2024/1/23 カナダ横断Via train カナディアン号1日目。

23 0時頃タクシーで、Kamloops north stationへ。0:17予定の列車は遅延で1:30予定。小さな駅舎の中でひとり待機。小さいけれど暖かくて、トイレもあって快適。

列車到着30分前頃にスタッフがやってきた。預け荷物はあるか確認されて、もう少し待っていてと。駅舎の目の前に列車が入ってくるのが見え、外に出ると荷物スタッフがここで待っていたらいいと、駅舎の目の前で待つ。

列車から降りてきたスタッフに手を上げて呼ばれ、チケットを見せる。そのスタッフが私の寝台まで案内してくれる。15分後にまた話にくるからと言われ、寝台で待つ。

私の寝台は2段の下。上と下は繋がった2段ベットではなく、しっかり分かれている。小さな個室のようなベッド。枕はふかふか、タオルと耳栓、ボディローション、チョコレートが置かれ、ホテルのよう。

列車が発車すると先程のスタッフが戻ってきて、トイレやシャワーの位置、非常時の窓の破り方、寝台の電気や呼び出しボタン、ご飯の説明をしてくれた。食堂車の方向だけ念入りに確認させてもらう。今日は遅いのですぐ寝よう。朝ごはんは逃せないからね!

6:30-9:00の朝ごはん。7時30分に目が覚め、着替えて食堂へ向かう。列車の中は暖かく、ヒートテックにパーカー着ていたら夜暑かった。ヒートテックに薄いワンピースで過ごせる。

何個か車両を抜けると、カラトリーとお皿があたる音がしてきた。食堂車に着き、ひとりだと伝えると、相席に。カムルプスから乗ったことを聞かれ、夜ご飯の時間を17:30と19:00から選び、カードを渡される。昼夜は2部予約制。他の乗客はバンクーバーからのため、既にカードを持っていた。コーヒーをもらい、オレンジジュースと、シェフオムレツを頼む。

相席したのは、バンクーバーからトロント、トロントからニューヨークへ電車で帰るおじいちゃんと、バンクーバー付近での家探し?からトロントへ帰るお兄さん。どこから来た?なにしてるの?と話しかけてくれた。

今日のシェフオムレツはドライトマト、グリーンオニオン、チーズ。ハッシュポテトとフルーツがサイドち付き、トーストかマフィンが選べる。今日はマフィン。電車旅で温かいごはんが食べられるって幸せだな〜

今日はお昼過ぎにJasper の街に着く。一時停車し、少し駅周りをまわるくらいの時間があるそう。それに合わせて、ランチはJasper までのブランチタイムに変更になった。お腹すいてないな〜残念だけれど、スキップかな…

Jasper の街までは、車内探検。食堂車から後方の展望車や、バー車両へ。夏の時期はpremier の人以外は制限があるけれど、冬はいつでもオープン。1番後ろの車両に充電できるアウトレット付きの席があった。1番安い寝台にはアウトレットが無いので、よかった。

展望車に入ると、朝ごはんで相席した2人がいてHiと挨拶。嬉しいな。外を眺めていると、スタッフによるカナダや、この列車、次に到着する街の説明がはじまる。雨模様だった空が晴れてきて、森を抜けると雪を被ったキレイな山々がみえた。他の乗客から話しかけられたり…飽きません。バンクーバーから乗ったみなさんは、もう1回目のディナーを済ませている。ラムや、チキン…話だけでも美味しそうだ。夜が楽しみ。

自分の寝台へ戻ると、ベッドが席に戻されていた。Wi-Fiは大きな駅だけで、森や山の中を抜けるため圏外の場所も多いので、外を眺めるか、写真や動画を撮るか、日記を書くかで、過ごす。ケロウナへ行った時も思ったけれど、カナダの自然、大きくてキレイだ。良い時間。

Jasper到着。一時停車40分の間で街歩き。駅の周りはお土産屋さんと、食べ物屋さんが並んでいる。ロッキー山脈の山々をバックに小さなカントリー調の建物が並んでいるのが可愛い。展望車で話した人と街中で会って、少し立ち話。話せる人が増えるの嬉しいな。この旅路で集めたポストカードで気まぐれ便をやろうかなと、ポストカードゲットしました!お楽しみに。

