2024/06/13(Thu)パリ観光、ファームレストランホテルLe Doyenné。

朝、パリの街へ繰り出す。寝れない空港泊中に調べ上げた公共交通手段。パリの電車はzone制、バスは一律らしい。今日明日の2days、空港や、パリ郊外のホテルzone5を行き来するし…毎回買うのは面倒くさいし販売機わからないから嫌だなぁと。

2daysパスは44€ほど、weeklyパスは35€ほど。weeklyパスは月-木曜日に買ったものがその週の月-日曜日で使える。金曜日以降は来週用しか買えない。いろいろ制限はあるけれど、木曜日着!ギリギリ買えて、日曜日まで乗り放題。数日でもこっちの方がお得そうだ。証明写真が必要だけど、ちょうど荷物に紛れ込んでいた写真があった。朝一で空港下の駅カウンターでカードを作る。結果作ってよかった!スムーズに改札通れるし、ちょっと急ぎでもチケットを買わなくてよいから焦らないし、街歩きでも疲れたな、急ぎたいなと思ったらいつでも電車バスに乗れる。ストレスなく知らない街をまわれた。

パリに出て、まず重い荷物を預ける。調べたらbounceという、街中のお土産屋さんなどが登録して荷物預かりをやっていて、webを通して予約できるサービスを見つけた。夕方のホテルへ行く電車の乗り換え駅、St-Michel-Notre-Domeの近くのお土産屋さんへ。バック1つ15€をネットで支払いバーコードをゲット。お店でピッとして、預かってくれる。

さあ、軽くなって出発。パリ歴史博物館まで歩きたい。すぐ近くにあったノートルダム大聖堂を横切る。10年前友達と来たなあと思い出す。数年前?火災があって心配していたけれど、今はもう以前みた形と変わらなかった。

街中を歩いているとParis2024を大きく掲げた建物を発見。街中の所々で、7月20日からはじまるというオリンピックに盛り上がる様子が見られる。パン屋さん、カフェ、お土産屋さん、洋服屋etcアパートメントの1階に入っている小さなお店と、ミュージアムが並ぶ道を進み、パリ歴史博物館へ。無料で楽しめるミュージアム、中にはカフェテラスがある。中には年代毎に区切られて、お店の看板や、いろいろなポスター、貴族の銅像、昔のホテルの内装、調度品などが展示されている。ここの建物がホテルだったみたいだ。煌びやかで、隅々まで作り込まれたお部屋や家具を見ていると、その時代の人たちの美への妥協のなさを感じる。お金はもちろん、作るのに何年もの時間がかかるだろうに、理想の美しさのためには待つ事も構わないのだろうと。なんでも既製品で、早く安くに慣れてしまっている現代的な感性なのか、その時代の庶民達もそんな事を思っていたのか…。

オリンピックのポスターもあった。1924年パリで行われた8回目のオリンピック。ちょうど100年前のこの年から五輪が使われ始めたと。100年前でパリだけで既に8回目。オリンピックの歴史を感じる。この夏のパリは盛り上がるだろう。(ただの旅人としては、できるだけ避けて通りたい。交通規制とか気をつけなければ。)

とっても広くて興味深かったパリ歴史博物館、気づいたらお昼の時間。1時間半では足りなかった。朝ごはんも食べずに楽しみにしていたポトフ屋さんがオープンする時間だ。第二次世界大戦後の現代の部分を速足に進んでしまったが、また今度!今回の目的は食なのだ。

電車に乗り込み、Madeleine駅へ向かう。製菓学校の先生に教えてもらったポトフ屋さん。日本のガイドブックなどにのる有名店らしい。駅からでると、お昼休憩でオフィスから出てきたであろう人達で賑わっている。レストランが並ぶ道を歩いていくと見えてきた赤い屋根、Le rai du pot au feu。ここは他の店と比べると落ち着いているが、お爺ちゃまたちが赤ワインを交わしながら談笑していたり、数人のお一人様勢が静かに食事を楽しんでおり、なんだかいい。中に入ると1人席に通されメニューを渡される。もう頼むものは決まっているので、店内を見回しながら待っていると、お水を持ってきたおじちゃんが”ポトフ?”と。きっと日本人の観光客はポトフ目当てでくるのだろう。頷き答える。”レッドワイン?”とも聞かれ、”Yes”と答えると、(まだフランス語に適応できていない…そしてフランス語はてんでわからない。)ワイングラスになみなみと注いでくれる。心の中で、そんなに飲めないよ!と思いながら…。

フランス人の友人から、ランチからワインを飲むよ!と聞いていて試してみたかったのだ。店内の机の上にはワインボトルがお皿やカトラリーと共に既にセットされていて、これはどんなシステムだろうと気になっていた。オーダーと共にワインはいるか?と尋ねられ、一杯分注いでボトルは下げる式だった。そして、その赤ワインはとっても軽い味。

お目当てのポトフはすぐに来た。お皿いっぱいに盛られたお肉と、野菜。カゴに入った沢山のカットしたパンを添えられて。ポトフの皿の端にのる骨を指差し、パンに塗って塩をかけるとジェスチャーで食べ方を教えてくれた。骨の真ん中に入っていれ骨髄をパンに塗って、塩を振って食べるそう。せっかくなので、先ずはそれから。カリッカリのパンに、骨髄の脂?のような、ゼラチン?のようなチュルッジワッとした食感、塩っけが効いてお酒のつまみのよう。思わず赤ワインと共に。スープが染み染みでクタクタの野菜たちは優しい味。牛肉はホロホロと繊維ひとつずつが解けてくる。時々、机にあったピクルスや、マスタードで酸味を足すとまた美味しい。かなりのボリュームでお腹いっぱいに。赤ワインも入り、眠くなってきた。

