2024/07/1(Mon) Hay day. 新しいWwoofer

今日の仕事:ガーデン作り(足場用の石置き、コンポスト入れ、植えはじめ)牧草乾燥、移動

お昼ごはん: トマトパスタ、ブロッコリーwithグリーンオニオンソース、フランソワのキッシュ、グリーンサラダ

タイニーハウス横のガーデン、土を入れたところに足場になる大きな石やレンガを入れて、ガーデンの中に入れるように。コンポストをトップに入れてトマトとかを植えはじめました!ようやく!畑、ガーデンって植えるまでが大変で大切ね。

今日から新しいウーファー2人。18歳、アイリッシュのキーランと、ガボン出身でフランスで暮らすサーガ。どんな毎日になるか楽しみだ。

今日は牧草の日。Hayday. 刈って地面に広げてあった牧草をフォークでひっくり返し、よく乾燥させた後に、みんなで倉庫へ運んだ。広がった牧草をクルクル巻くように塊にすると沢山一気に運べる。倉庫のなかでは塩をかけながら踏みつける。脱水と羊達が食べる時のミネラル補給だとか。終わったあとは、フィリップさん宅のデッキでみんなでお疲れスナック。自家製エルダーフラワーサイダーとりんごジュースのノンアルコールカクテルと、パンにペストとピクルス、花びらをのせたもの。

Hay dayはどこのファームでもみんなでやる大切な仕事なんだなと、カナダのHaydayを思い出した。

2024/07/ 30 自転車旅サンマロ

今日はサンマロの街散策。サンマロは海沿いの要塞都市。海賊の街。昔から栄え、ひとつの国として認められていた時もあったとか。ひとまず海沿いの城壁まで向かう。街の海に突き出た部分が壁で覆われている。街側からゲートを抜けて、城壁の中の旧市街へ入るため、テーマパークのよう。凛々しく聳え立つ壁の中に入るとそこはTheヨーロッパとイメージするような、お店の外に椅子と机が並べられたレストランとブティックが立ち並ぶおしゃれな街。戦争時代はこう言った軍の基地に人が集まり賑やかだったんだろうとフウカちゃんと思いを巡らす。

壁に登ると、海の上に何個か建物が見える。全て軍事用に建てられたもの。フランス西側の海を守る重要基地。今も凛々しく立つ姿がかっこいい。

ブルターニュに来たのだからと、クイニーアマン屋さんへ。バターがたっぷり織り込まれた生地に、たっぷりの砂糖が焼かれたトップ、それにまた名産の塩キャラメルを乗せてもらう。あまくて、ギルティなとろけるお味。小麦よりバターが沢山あり安かったブルターニュ地方のパン屋さんが、バターをたっぷり入れたパンを作ったのが始まりだそう…なんと贅沢。お隣にあった、50種類はあるだろうなアイスクリーム屋さんのトリプルアイスと一緒に食べてしまい、最後は戦いだった。

街散策をし、ブルターニュ地方のお土産パレットブルトンヌを購入。バターと卵の香りの分厚いクッキーのようなお菓子。

おしゃれ雑貨屋さん併設のブランチブッフェでお昼。外からみて、カラフルなお惣菜、サラダが並んでいるのが美味しそうで思わず入ってしまった。旅中は食事が偏る。小麦以外のもの、フレッシュな野菜が嬉しい。

お腹いっぱい食べて、今日はサンマロからdouble de Bretagneへ自転車をこぐ。城壁からでるとパステルカラーのカラフルな街並みが続くギャップが面白い。昨日より道じゃない畑の畦道を抜け、海沿いへ出ると後ろにサンマロの城壁、前にモンサンミッシェルを望む贅沢な景色。今日も2時間程こいで、駅に到着。お尻が痛い。自転車旅の代償。

