあちゃんは大好きだと言う卵のお酒Eierlikörを使ったバナナとベリーのケーキ。ただ焼いたケーキはKuchen. おばあちゃんが頼んだような組み立てたケーキはTorteと教えてくれた。

夜ごはんは、ケーキでお腹いっぱいだったからゆっくり軽めに、昼に買ってもらったパンとwurstたち。ドイツのご家庭にはパンスライサーがあって、友達の家とおばあちゃん家はお隣なのだけれど、一家に一台。大きなパンをスライスしてくれた。昔は手動のハンドル式だったそうだけど、今は電動。ちなみに毎日パンを食べるから夜ご飯の事をabendbrot(evening bread)と呼ぶらしい。さすが、パン大国。

2024/07/29 Tübingen to Bamberg 

月曜日インターンへ行くナオミを送り出し、私はゆっくりさせてもらう。次はどこで会えるかな。クジラと海が大好きなナオミには喜界島をおすすめしたけれど、来てくれたら嬉しいな。

電車で北上してドイツ中部にあるBambergを目指す。乗り換えの駅シュトゥットガルトへ向かう電車に乗ったはずが、なぜかスキップされてぜんぜん電車が停まらない。3個ほど過ぎた駅で停まり、飛び降りる。他にもそんな人がいたので、私のドイツ語力のせいでは無いと思う。シュトゥットガルトへ戻り、乗る予定だった電車を逃したので待ちの時間。

午後3時到着予定が午後5時到着予定に。これ以上延びないでねー!到着先に迎えに来てくれる友達と連絡を取り合え、”ドイツの電車はそうゆう事よくあるんだよ”って言ってもらえる事で焦らず対処できている。ドイツの電車、旅人にはなかなかハード。

午後5時にBamberg到着。駅の前に車を停めて待ってくれていたジェニーンと合流!2時間遅れならいい方だね!と。笑 ジェニーンともカナダのファームで一緒にWwoofしていた。メキシコにも滞在していた彼女は1週間前に帰国したそう。

Bambergに住むジェニーンの友人宅の駐車場を借りて、街歩きへ。

どこの街も役所の建物は昔の建物で豪華。私が伝統的なものやローカルなものがみたい!とリクエストしていたので、一年中売っているクリスマス飾り、ビールマグ、仕掛け時計を紹介してくれた。

ドイツのローカルなごはんが食べたい!これも叶えてくれた。

Schlenkerla(Smokey beer 飲み物だけど肉か何か食べた気分になるスモーキーな香りのビール)。Klösse(potato dumpling いももちのもっとモチモチ版)。Schäufele(骨つきのpork shoulder)。Sauerbraten(beef with sour source)。Sauerkraut(fermented cabbage ザワークラウト)。Rot Kraut(red cabbage こちらは酸っぱくない)。全部大皿ドーン!でお腹いっぱいになる。

そんな重たいお腹のまま街歩き。教会や、図書館やローズガーデンはもう閉まってしまっていたけれど、建物をみるだけでも楽しい。川沿いに並ぶ住宅がこの街の特徴だそう。川沿いには昔屠殺場所だったという小屋もあった。

ここから車でジェニーンの村に向かう。高速道路を通ると120キロ制限の標識。見たことない。ドイツの高速は速度制限がないのだそう…世界的に有名な大きな車の会社(ベンツ、ワーゲンetc)が多く、政治界にも影響が大きいそうで、規制をかけるのは難しいそう。

高速を降りると、畑の間を抜ける村と村を繋ぐ道を走る。夕日が沈む時間。丘の上の小麦畑がオレンジ色に照らされるのがあまりにも綺麗で車を停めて撮影タイム。

今日は夜に着いたので、家族とあいさつをしておやすみなさい。明るく元気な雰囲気のファミリー。ウェルカムしてくれてありがとう。私はジェニーンのお部屋を借りる。そんなジェニーンは帰国後から庭にテントを張って寝ているらしい。好きだわ。久しぶりのカントリーサイドな生活に、ワイルドなチョイス…嬉しいな。この村での少しの滞在、楽しみ。

2024/07/28 Tübigen 観光

今日は朝にスローフードフェスティバル日本代表団の第1回ミーティング。ナオミの部屋を借りて、この間はナオミは彼の家へ行ってくれている。ありがとう。今回はスローフード協会、スローフードフェスティバルとはのイントロダクションと一部メンバーとの交流タイム。ドキドキしたけれど、参加する方々がどんな人たちか知れて、実際にお話できて楽しかった。楽しみだ…!