“Merci” とお店を後にして、向かうはずっと行きたかったアイスクリーム屋さん。川村明子さんというパリで食のコラムを書いている方がよく行っていて、美味しそうだなあ…とみていたところ。電車でGare de l’Est駅へ向かう。ただ、昨日空港泊で寝不足で、お腹いっぱいで、今は眠い!アイスクリーム屋さんの近くに公園を見つける。芝の上にねっ転がり、昼寝をする人がチラホラ。ここならいいだろうと、私も横になる。隣の広場でカポエイラをする子供たちの声と太鼓の音をBGMにお昼寝。

1時間くらいゆっくりとして、さあ、向かおう!アイスクリーム!公園からは歩いて5分ほど。お店の前に並べられたイスに並んで座り、アイスクリームを楽しんでいる人たちがみえる。カラフルなロゴと、手書きのイラスト付きメニューがかわいい。店内はシンプルに、スクープアイスクリームが入る冷凍庫とレジの小さなカウンター、イートインスペース。中の冷蔵庫にもメニューが貼られている。メニューを見ながら悩んでいると、店員さんが”そこに載っていないけど、ピーナッツバターもあるよ!”と。あぁ、それは逃せない…ピーナッツバターラバー。メニューを見てもう決めていたチャイベースにキャロットケーキが入ったアイスとダブルにする。もちろん、コーンで。お店で作っているアインコーンを使ったコーン…食べたいじゃない。ピーナッツバターとチャイで同じ色2段になってしまった。コーンも合わせて茶色いけれど、茶色って美味しい色なのよ!

外のベンチで座って食べる。上のピーナッツバターから。ピーナッツバターベースにミルクのリボンが入っている?もったりクリーミーなピーナッツバターの味は感じるけれど口溶けよく消え、ミルクの甘い香りが残る。あっさり食べられてしまう濃厚さだけれど、物足りない感じは全くない!下のキャロットケーキは、チャイのベースアイスクリームにもしっかりスパイスの香りが効いている。その中にホロホロっと解けるキャロットケーキのクラム。ケーキに当たった時だけ、グッと甘さを感じる楽しさ。スパイス好きにはたまらん。アイスクリームの中のケーキをホロホロにするのってどうやっているのだろうか…ギュッと硬いケーキやクッキーは良くあるけれど。コーンもサクッと軽くホロホロ。しっかり焼かれた香ばしい香りもいい。

クリーミーだけれど、柔らかくサラッと食べられるアイスクリーム。大好きな日本のお菓子屋さん、サンデーベイクショップのかづこさんもヨーロッパのアイスクリームはサラッと食べられる軽いアイスクリームのような事を言っていた。サンデーのアイスもそんな感じ。ここのアイスクリームもそんな感じ。こうゆうことかあ…と納得。

どちらもクリームな感じだったから、フルーツ系のソルベを食べるか食べないか悩みに悩み、また来て食べようと心に決めて、後ろ髪を引かれながらAnvers駅へ向かう。次に向かうはシンヤパン。日本人のパン職人がやるパリのお店。ノルマンディーにパン修行に行っていたり、ファームを回っていたとの事で、きっとWwoofだろう、似た道を通った人なのではと、パンが食べてみたかった。 アメリの撮影地の近くという。ジャケットの絵しか観たことないのにミーハーでそのお店にクリームブリュレを食べに行き、ポスターと同じポーズで写真を撮った10年前を思い出す。そろそろ映画も観よう。この辺りは観光客がとっても多い。人気の商店街なのかしら?人気が多いところを抜けると見えて来た黒い店舗。木曜日から日曜日の夕方16時半からのお店。木曜日!とルンルンに来たが、フランス語で書かれた張り紙を翻訳すると5月から9月はお休みすると…そういえばインスタの更新最近見ていなかったと。残念。店舗の写真だけとって、また次回。今回は呼ばれてなかったのだなあと。

16時からチェックインのできる今日のお宿に急いで向かうことに。ここもずっと泊まってみたかった場所。できるだけ長く滞在したい!預け荷物を取って、パリ郊外へ向かう電車に乗り込む。大きな駅、帰宅ラッシュ時間。沢山の人に揉まれながら、なんとかお目当ての電車に乗り込む。パリから南へ41キロ、Bouray駅からバスで向かう。バスには仕事帰りに駅のパン屋で買ったであろう同じ紙袋を持った人がちらほら。バゲットが飛び出して見えている。飛び出している部分を手で千切って食べ出す人も。わー、フランスの生活だー!と見てしまう。駅の1つ隣のバス停で降りてすぐ、大きな塀沿いに歩くと見える、大きな扉にLe Doynneの文字。どうやったら扉が開くのかしら?とキョロキョロしていると、中から車が出て来たので入らせてもらう。扉のなかは緑の芝に挟まれた一本の道。歩いていくと見えて来た建物。写真で見たアレだ。チェックインをすべく、レセプション•ブティックと書かれたサインに沿って進む。

あまりに長いのでホテルはホテルで書きます。つづく。

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