帰れる場所。

日本に帰ってきて、福岡のファーマーズマーケットで、喜界島のTOBATOBA COLAさんとSONTAR GARDENさんのお手伝いをさせてもらって(今度紹介の記事にしたいなと思ってます。)、喜界島に来ています。

久しぶりにみると息を呑むように美しいく吸い込まれそうになる海と、濃い青に大きなモクモクの雲が浮かぶ南国の空と、ギラギラ太陽。帰ってきたのだと、空港で少し泣きそうになった。ここに来るとなぜかいつも力が抜けて、安心する。なぜだろう。なんでそんなに好きなの?と聞かれるけれど、この感覚があるからだと思う。そしてこの感覚はこの島での記憶、毎度受け入れてくれる人達のおかげだと思うのです。

帰ってきてから、弟の家にお邪魔して、近くの居酒屋十兵衛で短期でもいいよと言ってもらい働かせてもらっている。着いた次の日から2日間お休みだったので、ゆったりと過ごした。

休み1日目はふらっとULU Coffee へ行ったら、看板犬リルと戯れながら、オーナーの宗さんと店主のななこさん、そこに来る人来る人とお話しして3時間以上居座ってしまった。みんなの憩いの場で、居座ってしまう場所。

休み2日目は朝、海にジャポンとして、休みの弟とシリアスという喫茶店と図書館をまわった。午後にお世話になった農家さん家へ行ったら、ちょうど休憩時間で混ぜてもらい、カナダのファーム話をできた。夜はごはんをクピドとサバニで食べて唐揚げの食べ比べをした。

行った先で、お店の人や偶然居合わせた知り合いの人と手を振り合い、挨拶をしてお話しできる事が嬉しい。

大好きな場所に知った人がいて、おかえりと迎えてくれる。こんな幸せあるだろうか。こんなに大好きなら住めばいいのにねって思う。思うけれど、ずっと前からやりたかったこと、できるようになりたい事をやらないままにはできず。とりあえずやってみて、やりきったと思えるまでは帰りたい気持ちと葛藤しながら踏ん張ることになるんだろうと思う。

高校生の時から目指しはじめた遠回りの海外への道。海外の学校で学びたいを引きずり続けて早10年。昨日弟からなんで海外なの?と聞かれて、んー…となった。コロナで留学がキャンセルになってから、目的が自分でもよくわからなくなっている。英語を自信を持って使えるようになりたい。これだけは確かで、他の国をまわった時にもっといろんな人と沢山話せて、その国を人を食をもっとよく知れるようになりたい。自分に厳しく勉強できない私はやらざるをえない環境に飛び込むのが1番だと思った。昔から海外に憧れがあって、住んだ事がないのに選択肢から無くすのも嫌だった。目標に迷いながら、今できることに飛びついている。

ぜんぜん真っ直ぐ進めなくて、できない事が多すぎて、伝えられない事が多すぎて悔しくて、ヘルプを出して励ましてもらったりしながらも、心折れてこうして帰ってきても、やっぱりまだもう少し踏ん張りたい。踏ん張れない…ってなる事は多々あれど、それで休憩をいれる事は多々あれど、そんなだからゆっくりペースだけれど、それでも諦められないのが私で。ハードワークはできないけれど、私ペースで続けることはできる。それが私にできる頑張り方だと思っている。

あっちこっちに移動しているけれど、ここにいるだけで幸せだと思える、無条件で癒してくれる、そんな帰れる場所があることに助けられている。離島生活、大好きなお菓子屋、キッチン、畑、海外etcその場所にいるという事実だけで心満たされる場所。

心惹かれる場所と興味のある事を合わせて離島の看護師だったり、Wwoof (畑仕事)だったり、海外のパン屋だったりしている。そうして行った先が帰れる場所になっていくのが嬉しい。おかえりと迎えてくれる、ただいまと帰れるのが嬉しい。そして、そんな場所に出会うたび、私もおかえりと迎えられるみんなのお気に入り場所を、帰ってこれる場所をつくりたいと思う。

もう少し私自身が外で踏ん張りたいのできまった場所を作るまで時間がかかりそうですが、どうぞ完成を待っていてもらえると嬉しいです。それまでは、私のお気に入りを、いろんな暮らしのcozyをシェアし続けていけたらと思います。

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