ミーティング終わりの時間に合わせて帰って来てくれたナオミと街に繰り出す。自転車を借りてTübingenの街の中心までいき、歩いて街巡り。

川が街の真ん中を通るこの街は、カヌーや船が盛ん。深くないので、長い棒で川底を押しながら進むという船が特徴的。橋の近くのピザ屋さんは川面の高さの窓を持っていて、そこからピザを買うことができるそうで、船でピザを食べている人も。

いろんな色の建物、街中のお花たち、いいお天気の青空に、街を囲む森のグリーンでとってもカラフルな街。大きな街ではないけれど、日曜日なのもあってかとても賑わっている。

ヴィーガン、ベジタリアンなナオミとのお昼ごはんはZambiaごはん屋さん。中東は宗教的問題でお肉を食べない人もいるから、ベジチョイスがある。この街はかなりヴィーガンフレンドリーらしく、街中にヴィーガンレストランをよく見かけ、ナオミの大学にもヴィーガン、ベジタリアンの子が多いのだそう。

街の教会周りを巡っていると、いろんなところで音楽が演奏されていた。教会の塔の上から街を見下ろしていると、いろんなところから音楽が聞こえる。ミュージックフェスティバルだったよう。教会から坂を下ったところでダンスの練習をしていた人達の踊りがかっこよくて、ナオミが何処かで披露をするのか聞いてくれた。近くで演奏していたジャズバンドとコラボレーションするとの事で、見て行くことに。男女ペアで女性を持ち上げたり、回したりアクロバティックな踊りにびっくり。素晴らしかった。

街のお城へ登っていく。お城の一部は大学の研究室になっており、昔DNAが発見されたラボがあったところはミュージアムになっている。

街のあちこちに大学の施設があるけれど、今はお城の向かいの丘の上に建てられた大きな現代的なビルがメインキャンパスだそう。歩き回った私たちはお城の城壁上の木陰で休憩タイム。私1人だと疲れを無視して動き回ってしまうから、こんな時間をとろうと言ってくれる友達に、友達といれる時間がありがたい。

休憩後はアイスクリーム屋さんへ。バターミルクオレンジジンジャー味。見たことない、食べたことない味を試したい。クリーミーなオレンジ味のアイスクリームでした。使い捨て容器を使用するとお店側にお金がかかるらしく、ここではカップでもコーン。なんと良いアイデア。スプーンも食べられるとゴミが出なくなっていいなと思うのです。

賑やかなTübigen の人混みに疲れて、ナオミのお気に入りのお隣の街Bebenhousenへ。自転車で森の中の自転車ロードを抜ける。自転車の人がたくさん。着いた街にはナオミのお気に入りだという塀に囲われた昔の修道院だった場所と教会。

周りと比べて、そこだけもうひとつ昔の雰囲気が残っていてかわいい。夜にコンサートがあるらしく、ゴスペルが中から聞こえる。

教会の横を抜けて奥へ進むと緑豊かな公園があり、猪が保護されている。ウリボーがいるとの事で覗きにいった。

帰宅して、夜ごはんを作る。オーブン焼き野菜と、ニンニクとオイルのパスタ。オーブンがキッチン備え付けで、若い女の子2人のシェアハウスでも大きなオーブンあるのいいなあ。

ベッドに入り、カナダで一緒に途中までみていたNetflixのバンクーバーアイランドのドキュメントを観て就寝。

2024/07/27 オランダから南ドイツへ

朝、友人宅を出発。南ドイツへ向かう。友人のお父さんお母さんに駅まで送ってもらい、また会いましょう!と別れの挨拶。また来てね、何かあったら遠慮なく頼ってねと言ってもらった。とても心強い。

ここに来たらこの人に会える。そんな場所が増えているのが嬉しい。学生の時、絶対一度は長く海外に行きたい!と目標を決めた。お金も言葉もない…自分の力で行ける力をつけようと意気込んでいた。でも蓋を開けてみたら、友達やその家族、現地で出会った人、まわりの人に助けてもらいまくっている。その意気込んだ高3の夏から今日までの出会いの中で、いろんな人に甘えさせてもらって、ひとりで踏ん張らなくてもいい事、頼らせてもらっていい事を教えてもらった。”自分でやらなければ。”の雁字搦めで苦しかったあの頃の心の重さはもうない。ずっと頼らせてもらう側、受け入れてもらう側でいる事に罪悪感もあったけれど、今はありがとうと頼らせてもらおうと思う。この旅が終わったら、めいっぱい私にできる事で返していきたい。

さ、ここから乗り継ぎ乗り継ぎのドイツまでの旅。移動は毎回ドキドキ。無事に辿り着けますように。最後に駆け込みストロープワッフルゲット!やっぱり美味しい…とろけるシナモンキャラメル。