Jasper の後が1番の見どころらしいと、展望席へ向かい窓側へ座る。スパークリングワインと、パンにチーズやパテをのせた小さなおつまみが配られた。雪を被ったロッキー山脈の山々に、凍った湖、川と、雪の被る木々たち。時々動物もいる。あまりのキレイさに本物なのか…と疑ってしまう。隣に座ったおじちゃんが山や土地に詳しくて、窓の外を説明してくれた。この列車に乗る事がバケットリスト1番だったから、自分の誕生日にやりにきたと言う。プログラマー50年、ひ孫もいる、パイロット資格のあるスーパーじいちゃん。スマホでコンパスみたいなアプリを開き、今の速度、進んでいる方角、標高などをみている。面白い。スナックをお裾分けしてくれたから、持ち合わせていたフリーズドライの味噌汁をあげた。

ディナーは、今日のサラダとスープ、選べるメインにポテトかジャスミンライスがサイド。最初にサーブされたパンにフェンネルシード入りだったの嬉しかったなあ。フェンネル入りの黒パンにここで出会えるなんて!メインは、ビーフ、トラウト、チキン、ベジタリアンから選べて、今日の気分はビーフにポテト。きのこグレイビーソース。柔らかくて、美味しく頂きました。展望席で仲良くなったおじちゃんと電車の中で仲良くなったという友達と食べさせてもらい、食べきれないからとくれるもんだから、お腹パンパン。早い時間にしてよかったな…と席に戻り、ベッドにしてくれているところでゴロンとしたのでした。

帰れる場所。

日本に帰ってきて、福岡のファーマーズマーケットで、喜界島のTOBATOBA COLAさんとSONTAR GARDENさんのお手伝いをさせてもらって(今度紹介の記事にしたいなと思ってます。)、喜界島に来ています。

久しぶりにみると息を呑むように美しいく吸い込まれそうになる海と、濃い青に大きなモクモクの雲が浮かぶ南国の空と、ギラギラ太陽。帰ってきたのだと、空港で少し泣きそうになった。ここに来るとなぜかいつも力が抜けて、安心する。なぜだろう。なんでそんなに好きなの?と聞かれるけれど、この感覚があるからだと思う。そしてこの感覚はこの島での記憶、毎度受け入れてくれる人達のおかげだと思うのです。

帰ってきてから、弟の家にお邪魔して、近くの居酒屋十兵衛で短期でもいいよと言ってもらい働かせてもらっている。着いた次の日から2日間お休みだったので、ゆったりと過ごした。

休み1日目はふらっとULU Coffee へ行ったら、看板犬リルと戯れながら、オーナーの宗さんと店主のななこさん、そこに来る人来る人とお話しして3時間以上居座ってしまった。みんなの憩いの場で、居座ってしまう場所。

休み2日目は朝、海にジャポンとして、休みの弟とシリアスという喫茶店と図書館をまわった。午後にお世話になった農家さん家へ行ったら、ちょうど休憩時間で混ぜてもらい、カナダのファーム話をできた。夜はごはんをクピドとサバニで食べて唐揚げの食べ比べをした。

行った先で、お店の人や偶然居合わせた知り合いの人と手を振り合い、挨拶をしてお話しできる事が嬉しい。

大好きな場所に知った人がいて、おかえりと迎えてくれる。こんな幸せあるだろうか。こんなに大好きなら住めばいいのにねって思う。思うけれど、ずっと前からやりたかったこと、できるようになりたい事をやらないままにはできず。とりあえずやってみて、やりきったと思えるまでは帰りたい気持ちと葛藤しながら踏ん張ることになるんだろうと思う。

高校生の時から目指しはじめた遠回りの海外への道。海外の学校で学びたいを引きずり続けて早10年。昨日弟からなんで海外なの?と聞かれて、んー…となった。コロナで留学がキャンセルになってから、目的が自分でもよくわからなくなっている。英語を自信を持って使えるようになりたい。これだけは確かで、他の国をまわった時にもっといろんな人と沢山話せて、その国を人を食をもっとよく知れるようになりたい。自分に厳しく勉強できない私はやらざるをえない環境に飛び込むのが1番だと思った。昔から海外に憧れがあって、住んだ事がないのに選択肢から無くすのも嫌だった。目標に迷いながら、今できることに飛びついている。

