食コラム番外編: パングラタンを作りながらの朝ごはん。

パンを浸すスープをこぼした後のかすかにスープが残るお鍋にオリーブオイルを垂らして、ちょっと硬くなったパンを置く。ふたをして火にかけ、スープの蒸気で硬くなったパンをほぐしながら焼き目をつけていく。焼き色を確認してひっくり返して反対も。硬かったクラスとは噛み切れる柔らかさになり、クラムにはカリカリの焦げ目がつく。火を止めて鍋の端に冷蔵庫に残っていたスパイスキャロットをのせて再度ふたをする。少し外仕事をしてる間に余熱で温めておく。冷蔵庫にはゆで卵がストックしてある。すぐ食べられるタンパク質、重宝している。パンをのせたプレートの端で、卵を崩してスパイスキャロットとマヨネーズと混ぜて即興スパイシー卵サラダ。洗い物増やしたくないから、食べる皿の端で仕上げるの。冷蔵庫にあったハーブをいい感じに散らして完成。

ずぼらだけどおいしいものが食べたい。ちょっと硬くなったパン、使い終わりの鍋、冷蔵庫の残り物…使えるものの合体。これとこれ合わせたら美味しそうだなぁ、楽しそうだなぁを試すのが好き。いろんな国でご飯食べて、いろんな人と食卓を共にして、これとこれ合わせたいなぁの幅が広がったように感じる。子供の頃、妹がこれとこれ合わせたら美味しそうじゃない?って言ったものが私の想像を超えていて、いやいやいや!と止めたことを思い出した。今なら試してみようよ!って言える気がする。どんな組み合わせだったか覚えていないけれど…。知らないを知ると世界が広がりますな。器も大きくなったかしら。でも、食事の器は大きくしないように気をつけないと…ファーム美味しいものいっぱいなのよ。

食コラム: パングラタン

私はクリームソースが好きなのです。とろとろのミルキーなクリームソース口いっぱいに欲しい。シチューやクラムチャウダーをスプーンですくって食べるとすぐに口からいなくなってしまって物足りない。シチューは飲み物だ。だから、シチューはご飯にかけて混ぜて食べるのが好き。グラタンよりもドリアが好き。クリームソースをまとって少し吸い込んだお米と一緒に食べるとソースの味が口の中に留まってくれてゆっくり味を楽しめる。

モニカが私のために用意してくれていたサワードウ1ローフ。パンを作るのは大好きだけれど、実はあまり消費はしない。パキパキになりはじめている…こんな時のパングラタン。

パンを一口大に切って大きな耐熱皿に並べる。旅前にもらった茅乃舎の北海道野菜出汁がコーンとオニオンが効いたクリームによく合う。今回はこの出汁を使うことに。パンの半分以上が被るくらいまで出汁を入れて浸す。残り物の焼きサーモンを上に散らす。タマネギを炒めて、バターをたっぷり入れ、小麦粉とミルクを加えてベシャメルソースを作る。パンの上にたっぷりと重ねる。ここでストップして、少しシミシミさせる。昼にお腹が空いたら焼こうと思っていたら、お腹空かないまま夕方になっていた。夜ご飯だ。チーズと、パンを切った時に出たパンの屑を上にふりかけ、焼き目をつけて出来上がり。

出汁とクリームソースを吸ったパンが、口の中にしっかり味を残してくれる。大好きなクリームソースの味を噛み締められる幸せ。チーズの香ばしさと時々あたるサーモンが飽きさせない。寒い冬の日にあつあつトロッと溶かされた。

お留守番、番外編

お留守番の自由時間は、ずっと読みたかった田内学さんのきみのお金は誰のためを読んだ。お金を稼がない生活をしながら、お金やこの世界での経済の話を読む。働くとはを考える。

お金、お金持ちへの印象が変わった。お金の本を読みながら、経済の考え方を落とし込みながら、私にできることってなんだろうと。やりたい事もあるけれど、自分の個人のやりたい事よりも、もっと”ぼくたち”を増やせる流れを作りたいなと。

