旅Diary 2023/3/29 ブラジルイグアスの滝

ブラジル滞在のメインのひとつ。世界三大滝のひとつにもなっているイグアスの滝へ。

セントラルからバスで向かおうとホテルで聞いたバス停で待つ。友達が来たバスの運転手にスペイン語で滝(カタラータス)に行きたい事を伝えてくれる。Quiero ir Cataratas. バスナンバーを言ってくれたけれど、上手く聞き取れない。

スペイン語とポルトガル語は似ているところがある。同じ意味、音の単語があったり、同じスペルで発音が少し違ったり。ネイティブ同士だとスペイン語とポルトガル語で会話ができるらしい。推測してみるもわからないまま。

バス停で座っていると隣の女性に話かけられた。滝に行きたいと伝えるとバスが来る度にNo.これは違うと教えてくれる。先に彼女のバスが来て見送った。

次のバスの運転手にカタラータス行きのバスか再度聞いてくれる。今度は聞き取りやすかったと。青の120に乗ればいい!あれ、さっき通った気がする…?そんなこともあるか。笑

その次に隣にきたおばあちゃん。どこから来たのと声をかけられる。息子さん達が日本人と縁があるらしい…?いっぱい話てくれたけどわからなかった。ニコニコかわいいばあちゃんだった。

バスを待って40分以上。待てども待てども来ないのでUberに切り替え。バスは1人5レアル、Uberは3人で25レアル。10レアル高いが時は金なり。ちなみに10レアルは250円くらい。私達が窓の外に興味を持つと説明してくれて、速度を少し落としてくれる、かわいい優しいおじちゃんが来てくれた。

イグアスの滝に着くと、そこはもうテーマパーク。大きな入場ゲートに、沢山の人。ベストをきた案内の人に声をかけられ、それぞれのグループに案内人がつきチケットを買っていく。はじめに入場チケット、私たちはボートに乗りたかったので違うカウンターでボートチケット。

アテンドの彼らの首から下げている名札には、話せる言語の国旗がある。担当さんはスペイン、ポルトガルのマークだったが、英語で話してくれた。チケット売り場で会った彼の同僚は、日本の高校でサッカーを教えていた事があり日本語が流暢な方もいた。発音がすごくきれいだった。ただチケットを買うとアテンドさんのポイントになる仕組みらしく、はじめの人からは変わらない。

チケットをもってバス停にいく。2段バスの2階席に上がると、風が気持ちがいい。周りからは、いろんな言語が聞こえてきて観光地にきたなという感じ。ワクワクする。

はじめのバス停で降りるとボートツアーのはじまり。まず森の中をカートで移動、その後ウォーキングして、ボート乗り場につく。カート毎にガイドがついて森での注意点、森の事を教えてくれる。

初めに、ポルトガル語話す人〜!英語話す人〜!スペイン語話す人〜!挙手をする。まさかの英語で手を挙げたの、私ひとり。英語がマイノリティーになる世界。(スペイン語、ポルトガル語の人に英語もできるよ!って人いると思うけどね。) 毎回ポルトガル語、英語、スペイン語の順で説明してくれる。英語の時は私に向いて話してくれる。完璧にはわかりきれないのが申し訳ない。

友達のスペイン語と私の英語をすり合わせながら理解していく。言葉のちゃんぽんが面白い。

ボート乗り場に着くと、荷物は全て預けて、ライフジャケットを着てボートに乗る。椅子がもう浸水している。出発前に下着までやられた。水着の人たちがいたけれど、それが正解だと思う。

イグアスの滝のグレートネイチャーを観てから挑んだ私たち。あれは玄武岩だねなんて話しながら川を進んで行った先、何本もの大きな滝が並んで流れ落ちる広大な景色が広がる。大きすぎて現実のものなのかと疑ってしまう。世界は広い、地球は大きい、美しい。とありきたりな言葉しかでてこないが、地球の、自然の偉大さを感じる。

もう少し先に進むとボートツアーの醍醐味。滝に突っ込む!!こんな機会ないから直接目で見たい!!なのに目が開かない!!すごい滝の勢い!!笑い声だか悲鳴だかわからない声で叫びながら最高に楽しんだ!こんなに叫んだのひっさしぶり!!気持ちがいい!!

ビッショビショになった服で再びカートとバスに乗り、服を風と太陽で乾かしながら頂上へ向かう。プールで泳いだ後のような疲労感。お腹すいた。

頂上にはブュッフェ形式のレストランと、ファストフード、お土産屋さんが並ぶ。服を乾かすためテラス席でハンバーガーとソーダ。空腹にしみる。

お腹いっぱいの後は、ひとつ下のバス停までバスにのり滝ウォーク。食べた分を消費しよう。木々に囲まれる道を進んでいく。カラフルな蝶たち、日本のよりも大きなトカゲ、時折アナグマと遭遇したり。動物たちの住処にお邪魔している気分。

道の途中に沢山の滝フォトスポットがある。どの場所から、どのアングルからみても大迫力で毎回感動。

でもやはり1番は滝つぼの道。

飛沫を浴びながら、間近にみる滝の迫力と言ったら、もう!飛沫に光が反射して、滝に虹がかかっているのを見れたなら、もう!来てよかったと、連れてきてくれてありがとうと、私生きてるわーという気持ち。

滝を眺めていたら急に頭の中で”一度きりの人生後悔ないように、笑って、泣いて、生きて行こうぜベイベー”と嵐が流れ出して可笑しくなって笑いながら、少し泣きそうになった。地球の裏側まで来たことに悔いなし。この2人とここに立てている事が、とんでもなく幸せだ。

出国前、滝の話をすると1番行きたがっていた母も思い出す。いっぱい写真を送ろうっと。

パラグアイ派遣中の友達に誘われて行った、日本からの私と友達。想像を越える滝の壮大さに、楽しさに感動した1日になった。

この大自然の中の、ちっぽけな自分を感じる感覚が好き。私の大好きな時間、島も北海道もこの感覚があった。自分の生活だけにフォーカスしていると忘れてしまう感覚。私はこの大きな世界のほんの一部でしかないんだと、自分でコントロールできるものなんてほぼないんだと肩の力が抜けるような感覚。

時々舵はきるけれど、自然に身を任せ、”流されるでも、逆らうでもなく、流れのままに。”
中学生の頃に先生からもらった言葉の意味を最近ようやく理解できたのではと思う。

帰りはバス帰宅。お金を払って、回転ドア式。日常のこんな少しの違いも面白い。

想像以上の広さとレジャーで遅くなってしまったので(滝に7時間、移動含めると9時間強は必要)、夜は急いで洗濯して、ホテル近くで良いご飯見つからずホットドッグにかぶりついたのでした。
(店員さんみんな優しく愛嬌あってキュートな感じで、パンはリベイクしてくれて、種類によっては鉄板で周りも焼いてくれて、トマト玉ねぎとか野菜モリモリだし、ソースたっぷり端から端までの美味しいホットドッグでした。Dog king笑)

今回の旅
神奈川→大分→大阪→パラグアイ→ブラジル→アメリカ→カナダ

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