サンマロ、もっとゆっくりいたかったな。小さな街だけど、魅力が詰まっていた。フランス人も旅行で来るおすすめの意味がわかった。また来たい。

モンサンミッシェル、サンマロそのものもだけれど、自転車で旅を出来たことが嬉しかった、この週末。

2024/06/14(Wed) Le Doyenne朝ごはん、St-loへ。 Wwoof in Franceのスタート。

楽しみにしていた朝ごはん。着替えて下に降りるとレストランの入り口から右側の部屋に案内される。中は中庭側に向くキッチン横の小さな部屋になっていて、壁沿いの棚に朝食が並べられ、自由に取れるようになっている。”コーヒーは置いてあるけれど、エスプレッソも入れられるよ”との事で、ラテをお願いする。クロワッサン、パンオショコラ、セイボリークロワッサン、ヨーグルトに、チーズに、ハム…目移りしていると、”Bonjour”と話しかけられた。カップルの女性が”昨日の夜、貴女をみていたよ。一口一口しあわせそうに食べていたね。シェフに見せてあげたかった。”と。見られていたとは…笑 でも幸せそうで、それが他の人にも伝わっていたなら嬉しい。とっても幸せだったから。スタッフさんや、シェフの皆さんにも伝わっていたらいいな。結婚記念日で来ていたという2人と話ているとラテを持ってきてくれた。朝食を選ばなければ。

コラムで読んだ、パンオショコラは絶対。シンプルなクロワッサンも食べたい。ハムとチーズを1つずつと、ジャムやハチミツも味してみたいから少しずつ。お腹と時間が無限にあればいいのに…

やっぱりクロワッサンは焼き上げて、粗熱が冷めてすぐが一番!齧ると広がるバターの香りとジワッと感じる油分。層ひとつひとつがわかるくらいサクサクの層。中の層はひとつひとつが軽く柔らかくジワッとバターが染み込んでいる。パンオショコラも同じく。そして、チョコレート。甘くはない、カカオのパーセンテージが高い物だろう。でも酸味は強くなく、苦味も強くなく、カカオの香りがよく感じられる。2本のチョコバトンで大大満足になれるチョコレート。美味しい。

オレンジジュースは、手絞りのようなトロッとしたテクスチャーで、軽い酸味と爽やかな甘み、粒は無く、なめらかで飲みやすい。アップルジュースはクリアで甘みしっかり。オレンジジュースとの対比が面白い。

チーズは癖なく、塩気も軽く食べやすい。朝に優しい。ハムは今日も、薄くて柔らかくて絹のよう、脂が多いけど甘く、しつこくない。

マーマレードはしっかり苦めもったりしたもの。レモンのコンフィチュールは甘めでさらっと爽やか。この対比も面白い。ハチミツは結晶がシャクシャクするのが美味しい。

ヨーグルトはサラッと軽いもの、酸味をしっかり感じる。オレンジはハニーの香りのリキッドにつけられてサラッとしたソース。グラノーラは、香ばしくしっかり焼かれ、ナッツが丸ごとゴロゴロッと。甘さより香ばしさのたつ味。

“あー、もっと食べたい。”と思いながらも、出発の時間。バスの本数が少ないから要注意なのです。ごはんにも、お部屋にも、スタッフさんにもありがとうをして荷物を担いでバス停へ歩く。幸せな時間だった。長期の旅中としては大奮発の滞在だったけれど、本当に来てよかった、大満足の時間。1泊だけど、幸せがいっぱい詰まった時間だった。

さあ、ここからはWwoof先に向かいます。パリで乗り換えて、ノルマンディー地方のSt-lôへ。大きな駅、で長距離列車のチケットを買う。なんともバタバタした。

乗りたい電車の乗り換え時間少ないから急いでチケット買わないと!とチケット売り場らしい看板を探して並んでいたら、違うチケット売り場!”奥よ!”と言われ、進むともうひとつのチケット売り場。スタッフさんに地図アプリの画面で乗りたい電車を見せながら、手伝ってもらう。(なんせフランス語スペルわかっても発音できない。英語?率高め)チケット取れたが、2時間後。乗り換え駅まで行ける一個早い電車があるのに気づき、カウンターに並んで変更をお願いする。当日変更だからプラス12€…さっきのお兄さん…聞いてよって頭を過ぎったけど、いいの。旅はいろいろあるよね。変更してもらい、私の乗りたい電車が電光掲示板の1番上に。焦って改札入るも、色分けされているプラットフォームの色が違う!周りに駅員らしい人もいない。改札出る女の人に間違えたみたいと伝えると、一緒に出てくれた。チケット売り場まわりのスタッフに確認すると、”まだ番号が出てないから待て”と言われる。色表示はされているけど、プラットフォーム番号がでるのは出発5分前くらいだった。焦りは禁物です。