私が”ぼくたち”の話を読んで頭に浮かんできたのは喜界島だった。誰が作ったお砂糖、サトウキビ、コーラシロップ、ごはん、コーヒーetc 私にとってのお金の向こう側がよく見える。今のわたしが1番大きな枠組みで”ぼくたち”を思える環境が喜界島なのではと。島全体を”ぼくたち”と思える。ここで何かできたら、もっと大きな枠で”ぼくたち”を捉えられるようになる気がする。そして、こんなにも好きならば、何かできないかと主体的に思えるならば、この思いを使ってみてもいいのかもと。

海外へ行くことにこだわっていた、長期滞在し生活することにこだわっていた私が今はまわりきったら日本へ帰ろうと思っている。そんなタイミングというのも大きい。帰ったら何をしよう、何ができるかな?に、やっぱり大好きな喜界島は組み込みたい。

もう帰ってもいいかもと思えたのは、私の人生への英語の必然性を私的に作れた感覚があるからかもしれない。正直英語の勉強は日本でもできる。その中で、英語を実際に使う機会が欲しかった、英語を私の人生の必須にしたかったんだなと。こうしてカナダに帰って来れる場所ができて、連絡を取り合えて、日本に来たら絶対ホストするからね!!って言える英語でしかやりとりできない友達ができた事で、ペラペラじゃないけれど、私は一生英語を使い学び続けるだろうと確信できているこの感覚が日本に帰ってもいいかに繋がったと思う。まだ見たい世界があるから、もう少し日本へ帰国しないけれど、少しずつ帰国の流れへ向かおうとしています。

2/4-6お留守番。

今回のこのファームへの滞在のメインは、モニカの外出中の動物のケア。行き先迷っていた私にモニカが頼んでくれてやってきた。この3日間、モニカとジェシカとご近所のサンディーが3人でリフレッシュ休暇へ。私は馬と猫と犬と一緒にお留守番。

朝、馬の餌やり。犬と猫の餌やり。モニカ不在中はゆっくり過ごしていいと言われたので、昼はゆっくり過ごさせてもらう。夕方、馬の餌やり。こんな1日を過ごしていました。

犬のミーゴはやっぱりモニカがいなくて寂しそうで、最初の夜は全体重を私に預けて体の上に乗ってきた。夜もそわそわしているし心配だったけれど、昼は元気そう。お散歩好きなので寂しさが紛れるように丘の上の散歩、裏のビーチへの散歩へ行きました。

猫たちはそれぞれ自由に過ごしている。私の小屋に来ると私のパソコンの上で寝て動かなくなるので、最終日だけは中に入るのは諦めてもらった。

馬たちは毎日変わらず過ごしている。私が餌あげに行くと寄ってきてくれる。ネットに餌を詰めていると凝視される。しゃがんでつめているときに上に馬の頭があることに気づかず、1回頭突きしてしまった。ごめんよ。柵の外に出す馬もいるのだけど、私の言うことも聞いてくれて何も問題なく移動もできて、3日間何事もなく過ごせてよかったよー!みんないい子達でよかったよー!

2/1-3 Market weekend 

2/1 今日は久しぶりのクロワッサン仕込み。前回滞在時にペストリーを学びに来ていたガーディアと再会し、2人で作る。久しぶりって会える人がいるの嬉しいな。お互い夏ぶり、ノートを見返しながら、聞きながら、ドキドキ進める。いつでもなんでも聞いていいからね!と任せてくれるモニカ。なんでもトライさせてくれる。任せてくれる。彼女の器の大きさにありがとう。教えて、任せて、いつでも聞いて良いよ!とオープンでいられる、そんな人に私もなりたい。

冬の気温に合わせて、イースト2倍、仕込み水温度高く、バター準備を生地ミックスの前に。季節毎の違いを学べたの嬉しい。

私の方が回数多く作ったことがあったから、リードして進めていたけれど、言葉が拙く、十分に伝えきれないのが悔しい。お互いビジターだから、友達つくるの難しいよねとか会話をするのは楽しいのだけれど。詳しいtipsはモニカが説明してくれた。聞いて理解はできるけれど、自分では伝えられない。少しずつ、もっと増やしていきたい。使える英語。