ぜんぜん真っ直ぐ進めなくて、できない事が多すぎて、伝えられない事が多すぎて悔しくて、ヘルプを出して励ましてもらったりしながらも、心折れてこうして帰ってきても、やっぱりまだもう少し踏ん張りたい。踏ん張れない…ってなる事は多々あれど、それで休憩をいれる事は多々あれど、そんなだからゆっくりペースだけれど、それでも諦められないのが私で。ハードワークはできないけれど、私ペースで続けることはできる。それが私にできる頑張り方だと思っている。

あっちこっちに移動しているけれど、ここにいるだけで幸せだと思える、無条件で癒してくれる、そんな帰れる場所があることに助けられている。離島生活、大好きなお菓子屋、キッチン、畑、海外etcその場所にいるという事実だけで心満たされる場所。

心惹かれる場所と興味のある事を合わせて離島の看護師だったり、Wwoof (畑仕事)だったり、海外のパン屋だったりしている。そうして行った先が帰れる場所になっていくのが嬉しい。おかえりと迎えてくれる、ただいまと帰れるのが嬉しい。そして、そんな場所に出会うたび、私もおかえりと迎えられるみんなのお気に入り場所を、帰ってこれる場所をつくりたいと思う。

もう少し私自身が外で踏ん張りたいのできまった場所を作るまで時間がかかりそうですが、どうぞ完成を待っていてもらえると嬉しいです。それまでは、私のお気に入りを、いろんな暮らしのcozyをシェアし続けていけたらと思います。

2023/904-907一時帰国

904-905
飛行機乗って日本へ。朝7時の飛行機。空港で夜を過ごし、寝れなかった私は乗ってすぐ眠りに落ちる。30分後目を覚ますとまだ陸。遅延。次の乗り換え1時間ちょっとなんだよな…と思っていたら、お隣の日本人の女の子が話しかけてくれて、東京まで便が一緒と判明。2人で動くことに。

サンフランシスコまでの2時間、ほぼずっとお話させてもらっていた。話しかけてくれてありがとう。九州に行くのと話したら、鹿児島出身の子で喜界島行くよー!って話をできて嬉しかった。

遅延は20分で、広い空港を2人で早足移動。全然間に合った!よかった!サンフランシスコから羽田、10時間と少しの旅。気まぐれふらの便を久しぶりに。飛行機の中で書きました。

母父が空港まで来てくれて、車で帰宅。1番最初に行きたい!と言っていた近所のお風呂屋さんへ。おふろーーー!湯船ーーー!力が抜ける〜癒される〜夜ごはんもお風呂屋さんで。梅おろしそば。梅不足だったの。沁みる。

実家には、好きなもの用意しておいたよー!と冷蔵庫にいっぱい。豚汁、筑前煮、かぼちゃの煮付け、きゅうりの酢の物、納豆、梅干し、もずく、めかぶ。リクエストしていないのに欲しかったものが揃っている…実家さまさま。ありがとう。

0906
朝から冷蔵庫の好物達を机にならべ、うちの朝ごはんの定番しらす丼と食べる。慣れた味の安心感、美味しさ。このごはんの沁み入る感じ、ごはんに癒される感じ。食のパワー。これが感じられる場所を作りたい。

海外にいって改めて思ったのが日本の食、文化が好きだなあということ。今までの環境って大きいなあ。言語は文化というし言語を学ぶのには海外文化に入るのがいいと思うのだけれど、日本のコンテンツから離れられない…日本を紹介する方向性で言葉を広げていくのがいいのかしら。言葉の学び方も日本にいる間にもう一度ゆっくり模索したい。

そして今日は帰ってきたらやりたかった手続きを。国際免許申請と、手続きしわすれていた年金脱退。

田舎のファームに滞在するWwoof 、免許持っているとできる事が増える。ちょうど切り替え期で、日本の免許も持っていなかった私はみんなに助けられてました。田舎に泊まるところを作るなら、移動の足のサポートもしたいよなあと思うのです。今考えている場所のばあちゃんちは千葉だから、車を持っていない東京の若者とかも動けるような…今までは車使わないとき貸し出してくれたり、自転車貸し出してくれたり。いろんな形また見つけたい。

