この旅で初ぐっすりぶっ続け7時間寝られた朝。スッキリ。朝焼けをみたあと、再びわんこたちと戯れる。誰もいない庭に顔を見せると、みんな駆け寄ってきて人気者気分。朝の日差しに照らされた庭の芝の緑が眩しい。ひやっとした朝の空気が気持ちがいい。好きだ、この時間。
夏の終わりのパラグアイは私たちが滞在しているこの数日間だけでも少しずつ過ごしやすくなってきた。
旅人の2人とwwoof, workaway の話を少しできたのもよかったな。楽しかった。
朝ごはんThe日本の朝食。味噌汁、ごはんをお母さんが盛ってくれる。イグアス居住区では大豆の生産が盛んで、納豆も豆腐も味噌も醤油も作られている。ぜーんぶ美味しい。パラグアイでこんなごはんに出会えるなんて想像してなかった。大きなサラダが食卓の真ん中に置かれていて、やっぱり日本人は野菜よねとお母さん。海外の文化やお店が入ってきてなんでも食べられる日本だけれど、やはり育ってきた環境のごはんの影響は大きいなと。
ここで出る胡麻プリンが美味しい!日本の粉の素から作るプリンを再現しようとお友達が試行錯誤してできたレシピで作っていると言う。ミルキーでムチッとした黒胡麻プリン、トップの粒々ごまがまた美味しい。予約の時にリクエストする人がいるほどの人気らしい。
明るくおしゃべりなお母さん、みんなからお母さんと呼ばれている理由がわかる気がする。ご本人は大雑把なのよ、気を使わなくていいから旅人が好きと言うけれど、気にかけてくれている。ちゃっちゃっと周りの事をしてくれている。
息子さんも仕事外の時は庭に出てきて旅人に混ざり話している。星を見ていると説明しながら一緒に楽しんでくれる。
久しぶりに来た親戚のお家みたいだなと思った。初めてなのに。
旅人の2人と別れ、小林さんにバス停まで送ってもらい、ブラジルとの国境に向かう。小林さんがバス停のおじちゃんに声をかけてくれていて、バス停のおじちゃんがバスの車掌に声をかけてくれ、ハポネス!ここで降りるんだよ!イミグレは右に曲がってまっすぐ!と教えてくれる。それを聞いた同じ場所で降りたおばあちゃんが途中まで一緒に来てくれた。
国境の橋まできて出国スタンプを押してもらう。橋への行き方がわからないと聞くと道端のおじちゃんが手伝うよ!と道路を渡るのを手伝ってくれた。
パラグアイとブラジルを繋ぐ友情の橋。川を挟んで国がかわる、その景色は多摩川を挟んで県がかわる神奈川と東京のようだと感じた。島国の日本には無い、初めての徒歩での国境越え。不思議な感じだけれど、世界的にはこれができる国だらけなんだよなと。面白い。
ブラジルに入るとイミグレがわからず、再び警備のお兄さんに助けてもらう。
Uberで無事にホテルに到着し、コインランドリーへ洗濯しに行く。今まではスペイン語、ここからはポルトガル語。スペイン語は友達が率先して読み話ししてくれていたけれど、ポルトガル語は誰もできない…キョロキョロしていると手伝おうか?と女性が英語で声をかけてくれた。コインランドリーでも、その国の人は国税番号、旅行者はパスポート番号が必要なのね。無事に回せました。
いろんな人の優しさにありがとう。
今日は夜ご飯をスーパーで調達。街中の大きなスーパー。肉、チーズ、パンのコーナーが広い。パラグアイの街中スーパーと違うのは、パラグアイはマテの茶葉いっぱいだったけど、ブラジルはコーヒー。あとトマトソースコーナーがひっろい。日本にある種類のみかん、柿が置いてある。大きな所だからかもだけど、海苔、醤油とか日本食品が多いように感じる。大きな日系社会があるからかしら。
携帯会社に話しを聞きに行ったら、担当してくれた女性が日本の文化が大好きだから会えて嬉しいと携帯の翻訳機に打ち込んで伝えてくれた。画面の中でしか見た事ないからと。日本から来る日本人は少ないのかな。来ただけで喜んでもらえるなんて、それだけでもう来た甲斐があったな。なんて思っている単純な私。
ポルトガル語をまーったくやってこなかったので、急いで挨拶とありがとう、イエスノーとかすぐ使えそうな物を調べたのでした。
ポルトガル語のありがとうはオブリガード。これだけでも言えるとニコッとしてもらえるのが嬉しいのです。
今回の旅の予定
神奈川→大分→大阪→パラグアイ→ブラジル→アメリカ→カナダ