正しい改札を通り、指定席へ。新幹線のような座席に座り、2時間少し。Ceanの街へ。教えてもらった薪窯パン屋があるじゃない!と調べると、14-16時お休み時間。私は14時に到着、16時発という、何というタイミング。パン屋さんにはお呼ばれしてないんだなあと。着いたら、土砂降りだし駅構内でドリアンの学校ノートを読み返す。

電車移動し、St-lô へ。迎えに来てくれたフィリップさん、フランソワと無事に落ち合えた。(日本語話せると”さん”をつけてしまう)フランソワがフランス式挨拶、ビズをしてくれた。初体験。車に乗り込み、オーガニックのグローサリーと、近くの酪農ファームでお買い物をし、買ったアプリコットをみんなで齧りながらファームへ向かう。駅周りを離れると牧草やコーンの緑が一面に広がり、牛ヤギ羊たちがちらほらと。ノルマンディーは酪農の州。気色をみて北海道みたいだなと思う。

ファームに到着し、案内をしてもらい、wwoof共有スペースの2階、天井に続くハシゴを登ったお部屋に滞在させてもらう。

UKからの長期滞在するクリス、日本人大学生フーカが今いるWwoofer。フーカと夜ごはんを食べさせてもらい、隣のChante le vie パン屋へ行くと、日本人研修生が2人。パン学校同期のボスのお友達と、以前の職場が近くてイベントで同席していた事が発覚した方。ちなみにフーカはドリアンの田村さんのお友達のお子さん。フランスに来て、繋がりがある人ばかりでびっくりな1日目。

2024/06/13(Thu)ファームレストランホテルLe Doyenné

レセプションは入り口にある小さなブティック(売店)。売店の中には、野菜たち、ワインやシードル、チョコレートなど食べ物、キッチン用品からガーデン用品が並べられていた。そこのレジに立つ女性に声をかけると”私が案内するわ!”と、レストランの入り口で名前を確認され、2階に案内された。ミントグリーンに様々な花が散らされた壁紙に囲まれた廊下に並ぶ、明るい色の木のドアがかわいい。1番手前の101号室に入る。中庭が見える窓からの光りがキレイに差し込む、天井の高いお部屋。白と茶が基調のお部屋に大きなベットが置かれ、シャワー周りやバスルームに緑がポイントで使われている。かわいい。生のお花がいけられているのも、ベット頭元のライト横にチョコレートがそっと置いてあるのも嬉しい。

お部屋も楽しみたいけれど、暗くなる前にガーデンへ行きたい!と外へ向かう。1階に降り、レストランを抜けて、テラスにでると、そこからガーデンへ道が続いている。塀沿いに並ぶフルーツの木には、緑の小さな果実たちがつき始め、その木の下にあるいちごや、畑の傍に立つベリー達は赤く、または黒く色づき食べ頃だ。カナダより少し早いみたい。カナダではまだ食べられなかった子たちが食べられそうでワクワクする。それぞれの畑パッチの間は芝で整えられていて、ガーデン全体が青々としていて気持ちがいい。

地面に植る野菜たちをみながら奥に進むと、グリーンハウスがある。中に入ると、右の部屋に小さな野菜の芽たちが台の上に所狭しとギュッと並べられていた。左の部屋には、トマトやきゅうりなど夏野菜と思われるものが育っている。端にはキノコと、壁伝いにはパッションフルーツと思われるものまで。楽しい楽しい。ゆっくりガーデンを歩いていたら、”早めに来てもいいよ”と言われていたディナーの時間になりそうだ。早めに行きたかったのに、全然早くない時間になった。

楽しみにしていたディナーの時間。(ここはレストランがメインで、レストランを予約した人だけ宿泊が予約でき、朝ごはんがついている。)

