旅Diary 2023/3/27 地球の裏側で出会った日本の歴史と旅仲間。

朝一でバスに乗り、イグアス日本人居住区に来た今日。おそらく通勤、通学の人達に混じって満員のバスに乗る。

チパソー、カリエンテー!チパソー、カリエンテー!コシードコンレチェ!コシードコンレチェ!
バスの中に商品を抱えて売りにくる。食べ物飲み物から靴下、小物いろいろ。

今日はバスの中で朝ごはん調達。チパソーとコシード。チパソーはとうもろこし粉の粒々ほろほろした生地にクミンの効いた挽肉が入っている。周りのよく焼かれた焼き目が香ばしくて美味しい。コシードはマテの茶葉をお砂糖と炭で煎ったお茶で、コンレチェがwithミルク。炭の香りがする甘いミルクティー。一口でキャンプ気分。笑

写真なく、動画から抜粋。

バスに揺られて3時間、イグアス居住区に到着。松の木、鳥居、ひらがな…パラグアイの風景に時折日本の香り。

イグアス居住区移民資料館でお話を聞く。日本が口減らしをする程貧しかった頃、おしんとかの時代。パラグアイは戦争で人口が減っていた。人口を減らしたい国と人口を増やしたい国の間での移動。45日、船によっては2ヶ月以上かけての大移動。お話を聞いた園田さんは12歳の時に移住してきた。

12歳はもう大事な労働力。木々を伐り倒し開拓するところから、畑をつくり、家を建てた。明るくなってから暗くなるまで働いた。

ここにいようと思えたのは受け入れてくれることと、沢山の友達がいることだと。帰って来れる場所を作りたい私のヒントになると思った。

地球の裏側で生きる選択をした逞しい日本の先輩達。そんな場所があることを知れて、その場所に来て、会うことができて嬉しかった。

そんなお話を聞く場で出会った同じ宿の旅する2人。世界一周後大好きになった中南米に帰ってきた1人と、大学を休学して旅にでてユーラシア周りでぐるっと旅してきた1人。2人も昨日がはじめましてと。

大旅行をしてきた2人と出会い、話をしていると、私達も旅をしているのだと実感する。(友人のハウスに滞在していたため、暮らしている気分だった笑)

南米の一時帰国と言われているらしい、ここイグアス居住区で、南米一の日本人宿と言われる小林さんにお世話になる。沢山の人懐っこいわんこ達に囲まれて、お庭でみんなと話しながらゴロゴロだらだら過ごす時間。夜ご飯はここの名物すきやきで満腹。どこにいるかわからなくなる。

夕方、車が少なくなると宿の犬たちの散歩へ。門を開けると駆け出していく犬たちの後ろからついていく。夕日に照らされた赤土の一本道が、とてつもなく贅沢に感じる。

夜バルコニーに出ると肉眼ではっきりみえる天の川。島ぶりの天の川、星の多さ。ああ、これを求めていたとしみじみ思う。

私にとっての北海道や島に似ている時間。広い空の下、自然に囲まれてゆっくり誰かと過ごす時間。私の居心地の良いと感じる場所を再認識。

時差ぼけ引きずり、眠いのを我慢して昼寝しなかった今日はごはんを食べてすぐ就寝。ごはんを食べながら寝てしまう子どもの気持ちがよくわかる。体内時計を合わせたい。

今回の旅の予定
神奈川→大分→大阪→パラグアイ→ブラジル→アメリカ→カナダ

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