帰ってきてから明日からの荷詰。夜ごはんは、今日も母の作って置いてくれた好物達。それにホッケの塩焼きが追加…きゃー、焼き魚美味しい。お父さんが買って来てくれたコージーコーナーのケーキをデザートに。季節毎のカラフルなケーキ、子どもの頃ワクワクだったやつ。今の時期は桃とぶどう。実家って感じ。

0907
朝リビングへ行くと机の上に梨とぶどう、昨日お父さんが畑で今年初とってきたという栗。気温は暑いけど、食はもう秋ですね。

朝ごはんにお母さんの炊いてくれた栗おこわ。納豆、もずく、豚汁、かぼちゃ、筑前煮をつまみながら。机の上を眺めているだけで幸せなラインナップ。

今日は実家を出て、イベントのお手伝いさせてもらう九州福岡へ。私の大好きなトバトバコーラと、喜界島のソンターファームさんが出ているファーマーズマーケット。楽しみです。

バンクーバー滞在記③新しい味

バインミーでワクワクした日の次の日。この季節、ファーマーズマーケットがそこら中で開催されているのを思い出して、お散歩がてら行ってみた。

野菜にベリーに加工品でカラフル、晴れ空の下賑わう公園。マーケットとトラックフードに分かれて並んでいた。

マーケットのベーカリーで、見たことのないスペインブレッドを買う。ふわっと柔らかい生地にお砂糖のペーストが入っていて、パンの周りにパン粉がまとわっている。なぜスパニッシュかは不明。パン生地の甘さはなく、中のペーストの甘さにあたると嬉しくなって食べすすめたくなる。ふわっとしているからペロリ。コーヒーに浸しても美味しいよと言っていた。

トラックフードでは、ピタやサラダボールのお店から美味しそうな山盛りフライスティックを持ってくる人がたくさん!これがどれなのか聞いてみるとチックピーフライだと。気になる。みんな持ってて美味しそうだったのと話すと、テイスティングをくれた。外カリッ、中にマッシュされたチックピー。塩とスパイスで味付けされた上から、パイナップルベースのタレとスイートチリ。美味しい。辛いの苦手なので、パイナップルタレだけにしてもらう。けれど、タレなしが1番好きかも。カリカリの食感と塩っけが美味しい。これ豆なの嬉しいね、タンパク質。冷めたら厚揚げを思い出す食感と風味だった。そういえば、あれ大豆あげたやつだった仲間だわと思ったのでした。

いろいろ食べたいけれど、知らない味を試したくなって初の物だけ買った今回のファーマーズマーケット。スーパーではどうしてもお財布の紐が固くなるけれど、ファーマーズマーケットに来たら買ってしまう。作っている人が見えるとか、そこで作っているとか、新しい味とか体験って言うのが私にとって大きな価値観なんだなと思ったのでした。

帰り道、道を変えて歩いていたら素敵なフランス系パン屋さんとアイスクリーム屋さんを発見。今回は食べた帰りだったので覗いただけだけど、今度絶対に行こうと思うお店を発見してハッピーになったのでした。

新しい味との出会いは私の世界を広げてくれる。他の事で頭いっぱいになっても、思いださせてくれる。今その時の美味しい時間と、ワクワクに集中できる。素直に楽しめる。そんな時間にありがとう。

よーーーーし、次の場所まで、仕事決まるまで、英語頑張ろうと思います。いろいろがいろいろで自分でも時々目的を忘れるのですが…今回のカナダは英語が目的。1番力を入れたいところ。ひとりになるとどうしても日本語の時間が増えてしまう…長い道のりです。やる事絶やさず成長したい。

バンクーバー滞在記②2日目のバインミー

いろんな手続きのドキドキと、少しのお金の心配とで、食べたいものがない…スーパーで買ったバナナと持ってきたもので過ごしていたけれど

携帯契約の帰り、ふらりと途中下車。Google mapで気になった。バインミーのお店に寄ってみる。数人のお客さんが途切れなく出入りする活気のあるそのお店。レモングラスポークのバインミーを頼む。