オランダ抜けるまでは予定通りだった電車。ドイツに入り、乗り換えのDüsseldorf の3つ手前でなぜかみんな降りて、車内真っ暗に。アナウンスがドイツ語だけでわからない…ひとまず降りて電光掲示板をみにいくと、BUSと横に書いてある。どうゆうこと…?パトロールのおじちゃんに聞くと、床にあるフットスタンプを辿れといわれて、従ってみる。

駅の外へ繋がり、そこには人集りのバス停。電車が止まって、バスの振り替え輸送になった事を理解した。

バス停もバスもドイツ語のみの情報のため、人に尋ねまくり、GPS機能に頼りまくり、なんとかついたドゥッセルドルフ。

大きな街の大きな駅は電車が多くて、複雑で、電光掲示板と睨めっこ。

南へ向かう電車に乗り込み、シュトゥットガルトで乗り換えて最終目的地Tübigenへ。車内で乗り換え表示してくれるのありがたい…。ドイツの駅は改札がないので、ホームで待ってくれていたナオミと合流。

カナダのファームで出会った私たち、約1年ぶりの再会!今日はもう暗いので、おうちへ向かって、ナオミのグリーンベジカレーを夜ごはんにもらい、シャワーを浴びて、ベッドに入る。大きなベッドを半分こ。ナオミのお部屋は彼女の大好きなクジラモチーフのグッズと、小さな植物たち、小さな光が連なる電飾でかわいい。昨年のファームの後行ったwhale research center がすごく楽しかったようで、今も研究所のライブカメラを見ているそう。

2024/07/26 Haarlemの街散策

朝は洗濯をさせてもらって、ゆっくり過ごした。お昼前から友人の住むHaarlemの街散策。アムステルダムよりも落ち着いていて、高いビルがなく、かわいい街。

昨日の夕方、友人妹カップルからおすすめを教えてもらったのでそれを中心に回ろうと思う。駅から街の中心のThe Grote Kerk大聖堂へ向かう途中、沢山の小さなお店が左右に並ぶ道を抜ける。

アフタヌーンティーもやっているbake shopがあったけれど…次回だな。大聖堂周りは広場になってひらけている。どこも人で賑わって活気があり、心地いい。

この街には沢山のミュージアムがあり、オランダで1番古いというTeylers museumへ。美術と科学品を集めて、支援していたという事業家さんのお家。沢山の鉱物、科学的発明品、美術品が飾ってある横に、彼の家も見学できる。ナポレオンとかが訪ねてきていたそうな。展示のひとつの視覚の仕掛け部屋が面白かった。壁一面に映し出される映像と、今のバーチャルリアリティーにも負けないという(説明にそんな感じで書いてあった)いろんな仕掛けがブースごとに体験できるようになっていた。面白い。見つけた人天才!と思いながら回った。

ここも運河の街。運河沿いを散歩して、どうしてもやっぱり食べたい、現地のお菓子。ダッチアップルパイが美味しいらしいお店を大聖堂近くで見つけていってみる。ダッチアップルパイとエルダーフラワー、ピンクペッパーのソーダ。

少しずつ、いつもの10倍の時間をかけて食べる。お腹よ、気づかないでおくれ!と。ダッチアップルパイはパイというより、クッキー生地。ザクザクの生地が食べ応えがあって美味しい。りんごと一緒に挟まれているケーキクラムがリンゴと生地を一体にしてくれる繋ぎ役になっている。ソーダは甘い香りのエルダーフラワーをピンクペッパーの香りがさっぱり爽やかに。

友人宅に行く時間までまだ時間があるので、図書館へふらっと。大きな窓に囲まれた明るい広い空間。どこもキレイな図書館、新しい気がする…オランダのお菓子本を見ていた。

夕方から友人宅で、兄弟姉妹やパートナーが集まるご飯会に参加させてもらう。ハーレムの住宅は全部横繋ぎになっている、テラスハウス式。茶色のブロックのテラスハウスが並ぶ街中、かわいい。お家に到着してタコスの準備に参加。準備をしていたら続々とメンバーが到着。はじめましての中に混ざらせてもらってありがとう。ご飯後のビールカップゲームが楽しかった。パートナーとその兄弟姉妹集まってパーティーできる関係性とっても素敵だなと思った。アリスとカス、マノンは来年日本に来るらしいので、また来年ね!とお別れ。

帰ったらオリンピックの開会式をお父さんお母さんがみていて、ソファー横並びに参加させてもらい、最後の30分くらいみた。セリーヌディオンかっこよかった。

2024/07/25 Amsterdam観光

朝ごはんに友達のお父さんが近所のパン屋さんでここでティピカルだというブラウンのシード付きのパンを買ってきてくれた。それと共に、ハムやパテ数種類も。レバーパテ美味しいな。焼きソーセージもしっかりした味付けされていて美味しい。ヨーロッパに来てハムは極薄切りが多い、パンと馴染んで好きだ。