今ワインを飲んでしまったら寝てしまいそうなので、ノンアルコールのドリンクをお願いする。ここで作っている物を尋ねたら、エルダーフラワーとローズのケフィアとケフィアにしてみた。ワイングラスにピンクのローズの花びらが浮かべられた琥珀色のドリンク。グラスを嗅ぐとエルダーフラワーの香りがとってもいい。口に含むと甘いホエイの香り。ローズが後から追ってくる。微炭酸で爽やかで、ゴクゴク飲めるけど、香りがもったいなくて少しずつ。こんな特別感あるノンアルコールドリンク素敵。嬉しくなった。

前菜には、私を囲むように並べられたシュルキュトリー、ブリオッシュ、ミニスプリングロールのようなもの、オイスター。料理を説明してもらう時、”温かいからこっちから紹介するね”と言われたから、ブリオッシュのお皿から頂こう。

ブリオッシュは、卵香りがしっかりするフワッと生地に、脂キューブとレバーペースト。
スプリングロール?は、ペースト状のシープチーズと砕かれたビーンズか中に。サクサクのなかに、少しピリッとするチーズペースト、グリーンのビーンズの食感が楽しい。
オイスターはホースラディッシュのソースとエルダーフラワーオイル。ソースがホースラディッシュの香りがよいけれど、辛味が鼻にくる手前で抑えられているのか辛くない不思議。エルダーフラワーオイルの香りは控えめで優しく香る。そして、オイスターがトロットロ、なめらか磯の香りは強くなく、おいっし!海のミルクと呼ばれる意味がわかる、ミルキーな飲み物のようなオイスター。
シュルキュトリー達は全部うっすーくスライスされて、なめらか。ベーコンは、脂の体積8/10って見た目だけれど、その脂がサクッとしていてオイル感なく甘い。パンチェッタはもう少しお肉感と外側にチリの香りがして面白い。サラミのようなやつは、全体的にチリの香りはするけど辛くない。ホロホロとしたチリの香りのお肉を脂の塊がまるくしてくれる。ハム?みたいなものは、(名前覚えられなかった…)薄切りで絹のよう。脂感はベーコンより感じるけど、舌の上をトロッと撫でて消えるような軽い脂で、甘味を感じた。

後から出てきた野菜のお皿。
キャロットは海藻ジュレと。ピリッと辛く、辛味噌みたい。チコリは、ほんのりブルーベリーが香る、酸味のあるソースと。ハスの葉みたいなものには蕗味噌のようなペーストを挟んで。レモンの味の葉には、ラズベリーとブラックカランツのジェリーでとってもフレッシュ。ラディッシュはエルダーフラワージェリーと。柑橘皮入りでゆず味噌みたい。ブロッコリーフリットはアンチョビソースと。赤ラディッシュひとつは辛味のあるもの、そのまま。もう一つの苦味のある物は花とソースと。違いが面白い。他のフレッシュな中にちょこっとジャンキーな揚げ物とアンチョビのしっかりした味が入ってくるの美味しいな。

パンはルヴァンでここで焼いている。
カウントリーブレットとリンチーロール(Lin がフレックスのことみたい。フレックスシード)。まるい酸味、底面黒くなるほど、しっかりバキッと焼かれ香ばしい。リンチーロールのトップで焼けたフレックス噛むと香ばしい香りが広がる。パンとベーコンを一緒に食べたらハニーみたいな香りが口に広がり、美味しかったなあ。これがアミノスパークか?と思いながら食べた。バターはスイスのものがとってもクリーミーでミルキーなのに比べ、こちらはもう少しスッキリと、そして少し野生的なミルクの香り。面白い。

冷製スープ。
グリーンアーモンド、カシューの酸味のあるスープに、かために茹でたピーと半切りカシスが浮かべられていた。

サラダ。
“セサミリーフみたいなシソみたいな香りよ”と説明してくれた葉に、そら豆と生アーモンド、ミント、桃。海藻のドレッシングを纏って。時々あたるシソの香りが楽しい、そら豆のグリーンな香り、ホクホクな食感、アーモンドのカリッとフレッシュな食感が楽しい。ももと生アーモンドを食べるとフレッシュ×フレッシュで、口の中が明るくリフレッシュされる。ソースは薄っすらと纏って、主張なく酸味と時々の潮の香りで旨味のサポートしている。