30cmはあるのでは?という長いバゲットに、中華ハム、レモングラスポーク、にんじんラペ、きゅうり、パクチー、ハラペーニョ。辛いの得意じゃなくて、辛さで味が感じられなくなるからハラペーニョは抜いた。

パリパリのバゲットにかじりつく。パリッとしたクラストに、歯切れのよい軽い生地。中華ハムの香りが広がる。フレッシュ野菜のシャキシャキ、パンのパリッと食感が楽しい。

けれど私は発見した。2日目のバインミーが美味しい事を。大きいからと半分、次の日に残しておいたバインミー。次の日の朝に食べたら、パリパリシャキシャキの食感はないけれど、強かった中華ハムの香りは控えめになり、野菜とお肉全体がしっとりとして、香りが、味が、馴染んだのか…一体感。パンの存在感もパリパリがなくなり(でもベシャっとなっているわけではない。)、調和して美味しい。いろんな味が、食感が楽しめた昨日。今日はひとつの物として楽しめる。美味しかった、好きだ。

全体が馴染んで完成された味。美味しい。サンドイッチの具、混ぜて1晩置いてから挟んでみようかな。パンに挟んで少し置いてみようかな。そんなワクワクに出会えた日。

次の日、前を通ったら沢山の人が待っている姿が!人気店だったみたいです。それは美味しいや。

バンクーバー滞在記①VISA切り替えとその他もろもろ。

今回は次のWwoof場所との間でVISA切り替え、SINと携帯番号ゲットのためのバンクーバー滞在。

エアビー滞在5日間。

一般家庭の地下を4部屋泊まれるようにしている。お部屋にはベッド、デスク、ハンガー付きのラック、シンク付きのカウンター。共有のバスルームと、広間に電子レンジ、冷蔵庫、トースター、電気ポット、冷蔵庫。外に洗濯乾燥機。ティッシュとシャンプー類が備え付けなのが嬉しい。大きなボトルでボディークリームまで置いてあるのも嬉しい。キッチンがないので最低限の生活の場という感じだけれど、これがあれば大きく困る事はないかの参考に。

近くの公園の朝の散歩を日課に、何も決まりのない日々のリズムを作る。

バンクーバー着いた次の日に、VISA切り替えのために国境へ。ポイントロバーツという、バンクーバーの南、デルタ下、最南端がアメリカになっているところ。バンクーバーからバスで1時間半ほど。

カナダのVISAは国外からの入国時に発行されるため、入国許可証をもって再入国が必要なのです。アメリカに出て、戻って来れなくなったら、入国拒否されたらどうしよう…と、できるだけの書類を事前に準備してドキドキしながら向かう。

国境に着いた時、アメリカに入らなければいけないのに間違えてカナダオフィスへ行ってしまった。あっち行って戻ってきてと言われアメリカ側へ向かうと、歩いてきた私を中から見たお兄さんがオフィスから出てきてフラッグポール?(今回の国境をUターンするVISAの取り方)もう戻っていいよ!と。結局入国せずに、カナダオフィスの入国側へ戻る。カナダ側で入国の手続きをしてもらい、オフィス内へ戻ると、さっき来ているからトントンと進めてくれる。パスポートと入国の紙と許可証だけ渡してまっていたら、VISA発行してもらえた。想像していたよりスムーズで一安心。

そのままダウンタウンに戻って、SINの申請。カナダで働くために必要な個人番号。説明用紙の長い英文は読めなかったけれど、なんとか終了。紙もらったから確認せねば。

仕事のアプライ、家の申し込みに必要になるので次の日に携帯のSIMの契約へ。

全て落ち着き、一安心。まだ働き先とか家とかこれからだけど、ひとまず居る権利を確保。

2023/04/29 Wwoof diary. 