モニカがランチに作ってくれた、ハチの巣ハチミツとブルーチーズ、ハチの巣ハチミツとクリームチーズを挟んで、バターで両面カリッと焼いたホットサンドが悪魔的美味しさでした。たっぷりバターじわじわのカリッとパンに、トロッとハチミツとチーズ…ご褒美パン。美味しかった。

2/2 ブレットday。サワードウブレッドを焼く日。モニカがパンをやる横で、わたしはもうひとバッチ、クロワッサンをつくる。夏と冬の作り方の違いをもう一度しっかり確認して進める。昨日いちどやったから体が思い出してきている。パン生地はやっぱりかわいくて、楽しいな〜

2/3ウィンターマーケットは夏よりも遅く10時から始まるので、6時に起きてクロワッサンも焼く。パンを全部車に詰め込んで街へ出発。おろし用のクロワッサンをおろして、マーケット解除へ。冬は小さなホールの室内で。久しぶりの接客にドキドキ。夜中しないできてしまったけれど前回の記憶があったからかすっと接客ができて自分でも嬉しかった。フリートークはまだ苦手だけれど、決まった流れはすっと出てこれるようになれてうれしいです。

マーケットではMonikaのパンを目指してくる人とMonikaに会いに来る人でお店がとっても賑やかで、またMonikaとお客さんの会話や表情を見ているととても元気になる。素敵です。

Monikaが持ってきてくれたビーンズと衣のお昼ご飯をお外で振って食べて戻ったら、前回滞在時に会った人が来ていてお話しできた覚えててくれて嬉しかった笑知っている人がいるって嬉しいね。

2人でへとへとになりながら買い物をして帰宅。夜ご飯はトロントで食べたベトナムの麺を再現したくて作らせてもらった。お米の面にたっぷりの野菜と、本当は豚肉だけどおうちにあった牛肉をフィッシュソースのタレと合わせて食べる。ちょっとタレが濃くなってしまったけれどおいしかった。最後まで食べ疲れないもう少し優しい味に作って十八番にしたいレシピ。

2024/1/31

さあ働きますよ〜心に余裕と、働ける喜び。誰かの力になれる事、もらうだけじゃない自分に安心感を感じる。働けるって嬉しいねと。

朝ごはんに、ここのサワードウブレッドとハニーコーン(蜂の巣ごとのハチミツ)とブルーチーズを合わせたものを。ハチミツとブルーチーズってあうよね。ハニーコーンで食感もあり、ハチミツだけの時よりもブルーチーズに負けないハチミツの風味を感じて、すごく良いバランスに感じた。美味しかったな〜

午前中はひと区画分の畑のクリーンアップ。枯れた作物達を全部抜いていく。ATVに繋げたカートに乗せて捨てにいく。ATVカートがつくと、バックが難しい。ATVと反対にカートが進むの。3往復した、3回目はなかなか上手く操れたと思う。慣れたのが嬉しくて、最後に動画を撮りました。笑

今日はひまわりを抜いたのだけれど、可愛かったからいくつか切って持ってきて、リースを作ろうかななんて思っている。

お昼には少し散歩へ。川沿いの一段下がった場所にある集落。坂を登って丘の上からファームを見るのが好きなんだ。今日はファームドッグのミーゴも一緒。この数日、急に暖かくなって気温10度。寒すぎず、外で動くのにちょうどいい。この時期としては異常気温なのだけど…

午後は明日から始まる、土曜日のファーマーズマーケットへ向けての商品作りの準備。材料の計量を済ませておく。久しぶりで間違いないかドキドキ。ちょっと時間かけてやらせてもらった。

計量後は今日はごはん担当!ここのファームではオーナーモニカと交互に夜ごはん当番。今日はお友達が来るらしいので、モニカも食べてみたいと言っていたちらし寿司にしよう!