メインのお魚のツナ。(写真撮り忘れたの悔しい…)
あったかいからか脂をジワっと感じる。下面だけグリルしていて、焼きと生の間のような、両側面のいいとこ取りをしている。上には細切りフェンネルとキューカンバー、コリアンダーの花が乗り、魚のしっかりな脂を爽やかにしてくれる。ソースはポテトとアンチョビの二色で、お魚の脂と爽やかな野菜たちをまとめてどっしり味を落としてくれる。

メインのチキン。
チキンはワイナリーかららしい。柔らかくも、しっかり弾力がある。シンプル焼かれたチキンの下に、シアントロのソース。キャロット、マッシュルーム、ビーツが添えられている。キャロットが甘くて中までしっかり柔らかくジワッと美味しかった。別皿サイドには、スピナッチをクリーミーなディルのソースと。

チーズセット。
おすすめされて眠いけど、お腹いっぱいだけど食べてみたくて追加で頼んでしまった。牛のチーズ、羊のチーズ、ヤギのチーズ。(チーズも名前覚えられなかった…)牛のチーズの薄切りにされたのは塩が効いて濃い味。三角の方はトロッとまろやか。羊の三角は中の色が違う。トロッとなめらかな外周に、ホロッとクリーミーな中心。羊って臭みないのね。牛よりあっさり。小さく1つ、ヤギチーズ。しっかりヤギの香り、なめらかなチーズ。切り方とか、量とか、味や香りの強さで調節されているのだなと。

デザート2種。
ミントアイスにピスタチオ、カカオニブ、キャラメルナッツが纏って、食感楽しいアイスクリーム。
アーモンドチーズビスケットケーキ、ベリー添え。サクッとした軽いスポンジ生地のロールケーキに杏仁風味(きっとアーモンドの香り)のチーズクリーム。

天井の高い、ガラス張りのレストラン。窓際の席からガーデンや空を眺めながら、時々オープンになっているキッチンを覗き、運ばれてくるカラフルで楽しい料理。幸せな時間だった。

20時ちょい前から22時過ぎまでゆっくりと食事。最後は眠気との戦いだったけれど、2階にすぐお部屋がある。その幸せな気持ちのまま、大きなベットに潜り込んだ。

Breadメモin San Francisco. 

サワードウの中でも酸味が強いのが特徴だと言われるサンフランシスコサワードウ。今回は3店ベイカリーへ行きました。

Acme バークレー発祥のオーガニックパン屋

○pain au  levan 

他の2店よりも酸味が強くないなと思ったらバークレー発祥だった。サンフランシスコサワードウの酸味の強さを比べられてよかった。生地感はボウディンと似ている、ふかふか。こちらは全粒粉も入っている。

○オリーブロール サワードウ生地に酸味のあるグリーンオリーブがチラホラ。かたくなるの早かった。

○シナモンカランツ シナモンと、カランツが巻き込まれたお菓子パン。6山になっていて少しずつ食べたり、わけて食べやすい。かたくなるの早かった。

○パンオショコラ

サクッと美味しかった。(お裾分けでもらい、あまり覚えていなかった…

Tartine 小麦の研究もするベイカーのサンフランシスコサワードウ。

○カントリーブレッドの3スライス+バター

他の二つに比べて、しっかりと焼き込まれていてダークな色で、クラストは固くバキバキ。クラムは水分が多く、荒い気泡。パン生地の旨味と焼き目の香ばしいフレイバーでパンそのままで、バターorオイルで美味しい。私はオニオンスープに入れたいと思った。