寒さで起きる事なく朝が迎えられるようになってきました。もう一度寒くなるらしいけれど、冬から春のちょうど切り替わりに来たらしく、いい時きたね!と言われた。陽射しと気温が良い感じ。気持ちがいい。

今週はメンズ2人を送り出した後、私とアレッサでフィジカルワークをやっていて、なかなかのハードweek。重い丸太トラックに乗せたり、カットした長い木を道具使って移動させたり、Barnの中におがくず敷き詰めたり…今までの人生でこんなことやるって想像してなかったよねってアレッサと笑いながら頑張った。疲れすぎてソファーで寝てたり、みんな疲れたね…って言いながらチョコレート囲んだり…金曜日のおやすみは本当に何もしなかった!ごはん担当だけ。落としそうになる木を脚でカバーするから膝と太ももがアザだらけ。今1番の課題はいかに腰に負担をかけずに重いものを運ぶか。

はやくwwoofer増えてー!って思うけれど、今のメンバーにやっと慣れれたので、この時間も嬉しい。韓国に縁のあるステラと、イタリアから来てるアレッサと、私。英語ネイティブでないからこそ、会話の聞き取りやすさや、お互いの言葉をより汲み取ろうとする雰囲気があって話しやすい、居やすい。5月からまた人増えそうなので、会話のテンポが上がるでしょう。頑張りたいところ。

wwooferのメッセージチェックというお仕事に任命されて、いろんな人のメッセージみれるのお勉強になるなと思いながら…環境に慣れる優先でまだ勉強まで手を伸ばせていないのが実際。そろそろ切り替えて行きたいところ…

でも発言量はすこーしずつ増えてきて、ヘンリーに午後の仕事できる?って聞かれて、もうあとちょっとしか力残ってないって言ったら、私はもう67歳なのにモリモリだよ!って言われて、ヘンリーは67年間積み重ねた筋肉だけど私はまだ29年間だからって言えた!少しずつ少しずつ。(仕事はしたよ!笑

わからない事多いし、会話についていけない事も多いし、やっぱり聴く側になるけど会話に入っていく、コミュニケーションをとっていく。

ごはんはベルを鳴らしてみんな集合だし、時々ヘンリーがハッピーアワーを計画してファームのコミュニティのみんなが集まったりしていて、こんなコミュニティーいいなと思う。場所づくりのヒントにも目を光らせたい!

ちょっと強めの春の陽射しと春の明るい緑に囲まれたお昼寝を楽しみながら、暮らしと会話に勤しみます。

2023/04/25 wwoof diary. 初のお別れと、夜ご飯担当。

今日はバーニーとフレンダーが旅立つ日。2人のアラスカへの道のりを少しずつ進んでいく。

バーニーはこのファーム2回目の先輩。ファームのホストがいない時、私たちWwoofer のボスになってくれ、普段も率先して仕事をやる頼れる存在。元々シェフで夜ご飯が美味しいのなんのって。冗談好きで、いじり好きでよくアレッサをいじってる。

フレンダーは私と同じ日にこのファームに来た同期。笑 バーニーの幼馴染で、このファームで集合して旅をするという。陽気で明るいスノーボーダー。いつもこの意味わかる?と言葉を教えてくれる。デザインの仕事をやっていて、パソコンにも強く電子機器系を頼られていた。

私がこのファームに来てからここのファーム生活の大きな部分を担ってくれていた2人がいなくなるのが、不安だ。仲良しな賑やかな2人がいなくなった後が寂しい。ステラとアレッサと頑張ろう。

2人とステラに頼っていた私はまだ誰かと一緒じゃないと仕事の詳細までは理解できていない。大枠理解で止まらず、わからないところを自分で確認して、自分の理解が合っているか確認する習慣をつけたい。受け取るだけじゃない、自分から動く、伝える、聞く in English。このファーム1ヶ月でこの動きが取れるようになるのが目標。

今日の夜は初めてディナー担当で昨日からソワソワ。大人数のごはんと、日本の好みや文化が違うのと、保守的だったり色んな食事の選択(肉食べない、砂糖、白い小麦粉、白米食べないなどなど)があって、みんなが満足して食べられる物ってなんだ!!!!!!の問い。それに付随して使い慣れない薪ストーブと、時間と場所をシェアする環境を英語で調整、慣れない食材の使い方。慣れてない場所でのごはん作りの考えることの多さに心折れそう…と思いつつ、ステラにHow to を全て教えてもらう。ありがとうステラ。

前日にオーブンや場所の使い方、事前準備にMisunderstood があって、フラストレーションを感じて疲れたけど、私はこう思ってたって伝えられたのって良い一歩だと思うのです。その後ちゃんと理解できたから。高校生の時の初めての海外でホストファミリーにスプレー壊れてたんだけど、ふらのじゃない?って言われてNo.しか言えずお互いにモヤっと終わったエピソードを思い出した。もう10年前だし成長してないと困るんだけど、今回はモヤっとを解消できるコミュニケーションがとれてよかった。夜ご飯は無事にみんなに食べてもらえて、楽しんでもらえたのでよかった。