今日はアムステルダム観光。オランダ出身の友達におすすめを教えてもらったのでそこを含めながらまわる予定。アムステルダムへ向かう電車のなかで、子供の頃を思い出し、今の自分に嬉しくなった。子どもの頃、伝記マンガシリーズが大好きだった。学校の図書館の女性の偉人は全て読んだ。その中でもマザーテレサ、ナイチンゲール、アンネフランク、ヘレンケラーが記憶にすごく残っている。小学生ながらに本の中で留まらず、いつかこの人たちが生きた場所に、作った場所に行ってみたいと思った。アンネフランクのマンガを読んだ後、習い事先にあった100円古本コーナーで見つけたアンネの日記。当時の私と年の変わらない子が書いた日記。内容は覚えてないけれど、アンネが身近な存在のように感じた。本を読みながら、自分だったら…と考える子どもだった。その日記が書れたその場所に来れた。嬉しい。

10歳くらいから本を通じて海外に興味憧れを抱き、18の進路選択で海外に出ることを目標にし、いろんな形を変えて、当時想像していた形とは違うけど、自分がとっても納得している形で子どもの頃いつか行ってみたいと思ったこの街に来れた事が嬉しい。なんだか誇らしく、子どもの頃行きたいけど今は行けないと、ずっとできなくて悔しいと思っていた私を抱きしめてあげたい。来れたよーって!

アムステルダム駅前から無料フェリーにのり反対岸へ。

NDSD。造船所が撤退、スラム街化していた所を開発された新しいお洒落エリア。

アートやカフェを抜けると、なんだかかわいい雰囲気の奥まった場所が。覗いてみるとアンティークな家具や小物がズラッと並んでいた。思わず中を散策していたら見つけてポストカードコーナー。レコードをめくるように、1枚1枚みて気まぐれ便ようのカードをゲット。

駅へ戻るまでの道すがらでフランスで書いた気まぐれ便を発送。

駅側へもどり、アムステルダムの街中へ。アンネフランクのミュージアムへ。チケットはゲットできなかったけれど、外からでいいから見ておきたい。彼女が暮らしたその時とはだいぶ景色が違うだろうけれど、その場に立ってみたかった。現代的な外観に少しがっかりだったけれど、作家になる事を夢みながら、本棚の裏の隠し部屋で、日記の友達に話しかける彼女を思った。

運河沿いへ散歩をはじめる。街中だけれど、運河があるから空がひらけてみえ、水辺が近く、脇に緑も多いからか、落ち着く。アパートの一階に入った小さなお店がかわいい。9straatjesに着くと、お店も人も多くなり、賑やか。そこから水上フラワーマーケットの方へ向かうと更に賑やかになる。

フラワーマーケットの向かいに、Kruidnotenというオランダのスパイスクッキーの専門店があった。胃腸の調子が悪いのは重々承知の上だけれど、気になる。中に入るとコロッと丸いシンプルなスパイスクッキーに様々なフレーバーと組み合わせられたものが並んでいる。試食をやっていると言われたので、オリジナルをひとつ。サクッと軽い甘いスパイスの香りのクッキー。小さなひと口クッキーだったのに胃がキリキリし始めた…

Albert cuyp marketへ。おなかの事もあり、八百屋さんのフレッシュジュースだけ。

これを持ってふらふらとゴッホミュージアムの方まで散歩する。焼きたてストロープワッフル、サンドイッチ、パンetc美味しそうな物が並ぶ中、食べられないのは悔しいがしかたない。ミュージアム周りから、友達おすすめのvomdelparkまで散歩して、電車に乗って帰宅。

今日は友人ご家族のやっているレストラン、ホッカイレストランへ連れて行ってもらった。鯵の開き作りをお家のキッチンからはじめ、ヨーロッパに駐在している日本人家庭にお届けするホッカイ水産のレストラン。

どれも本当に美味しかったのだけど、西京焼きが柔らかくて甘くてジューシーで顔が綻びとろけた。

焼き魚に添えられてきたししとうと出汁漬けトマト金柑のせも美味しかった…。刺身のカクテルは、アラレ、シソ、海藻、卵黄、醤油のジュレでパフェ仕立てになっていてお洒落で楽しい…

日本酒のソムリエさんがいて日本酒とお料理のペアリングもできるの。

デザートまでしっかり楽しませてもらい、お腹いっぱい幸せな時間。

配送は駐在日本人家族さん、日本人アスリートさんが顧客のメインではあるそうだけど、日本人の日本食離れと、海外の日本食ブームで今は現地の人も多いのだとか。このビジネスをはじめた30年ほど前はまだ日本食文化がこれほど広まっておらず、生魚なんて気持ち悪いと言われていた時代だったそう。そんなお話も聞かせてもらえて嬉しかったのでした。