○Bread pudding

ブリオッシュをシナモン香る卵液につけて焼いたもの。生地の間に隠れている酸味のあるハイカカオなチョコレートが嬉しいサプライズ。

○クロワッサン 

サクッと軽く塩っけ感じる。

Boudin サンフランシスコサワードウの代表的なクラムチャウダーボウルのお店。

○Original

 un breachの小麦粉、塩、水で作られたサワードウ。白いクラムの目は細かく、クラストはライトブラウンに焼かれ、サワードウとしては比較的ふわっと柔らかなパンに焼かれている。サワードウらしいキュンと酸味の効いたパンだけれど、馴染みのあるふわっとした食感で、日本の家族でも抵抗なく食べやすいのではと思う。Boudin名物はこのパンをくり抜いてクラムチャウダーを入れたもの。目の細かいクラムはしっかりスープをキャッチしてくれそう。

○クロワッサン 

甘くバターの香り。タルティンよりしっかり生地、ややムギュッとする。

文章から察しているかも知れませんが、私の好みはTartineのしっかり焼き込んだもの。フワッとパンよりもバキッと焼き上げ、しっかり香ばしく旨味があるのがいい。ドリアン仲間のおすすめレシピにも出てたりするけれど、パンから出汁が出るんです…グルテン分解、アミノ酸はドリアンパンよりないかもだけれど、タルティンのパンもスープに浸したい。相乗効果でパンもスープもどちらも美味しくなりそう。

2/17-19 meat weekend. 

Cortes Island. BlueJayLake Farm.
ここはメインハウスのオーナー家族含めて5世帯がくらすコミュニティファーム。ブッチャー(お肉解体)とチーズつくりを得意とするファームメンバーとお肉を解体するという。わたしも参加させてもらう。

今日は腰の4分の1から。他ウーファーの2人牛を絞めるところから見たらしい。4分の1といっても想像よりもかなり大きくてびっくりした。外が涼しく汚れても片付けがしやすいので外にテーブルをセッティングし解体を始める。まず周りの色が変わってしまっているところなどを切り取って次に部位ごとに切り離していく。肋骨の部分が入っているので骨を電動ノコギリで切りながらliveを切り出した。電動ノコギリを使ってでも骨が硬いのが分かった。リブいやロースなど大きな塊で残すところ1階は1口台のサイズに切り中にするものとグラウンドミートにするものに分ける。ひき肉を作る機会に入れに行く方グラウンドする。これらは冷凍保存をされ少しずつ食べることになるので1ポンド82ポンドずつにはかって保存用の上で巻いてバッティングをしていく。すべてに名前とグラムを書いて冷凍庫に保存。

次の日昨日残しておいたブランドビーフをソーセージにする。いろんな種類のソーセージから自分たちが食べたい味を選びスパイスやハーブを測って準備する。用意したスパイスと肉をねっとりするまでこね揚げソーセージを絞り出す機会にセット。手でくるくる回す手動式の機械。きれいな鳥をセットしてお肉を詰めていく詰めた後のソーセージをイッポンイッポンの短い長さのところでくるっと捻ってチェーンのようにしていくのが楽しかったソーセージを少しつるして乾かしてからまた上でラッピングして全てに名前を書いて冷凍庫へ。

二日間まるまる係のお肉の解体からの加工。悪の解体は思ったよりの隠岐の島歩子だったり固いことも多くかなりの体力作業。牛の4分の1だけでもこんなに大変なのに1頭乱闘をもうやるとしたらどんなに大変だろうと思った。Sorryお肉をうどん食べることにさらなるありがたみを感じる。

2/7

今日の夜ごはん。モニカが冷蔵庫のマッシュルームを使いたかったの!と、マッシュルーム、スクワッシュ、オニオン、クリーム、スパイス(パプリカ、ペッパー、ソルト)幅広パスタ。おいしーい!食いしん坊の私はなんでも食べ応えが欲しい。麺は太麺派。モニカお手製のフレッシュ幅広パスタ、もちっと美味しかった。パスタは乾めんスパゲッティが多いけれど、レパートリー増やしていきたいなの気持ち。