生魚はない為、サーモンを切り身にして焼いたものと、錦糸卵、刻みのり、スプラウトで飾る。四角にカットした海苔を添えて、手巻き寿司の食べ方も試してもらえるようにする。お味噌汁も一緒に。出汁をとった昆布は佃煮風にして、モニカのザワークラウトをガリ代わりに、チラシと合わせて好きなように組み合わせて楽しんでもらった。佃煮風を気に入ってくれたの意外でびっくり。いっぱい食べてくれて嬉しかったのでした。

今日はモニカと友達のチェスをみてお勉強。ルールを知ると面白いね。ハリーポッターと秘密の部屋が観たくなった。

2024/1/29-30 Back to home. 

29 朝パシフィックセントラルステーションへ向かう。乗り換えのグランビルの駅から歩いてみたら、ちょうど朝日の時間できれいなピンクオレンジの空が見えてラッキー。ライトで照らされるパシフィックセントラルステーションと、バックの朝日のオレンジの色が合わさって、ポストカードになりそうなきれいな景色が見れた。

ここからまたカムルプスへ5時間のバス旅。半分以上寝てました。カムループスへついて、腹ごしらえをして、友人宅へバスで帰宅。バスから降りると、友人の旦那さんが犬の散歩してる所に遭遇。You back to homeと言われて、わたしもhomeと言っていいですか?と嬉しくなった。

友人宅へ帰り、ホームステイの留学生と再会し、旅でもらったカードゲームをしながら、旅の話。それぞれの話。友人宅でも良い友達ができたのでした。

30 今日は夏にいたモニカのファームへ移動する日。今週末のモニカ外出中のファームシッティングをするため、迎えに来てくれる。荷物はもうまとめてあるので、午前中はゆったりゆったり。

リビングで溜めていた日記を書いていたら、娘ちゃんが朝ごはんに作ったパスタをお裾分けしてくれた。嬉しい、ありがとう。玉ねぎ炒めてミルクいれて、小麦粉でとろみつけて、チーズとグリーンピーをいれたシンプルクリームパスタ。美味しかった。

モニカが迎えに来てくれて、ジェシカ家族にお礼を伝えて出発。本当に本当にありがとう!!

山間の川沿いのハイウェイを40分のドライブ。山間だけれど、乾燥地帯の山で大きな木はなく、川のおかげもあり、見晴らしがとてもいい。山を眺める楽しさはここで知ったかもしれない。この川沿いに走る線路は、私が寝台列車で通ったところ。モニカの家も電車から見える場所だけれど、夜だったの。

ファームについて、久しぶりの動物達に挨拶。さっそく畑を一区画ずつキレイにしていく仕事。枯れた植物達を抜いていく。ひんやり空気で快晴のなか、外仕事。気持ちがいい。

夜ごはんは、モニカが作ってくれたタコス。皮はファーマーズで売られていた手作りの。ライス、ビーンズ、アボカド、スプラウト、手作りザワークラウト盛り盛りにして頂きます。Messy dish は美味しいのよねが、合言葉。

夜はチェスを教えてもらいながら。人生2回目のチェス、なかなか楽しい。

2024/1/27-28 冬のナイアガラの滝観光。

27 朝一、トロントのユニオンステーションバスターミナルからフリックスバスに乗ってカナダ側のナイアガラの滝まで。約2時間のバス旅。

ナイアガラの滝のバス停は滝のすぐ上に着く。バスを降りると目の前にもう滝!イグアスの滝とは違い、街の中の大きな公園に巨大な滝がある感じ。ホテルのビルたちに囲まれているのが不思議な感じ。お天気があまり良くないからか、ただの滝の飛沫が凄いのか、反対側の滝はミストで隠れてしまっているけれど大きな滝の勢い、迫力がすごい。水が落ちていくところを間近で見られる。街の中でも自然の力強さを感じました。

事前に買っていたウィンターパスで周りの施設を回ることにする。小さな温室フラワーガーデンと、昔使われていた水力発電所。発電所の地下のトンネルは歩けるようになっていて、トンネルを抜けると滝壺の高さから滝を見れる。下からの方がさらに大きさを感じる。滝の後から見れるビハインドツアーと言う施設も。エレベーターで滝の裏につながるトンネルへ降り、滝の真横と後ろから見られる。水の勢いがすごい。