今日の朝ご飯を食べながら話してた内容の意見がそのトピックが終わってから出てきて、ご飯後に勇気を出してステラに私の意見聞いてくれる?って話せたのも一歩。意見を見つけるのも、英語の文章を作るのも時間がかかるからその時に話せないって話をしたら、みんなそうよ。Keep goingって。夜はステラとアレッサとコーヒータイム。人生の考え方とか、自分のチョイスとか、ライフスタイルとか、メンタルヘルスの話。またまだ意見を切り込んではいけてないけれど、混ざって話を理解できてるのに気づけたからよし。意見交換できて、表現のニュアンスまでわかるようになれたらいいな。

2023/04/23 Wwoof diary

今日の朝一はアレッサのパンケーキ作りを手伝うところから。スキレットにくっついちゃうの…という。温め不足だったらしく、後半成功。

アレッサとが1番話しやすい。お互い勉強中だから。アレッサの方が格段に話せるけれど、お互いに補いながら、時折言葉が出なくても理解できる。笑

今日は日曜日だけど、お仕事あり。午前中は苗の植え替え。トマト、ペッパーなど夏野菜。Sakuraって名前のチェリートマトがあったよ。

ランチ前にステラとセビーナと今まで会った愛を感じた話、忘れられない人の話をしていた。セビーナはアフリカに行った時に白い花と黒い花を見せられて、これはあなた(白人)とわたし(黒人)よ。って言われた話。色が違うだけで、綺麗な花に変わりない。裕福ではないけれど生活を楽しんでいる。ステラはホスピスのボランティアでもう動けなくて話すのもやっとの人が、あなたの目がみたいと1時間近く見つめあっていたという話。言葉は無くても愛に溢れていたと。その話がtouched my heart (今日覚えた)で泣きそうなのもあり、その時はパッと私からのエピソードは話せなかったけど…

ランチを作りながら、私もおじいちゃんのエピソード思い出したの!と切り出せた!バンザイ!

学校の先生で一生勉強って言っていたおじいちゃんが亡くなる前、ベッドでもう動けなくて呼吸の補助マスクを付けて話すのも大変な時。あっちへ行こうよ!まわりを見たいんだよ!ただの好奇心だよ!って。ベッドを押して駆けまわりたかった、あの時。最後まで好奇心を持ち続けていた話。久しぶりに思い出したらなんだか涙が出てきたけれど、ステラに背中をさすられながら英語で伝える事ができました。

午後は穴掘り。石ばかりで大変。初めて本気でツルハシ使ったわ。水道屋の父が今日は穴掘りだったから、腰が…って言っていたの気に留めてなかったけれど、こりゃ大変。次からは労われると思う。Misunderstood とI couldn’t catch what you said ばかりだけど、仕事中はまだ会話がわかりやすい。同じ目的を持ってるから。ごはん中の団欒、難しい。

今日の夜ご飯は自分から2回会話に入っていった。よし!と思っていたら…夜ご飯後のサウナに誘ってもらった時の説明がわからないのをそのままにしてしまったところから、どんどんナーバス話せないモードに。聞いたらいいのにね!時間だけ聞いて部屋にこもってしまった。割とウジウジ。やっぱりベースはintrovertなのかも。こもった自分にまたガッカリしながら書いてる、これ。

その後にサウナに行って、湖上サウナの移動手段のイカダが壊れていてカヌー移動になったり、サウナでみんなの会話を聞いてたり、夜の湖一瞬泳いだり、またサウナに入ったりしていたら話せないけど、、ナーバスモードは終わりました。また明日から少しずつ少しずつ。1週間での劇的変化なんてないんだから、言葉数を少しずつ増やすぞ。

2023/04/22 Wwoof diary. Cortes島に来て1週間。

こちらはどんより雨模様。Spring rain. 晴れないかな〜と思っていたら、この時期にしっかり雨が降って土地や木が水を持っていると、夏の森林火災が減るという。Welcome! Rain! 島の台風の時も、海水をかき混ぜ温度上昇を緩和して海の珊瑚や動物達のためになっていると聞いて、大変だけど嫌いじゃなくなった。そこで暮らして知る学び。自然の動きには役割がある。

今週は常に誰かについて教えてもらいながら一緒に仕事をしていた日々。でも、今日から少しずつひとり立ち。笑

朝ごはん担当を数回ステラに見せてもらったり、手伝ったりして、今日はひとりで。朝一の薪コンロ火起こしが1番の心配だったけれど、アレッサが家を出る前に着けといたよ!って。助かりました!優しい!