食コラム番外編: パングラタンを作りながらの朝ごはん。

パンを浸すスープをこぼした後のかすかにスープが残るお鍋にオリーブオイルを垂らして、ちょっと硬くなったパンを置く。ふたをして火にかけ、スープの蒸気で硬くなったパンをほぐしながら焼き目をつけていく。焼き色を確認してひっくり返して反対も。硬かったクラスとは噛み切れる柔らかさになり、クラムにはカリカリの焦げ目がつく。火を止めて鍋の端に冷蔵庫に残っていたスパイスキャロットをのせて再度ふたをする。少し外仕事をしてる間に余熱で温めておく。冷蔵庫にはゆで卵がストックしてある。すぐ食べられるタンパク質、重宝している。パンをのせたプレートの端で、卵を崩してスパイスキャロットとマヨネーズと混ぜて即興スパイシー卵サラダ。洗い物増やしたくないから、食べる皿の端で仕上げるの。冷蔵庫にあったハーブをいい感じに散らして完成。

ずぼらだけどおいしいものが食べたい。ちょっと硬くなったパン、使い終わりの鍋、冷蔵庫の残り物…使えるものの合体。これとこれ合わせたら美味しそうだなぁ、楽しそうだなぁを試すのが好き。いろんな国でご飯食べて、いろんな人と食卓を共にして、これとこれ合わせたいなぁの幅が広がったように感じる。子供の頃、妹がこれとこれ合わせたら美味しそうじゃない?って言ったものが私の想像を超えていて、いやいやいや!と止めたことを思い出した。今なら試してみようよ!って言える気がする。どんな組み合わせだったか覚えていないけれど…。知らないを知ると世界が広がりますな。器も大きくなったかしら。でも、食事の器は大きくしないように気をつけないと…ファーム美味しいものいっぱいなのよ。

食コラム: パングラタン

私はクリームソースが好きなのです。とろとろのミルキーなクリームソース口いっぱいに欲しい。シチューやクラムチャウダーをスプーンですくって食べるとすぐに口からいなくなってしまって物足りない。シチューは飲み物だ。だから、シチューはご飯にかけて混ぜて食べるのが好き。グラタンよりもドリアが好き。クリームソースをまとって少し吸い込んだお米と一緒に食べるとソースの味が口の中に留まってくれてゆっくり味を楽しめる。

モニカが私のために用意してくれていたサワードウ1ローフ。パンを作るのは大好きだけれど、実はあまり消費はしない。パキパキになりはじめている…こんな時のパングラタン。

パンを一口大に切って大きな耐熱皿に並べる。旅前にもらった茅乃舎の北海道野菜出汁がコーンとオニオンが効いたクリームによく合う。今回はこの出汁を使うことに。パンの半分以上が被るくらいまで出汁を入れて浸す。残り物の焼きサーモンを上に散らす。タマネギを炒めて、バターをたっぷり入れ、小麦粉とミルクを加えてベシャメルソースを作る。パンの上にたっぷりと重ねる。ここでストップして、少しシミシミさせる。昼にお腹が空いたら焼こうと思っていたら、お腹空かないまま夕方になっていた。夜ご飯だ。チーズと、パンを切った時に出たパンの屑を上にふりかけ、焼き目をつけて出来上がり。

出汁とクリームソースを吸ったパンが、口の中にしっかり味を残してくれる。大好きなクリームソースの味を噛み締められる幸せ。チーズの香ばしさと時々あたるサーモンが飽きさせない。寒い冬の日にあつあつトロッと溶かされた。

2024/1/26 カナダ横断Via train カナディアン号4日目。トロント観光。

26 寝台列車の旅最終日。5時に目が覚めて、布団でゴロゴロ。せっかくなので、列車内シャワー体験をしてみよう。シャワー室は、荷物置き場広いし、お湯になるまで時間はかかるけれど、水圧も困らない。想像以上に快適だった。大きなバスタオル2枚とジャンプー石けんがセットで渡されているのも嬉しい。

今日は昼過ぎにトロント着なので、いつもと違うタイムスケジュール。朝は7-9時コンチネンタルだけの朝ごはん。9:30-13時のブランチタイム。今日はブランチに行こうと思うので、朝はご自由にお取りくださいコーナーのオレンジひとつかじる。朝ごはんへ向かう他の乗客さん達と挨拶をかわす朝。嬉しいね。