滝周りの公園をぶらぶらしていたら、アメリカ川の滝が見えることに気づいた。滝の上にビルが立ち並んで見える。ちょっと引き絵で見れるこっちの滝もいいな。

お土産屋さんでポストカードをゲットして、今日泊まるモーテルへ。Carderic motel は80’sみたいなデザインで可愛かった。ウィンターパスにはバスも含まれているけれど、30分に1本とかで、タイミングを合わせないと歩いた方が早かったので歩いてしまった。

暗くなってナイアガラの滝のライトアップを見にまた滝へ戻る。なんと霧雨と霧で、滝が全く見えない。霧全体がライトアップされていて、辺り一面カラフルに光っている。これはこれできれいだけど滝も見たかったなぁと思いつつ、面白い体験だった。

28 ナイアガラの滝のバス停からまたトロントに戻るので、朝一滝を見るチャンス。今日の方が見える面積が多くて嬉しくなった。バス停でバスを待っていたら、寝台列車が一緒だったご家族が声をかけてくれた。少しお話をしていたら私が戻りたいと思っている島の近くに住んでいる方で、もし来るようだったら連絡ちょうだいとメールアドレスを教えてくれた。うれしい出会い。

トロントにバスで戻り、トロントからUPという列車で空港に向かう。久しぶりの空港、旅行感。旅の終わりって少し寂しくなるね。そして、旅感を感じると私は自分の固定の場所が欲しくなる。Settle down したいのよ…笑

トロントからバンクーバーは飛行機で5時間。時差が3時間あるので、今日は27時間ある1日。バンクーバー時間夜7時に空港に着いて、そのままバンクーバー空港で一夜を明かす。これで3回めのバンクーバー空港泊。今までオブジェの周りの木の椅子で夜を過ごしたいけれど、今回チェックインカウンターの前にあるベンチで寝てみたらこちらの方が寝心地が良いことに気づいた。

2024/1/26 カナダ横断Via train カナディアン号4日目。トロント観光。

26 寝台列車の旅最終日。5時に目が覚めて、布団でゴロゴロ。せっかくなので、列車内シャワー体験をしてみよう。シャワー室は、荷物置き場広いし、お湯になるまで時間はかかるけれど、水圧も困らない。想像以上に快適だった。大きなバスタオル2枚とジャンプー石けんがセットで渡されているのも嬉しい。

今日は昼過ぎにトロント着なので、いつもと違うタイムスケジュール。朝は7-9時コンチネンタルだけの朝ごはん。9:30-13時のブランチタイム。今日はブランチに行こうと思うので、朝はご自由にお取りくださいコーナーのオレンジひとつかじる。朝ごはんへ向かう他の乗客さん達と挨拶をかわす朝。嬉しいね。

ブランチタイムまで、おばちゃま達とお話。昨年行ったヨーロッパの川を下るクルージング旅行が楽しかった話をしてくれた。電波が弱い中、日本とテレビ電話でライブ世界の車窓からも。

列車での最後の食事、ブランチはパスタに。スピナッチクリームが入ったカンネッローニにトマトソースがかかった物。美味しかった。

電車がトロントに到着するまで、展望席や自分の席で小説を読みながらゆったりと過ごす。そんな事していたら、昨日カードゲームで盛り上がったおばちゃまから昨日のカードをもらった。楽しい思い出と共に、旅のお供がひとつ増えたの嬉しいな。

トロント到着。大きな駅に、ビルが立ち並ぶ大都会!トロントは友人が以前ワーホリでいた事があるため、事前に聞いていたおすすめに頼って、おすすめ巡りに全振りする事に決めていた。

まず、到着したユニオンステーションから徒歩で行けるセントジョーンズマーケットへ。中へ入ると想像以上の広さ。肉魚生鮮食品からチーズやワイン加工品食べ物屋さん、お土産屋さんまでひしめく通路は楽しすぎた。

