休みの土曜日。ゆっくり自分の小屋で過ごす朝。自分の場所があるって嬉しい。窓辺の机でサワードウベーグルと日本の給食風カレーのレシピを英語にする。ホストが気に入ってくれたから、レシピを置いていくつもり。調理の過程、英語にできなくてキッチン英語と接客英語は働く前に詰めないとなの気持ち。
お腹が空いてきてメインハウスへ行ったら、朝ごはんにパンケーキを焼いているところ。パンケーキを焼く係になる。カリカリベーコンがのったスキレットとパンケーキのスキレットが横並びのコンロの上は幸せの絵。
なんだかパンケーキってワクワクする。お菓子屋で働いていた時は、水曜日のパンケーキdayがあって、前回のファームでは日曜日はパンケーキday。ここではいつは決まってないけれど、定期的にパンケーキ朝ごはんがある。嬉しくなる。パンケーキにそれぞれ好きに、ジャム、バター、ピーナッツバター、メープルシロップを合わせる。どう組み合わせようかな…このパンケーキはどうやって食べようか…小さく焼かれたパンケーキは1枚ずつどう楽しもうか考えて、いろんな味を楽しめる。
朝ごはんを一緒に食べて、今日はハウスの息子くんの誕生日。プレゼント贈呈タイムとおばあちゃん達との電話タイムを眺めながら、お庭で採れたルバーブでクランブル作り。
少し酸味のあるルバーブはアーモンドクリームを和えて底にひく。ちびっこがいるから少し甘みがあった方が美味しく食べられるかな?なんて。クランブルは全粒粉で香ばしく、大小あって食感を楽しめるのが好きだ。ブラウンシュガーとシナモンをパラッと振って焼く。ジワジワトロッとしてくるルバーブが美味しそう…だけどこれは夜用。
午後はファミリーにトレッキングに連れて行ってもらった。車がないと動きにくいからと、予定を立ててくれたり、家族の予定に一緒に連れて行ってくれたり、自転車を貸してくれたり…自然の多い場所、田舎にくると移動手段が問題になる。ありがたい。
Golden spruceというこの街から少し出たところにある川沿いの道。オールドフォレストと言って昔からの木が残るところ。島ではロッギングも産業のひとつで(今は昔より少なくなってはいるみたい)木々が伐採されて昔の木が残っていない森もある。
大きな木が並ぶ道を抜ける。巨木の中を通れる、木のパワーをもらえるという木を教えてもらう。木の中は空洞で上を見ると真っ暗。これでも生きているのだから不思議だ。何百年も生き抜いてきたパワーをもらう。
帰り道、トレッキング沿いの河原の広場で自作の歌を川に向かって、向かいの木にとまるイーグルに向かって歌い出したホストのちびっこ。その時間20分ほど。わたし達の横では弟くんがずっとミニカーをトレイルの上を走らせている。キッズのフリーな感じ、いいなあと思う。がっちがちで話せない私、もっとフリーに表現したい。と羨ましくなったのでした。
帰ってきたらすぐごはん。寿司好きというファミリー。今日は頼まれて私が夜ごはん担当。誕生日だしケーキにも見えなくもない、ちらし寿司をつくる。こっちで言う寿司は巻きが多いらしく、海苔を用意して巻く式が喜んでもらえる。ちらし寿司の盛り付けで、それぞれお皿にとって海苔で巻いてもらう式。
ご機嫌ななめなお誕生日ボーイ。夜ごはんはグランピーで食べられなかったけれど、クランブルは落ち着いて食べてくれて、食べられるものがあってよかったよー!!
トレッキングの時に教えてもらった、私のベッドの頭元にある、ホストが描いたという今日のオールドフォレストの絵を眺めて就寝。ホストが多才なの。この街は小さいけれど、アーティストがいっぱいでワークショップも多くて学べるから楽しいよと。
(ただ日記として書いていると自分の気分によって視点が変わってしまうから、少し流れを決めてみよう。ご飯と日常。こんな感じ。)