ブランチタイムまで、おばちゃま達とお話。昨年行ったヨーロッパの川を下るクルージング旅行が楽しかった話をしてくれた。電波が弱い中、日本とテレビ電話でライブ世界の車窓からも。

列車での最後の食事、ブランチはパスタに。スピナッチクリームが入ったカンネッローニにトマトソースがかかった物。美味しかった。

電車がトロントに到着するまで、展望席や自分の席で小説を読みながらゆったりと過ごす。そんな事していたら、昨日カードゲームで盛り上がったおばちゃまから昨日のカードをもらった。楽しい思い出と共に、旅のお供がひとつ増えたの嬉しいな。

トロント到着。大きな駅に、ビルが立ち並ぶ大都会!トロントは友人が以前ワーホリでいた事があるため、事前に聞いていたおすすめに頼って、おすすめ巡りに全振りする事に決めていた。

まず、到着したユニオンステーションから徒歩で行けるセントジョーンズマーケットへ。中へ入ると想像以上の広さ。肉魚生鮮食品からチーズやワイン加工品食べ物屋さん、お土産屋さんまでひしめく通路は楽しすぎた。

街を歩き地下鉄に乗ってお勧めされたお菓子屋さんへ向かう。バナナプリングがすごいおいしいとのこと。Lansdowne 駅から歩いて5分、Home baking と言う焼き菓子屋さん。バナナプリングが焼き上がるのは4時以降と言うので、歩いていける範囲のベトナム麺屋さんへ行くことに。

歩いて10分ちょっと白の大きな看板に緑の文字がドドンと、pho linh。混ぜ麺のBun thit nuongが友人のおすすめと言うことで、席につきメニューも開かずに友人からのメッセージをそのまま見せて注文。あったかいお茶がポッドで出してもらえるのが嬉しい。大きな器のライスヌードルの上にシャキシャキのもやしとグリーンリーフ、ミント、ピーナツ、焼かれた豚肉がのっている。添えられてきた、人参と大根が漬かったナンプラー入りのちょっと酸味の効いたタレをかけて食べる。豚肉の香ばしさと油と甘酸っぱいタレが美味しい。もやしのシャキシャキと、時々あたるミントの爽やかな香りがたまらない。最初の1口こそリアクションすれど、その後は無言で黙々と食べ進める。手が止まらない美味しさだった。14時過ぎでも続々と人が入ってくる人気がわかる。

4時までまだ時間があるので紹介してくれた友人が以前ワーホリで働いていたカフェに行く。Run&Gun coffee. 可愛らしい見た目のカフェは雑貨や洋服も置いてありおしゃれな内装。ラテを注文。アジア系の女の子が働いていたのでついつい日本人か聞いてしまったけれど韓国の子だった。友人が働いていた話から話が盛り上がり、お菓子を勉強中だと言うその子が作ったメープルナッツフィナンシェとバタークッキーをくれた。ラテもお菓子も美味しくいただきゆったりさせてもらった。楽しい時間でした。

Home bakingに戻りバナナプリングを聞くとできるのは6時過ぎになりそうとの事。でも、どうしても食べたい…ダウンタウンに戻ってホステルのチェックインをしてまた戻ってくることに。ホステルのすぐ横にはもう一つのお勧めのヴィーガンお菓子屋さんBurnny’sが。クランブルがのったケーキをゲットしてホステルにチェックイン。ワーホリで来ている日本人の男の子が対応してくれた。

少し時間を潰して再度出発。6時に行くと今すぐは食べられないけど持って帰るならと売ってくれた。ハーフパイントでカップに詰めてくれ、大事に手に持って帰る。クリームとスポンジとバナナがぎゅっと詰まったカップは見てるだけで幸せになる。なんだこの独特のカリッと食感のあるスポンジは。(レディーフィンガーなのかしら?)パイとスポンジの間のような…。軽いクリームにところどころカリッとするスポンジに隠れているバナナ…とろけるおいしさ。明日まで置いて馴染んだらまた違うおいしさなんだろうな…と半分残して冷蔵庫へ。明日のお楽しみ。

美味しい幸せな1日でした。