街を歩き地下鉄に乗ってお勧めされたお菓子屋さんへ向かう。バナナプリングがすごいおいしいとのこと。Lansdowne 駅から歩いて5分、Home baking と言う焼き菓子屋さん。バナナプリングが焼き上がるのは4時以降と言うので、歩いていける範囲のベトナム麺屋さんへ行くことに。

歩いて10分ちょっと白の大きな看板に緑の文字がドドンと、pho linh。混ぜ麺のBun thit nuongが友人のおすすめと言うことで、席につきメニューも開かずに友人からのメッセージをそのまま見せて注文。あったかいお茶がポッドで出してもらえるのが嬉しい。大きな器のライスヌードルの上にシャキシャキのもやしとグリーンリーフ、ミント、ピーナツ、焼かれた豚肉がのっている。添えられてきた、人参と大根が漬かったナンプラー入りのちょっと酸味の効いたタレをかけて食べる。豚肉の香ばしさと油と甘酸っぱいタレが美味しい。もやしのシャキシャキと、時々あたるミントの爽やかな香りがたまらない。最初の1口こそリアクションすれど、その後は無言で黙々と食べ進める。手が止まらない美味しさだった。14時過ぎでも続々と人が入ってくる人気がわかる。

4時までまだ時間があるので紹介してくれた友人が以前ワーホリで働いていたカフェに行く。Run&Gun coffee. 可愛らしい見た目のカフェは雑貨や洋服も置いてありおしゃれな内装。ラテを注文。アジア系の女の子が働いていたのでついつい日本人か聞いてしまったけれど韓国の子だった。友人が働いていた話から話が盛り上がり、お菓子を勉強中だと言うその子が作ったメープルナッツフィナンシェとバタークッキーをくれた。ラテもお菓子も美味しくいただきゆったりさせてもらった。楽しい時間でした。

Home bakingに戻りバナナプリングを聞くとできるのは6時過ぎになりそうとの事。でも、どうしても食べたい…ダウンタウンに戻ってホステルのチェックインをしてまた戻ってくることに。ホステルのすぐ横にはもう一つのお勧めのヴィーガンお菓子屋さんBurnny’sが。クランブルがのったケーキをゲットしてホステルにチェックイン。ワーホリで来ている日本人の男の子が対応してくれた。

少し時間を潰して再度出発。6時に行くと今すぐは食べられないけど持って帰るならと売ってくれた。ハーフパイントでカップに詰めてくれ、大事に手に持って帰る。クリームとスポンジとバナナがぎゅっと詰まったカップは見てるだけで幸せになる。なんだこの独特のカリッと食感のあるスポンジは。(レディーフィンガーなのかしら?)パイとスポンジの間のような…。軽いクリームにところどころカリッとするスポンジに隠れているバナナ…とろけるおいしさ。明日まで置いて馴染んだらまた違うおいしさなんだろうな…と半分残して冷蔵庫へ。明日のお楽しみ。

美味しい幸せな1日でした。

2024/1/25カナダ横断Via train カナディアン号3日目。

25 寝台車、毎晩快適に爆睡できている。今日の朝は起きたら電車が止まっていた。ずっと食べすぎなのかお腹が重かったので、朝ごはんはコンチネンタルを選択。コンチネンタルと言っても、オートミールを選んだので温かい。嬉しい。添えられていとミルクとシュガーをかけて食べた。オレンジジュースと一緒に。朝食はまたまた同じお爺ちゃまとで、毎朝一緒に食べられる人がいるのは楽しい。昨日から乗って来たという男性と3人で食べた。

食堂車を出てから、フルーツが食べたくて、勝手に取れる朝食が置いてある展望車の1階でオレンジだけいただく。まわりでパズルやゲームをしているおじさまおばちゃま達が話しかけてくれた。

