2024/06/11(Tue) The last day in Canada 

朝一目が覚めた時、とんでもない姿勢で寝ている自分に笑ってしまった。友人宅でとってもリラックスさせてもらっている。午前中はゆっくりと過ごさせてもらい、友人を仕事に送り出した。いってらっしゃいと家主を見送る。奥さんと話しながら、これから旅でお腹空くでしょう?と、昨日の残りのたこ焼きやフルーツやらを沢山食べさせてもらった。奥さんとも沢山話せて、カナダ離れる前に出会えてよかったと思う。

出発しようとしたらザザッと通り雨。もう少し待たせてもらうことに。神さまが今じゃないって言っているんだよ〜なんて話していたら青空に。彼女とハグをして、お別れを。なんだか泣きそうになった。

でも、そのあとエレベーターがなかなか来ない…階段の場所を訪ねに友人宅へ戻ったら友人宅の鍵が開かない…扉越しに階段を教えてもらい、出発。大変だけれど愉快で笑ってしまった。

空港行き電車に乗るWaterfront駅で、カントリーギターの弾き語りをしている女の人がいた。レンガ建の駅舎に彼女の音楽がとても馴染んでいた。もうカナダを離れるという事もあり、持っている小銭を全部彼女のボックスに入れることに。入れる時に、目があいbeautiful とグットサインをすると頷き返してくれた。カナダに来た当初だったら、緊張しすぎてこんな事できなかっただろうな…と、ふとこの国で1年以上過ごしてきた事を実感。彼女の歌を背に駅舎に入り、改札へ向かいながらジンと来てしまった。歌に背中を押されている気がした。

バンクーバー国際空港に着き、チェックインを済ませる。空港の郵便局からカナダからは最後の気まぐれ便を送る。バスも電車もフェリーも飛行機も勝手がわかり、動き回るのが怖くなくなったカナダBC州を離れる。1年と少しだったけれど、今はホームのように感じている。前にカナダを離れた時は帰ってくる予定があったけれど、今回はない。なんだか不思議な感覚だ。最初は不安ばかりだった。今は会いに行ける人がいて、帰れる場所があって、また来たいと思っている。

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