朝ごはんはいつものオートミールポリッジ、シナモンアップル、ヨーグルトとフルーツ。今日は追加で、昨日オーブン使うから何か焼けるよ!と言われて作ったスコーンも添える。ソフトに作ったプレーンと、ライ麦とクランベリーとオレンジピールをいれた少しハードなのと。薪オーブン温度のムラが難しい。ライは少し焦げたけど、プレーンはいい感じに焼けました。ここでとれたミルクで、ここで作ったバターと一緒に食べるとさらに美味しい…

今週はヨーグルト作りを、牛の世話とミルキングから学びました。中学生の山村留学で酪農家さんちにファームステイした時は、商品用だから機械搾乳で人間が一段下に立って、周りに牛が来たら下から機械をはめる式だった。今回は自宅用だけなので、手絞りで。昔は怖くて近づけなかったけど、今回は無事絞れました。バーンの2階に上がって上からハイを落としたり、プープ掃除をしたり。病気のベイビーカウをみんなで心配している今日この頃。

ファームから食卓までが見えるのが楽しい。あ、チャイブ欲しい!ケール欲しい!で庭からもいできたり。毎朝たまごを頂きに行ったり。ここに来れたのは大正解だと思う。

ごはんはみんなで食卓を囲んで大鍋から分けとる式。これだけで家族の様な気持ちになる。この大勢の会話が1番難関で、トピックを掴むのも、会話に入るのもなかなかできないのだけど…ひたすら耳を傾けながらごはん食べている。 英語が出てこない!というより、日本語も英語も言葉が出てこない。これが言いたいのに言えない!もあるけど、大人数の会話では文字がなくなる。本当に知ってる、使える英語以外は音として流れていく。必死に耳を傾けているのに不思議だ。

一緒に英語を学びながら生活をしているイタリアから来たアレッサは、自分の事を言葉で表す力がすごい。頭が白くなっている私の横で、会話の中心になっていく。理解力、英語力もだけど、自分が入れる会話を掴む瞬発力といろんなトピックに対して意見を持っているかどうかも大きいなと思う。たとえフルセンテンスで言えなくても、I…だけ言ってしまえば、みんなが時間を作ってくれる。切り込んで行きたい。私も。

いろんな国から人が来て、入れ替わり立ち替わりでも毎日みんな集まってごはんを食べて、会話して、家族みたいで。これができる場所を作りたいとまた思う。

食以外では切ったり運んだりファイヤーウッドの世話とか、石ころとって道舗装とか、森の中の水道パイプを木の皮で覆って自然に馴染ませるとか。ここで生活を送るために必要な事、生活を整える事。生きるを知る。生きる環境に必要な事を知る。今まで住んできた街の生活では整えられている事が当たり前で気づかなかった事を知る。

いつも午前中は忙しく、午後は残った仕事と夕方の仕事とでゆっくり。ハイキングへ行ったり、湖に入ってみたり、キャンプファイヤー、カードゲーム…毎日に上手に遊びも組み込んで。いい時間の使い方。みんな周りの環境を楽しむのが上手。

優しい誘いにのって、自分では思いつかないプランになって、ちょっと居心地に違和感を感じながらも、良い時間の過ごし方を知っていく。島に入った最初の頃の感覚に似ているなと思う。今はここでの過ごし方を学ぶ時期。

キャンプファイヤーしながらAre you alright so far?と聞いてくれる、いつも助けてくれる仲間がいて、言葉が出てこないこの時期を知って助けてくれる仲間がいて、I’m really lucky to meet you guys. 

コミュニケーションに奮闘しながら、生活を楽しもうと思います。