今ファームを回っていると話すと、そのおじさまおばちゃま方はファームをやっていたと。今は息子の代になっているが、森の中に小屋を建て、野外キッチンをつくり、コンポストトイレをつくり暮らしていると。小屋、庭、食肉用の動物達の写真を見せてくれた。湖畔に暮らすご夫婦は、冬に湖の氷を切り出し小屋いっぱいにストックしておけば8月まで持つのだと、氷を切り出している様子を見せてくれた。

ベッドが斜向かいのそのおばちゃま達は、私の向かいのベッドの女性が島でセルフグリッドのファームをやっている事を教えてくれた。さっそく話しかけに。私が最初に行ったコーテスアイランドの南側にある島で、自分達のファームで食べ物を育てながら、少しパートタイムワークで外に出てお金を稼いでいるそう。

お昼までおばちゃま方がやっていた1000ピースパズルに参加して一緒に作ったり、一時停止駅Sioux Lookoutで歩いて写真を撮ってもらったりした。おばちゃま方の街が北海道の名寄と姉妹都市らしく、何人もの日本人の交換留学生を受け入れ、ファームに教えてもらったパークゴルフのコースがあるよと言っていた。

お昼ごはんは、向かいのファームのお姉さんと、フランス語を話す男性2人と相席。お姉さんはフランス語を話せて、一時フランス語会話になって、何にもわからなかった。オンタリオ州とケベック州はフランス語圏があり、オンタリオの小学校は半分英語、半分フランス語での授業をやる学校があるらしい。お姉さんはそこの卒業だそう。今日のランチは、チキンとワイルドライスのスープに、ツナメルトを頼んだ。付け合わせのピクルスいりのポテトサラダが美味しかった。デザートのブラウニーはずっしりむっちりの上に柔らかチョコレートの層があり、濃厚。今日もミルクアイスと合わせて至福のデザートタイム。

ランチ後は、またパズルに戻る。乗客の数人で入れ替わりみんなで進めている。ランチを共にしたフランス語を話す男性2人も一時参戦。フランス語で話しかけられ、聞き取れる単語とお互いがわかる簡単な英語で会話する。フランス語の単語って、スペイン語とほぼ同じ物もあるのね。知ってる単語があるものだから、スペイン語話してる?って聞いたら、フランス語だった。ルーツがラテン語だから似てるのがあるんだよって。そのままのもあるのかと学び。少ししかかじっていないスペイン語も少し役に立った。

午後はパズルをやりながら、ビンゴ大会とワインテイスティングに参加。ずっと何かしらをしていて時間が過ぎるのがあっというま。1000ピースパズルの想像以上の難しさに苦戦。あと4分の1くらいからなかなか進まない…ひとピースはまるごとに、ガッツポーズに拍手に、ハイタッチ。笑

そんなこんなで夜ご飯。最後の夜ご飯ねと相席したみんなで乾杯。最初の夜一緒だったおじちゃま達と、昨日から乗ったというおばちゃまと。ナイアガラへ行くと言ったら夜のライトアップは見逃さないようにとアドバイスをくれた。ディナーはポーク、コッド、チキン、ベジラザニアからチキンをチョイス。付け合わせはライス。今日のスープはトマトビスク。パンはふわふわの胚芽入りパン。デザートがやっぱりハイライトで、ドルチェデレチェチーズケーキ。キャラメルのかかったキャラメルチーズケーキに、バニラスポンジが巻き込まれている。スポンジクラムと合わせるチーズケーキ、楽しくて美味しい!いつものようにおじちゃまが食べきれないケーキをくれたので、2種類味見できました。笑

夕食後もパズルの続き。通りすがりの他の人達も通るたびに進行状況をみてprogressing! Almost! Good job. などなど声をかけてくれて楽しかった。最後の1ピースだけ、1番長くやっていたおばちゃまの為にはめずに残しておく。ごはんから戻ってきたおばちゃまがはめて、終了!拍手喝采、写真撮影会。この列車で出会っただけだけれど、チームワーク抜群で素敵でした。

夜は昼間お話したファームのおばちゃま方に、カードゲームに誘ってもらってベッド時間までゲームを。Phase10面白かった。3日目は圏外が多かったのもあり、他の乗客のいろんな人と交流できて楽しい1日でした。