2023/07/28 2nd Baking day

今日はパン焼きの日。昨日私が計っておいた材料を使って、120個のサワードウブレッド、追加のクロワッサン、他焼き菓子を焼く日。

朝8:30からパン焼きのジェシカがくる。ジェシカと2人ではじまった仕込み。サワードウが大好きでそれを学びに来ているというジェシカのプライオリティはサワードウ。私のプライオリティは昨日教えてもらったクロワッサン。その他の焼き菓子とモロモロをモニカがやる。それぞれのプライオリティを優先しながら、お互い助け合う形。

クロワッサンの生地を一緒に仕込んで、他の工程は一回見せてもらって後は自分でやってみる。聞きながら見てもらいながら。

その間にジェシカはサワードウの仕込みを進めている。大ローフ4個と小5個乗せ鉄板が3枚入るコンベクションオーブン2つで3回転で焼くのに、こねる順番を調整しながら。ホワイト2つ、ライ入り2つ、シード入り1つ。手ごね。

今日のクロワッサン、バターが割れてしまった。生地の水分が多すぎたかなって。生地が柔らかすぎて、バターの硬さと差があると力をかけた時に生地だけ伸びてバターが割れやすい。私の力加減もあると思う。昨日の生地のダマはなくなったから次は、生地の硬さとバターの割れを課題に。

モニカはなんでもやってみたらいいのよ!とトライさせてくれる。成形1つ多く違う形を作ってさしまった時も、You can make whatever you want. って。違う種類が増えただけだからと。フレバーと味は守らないといけないけれど、見た目は完璧に一緒じゃなくていいの、ホームメイドだからね。と。懐の深さ見習いたい。

クロワッサンの仕込みの後は、パイのばしと、サワードウ分割成形のお手伝い。パイのブルーベリーとルバーブのフィリング、酸味がキュンとしっかり効いてパイがサッパリ食べられる。季節の食材で、この暑い中でも食べやすいのがいいな。

サワードウローフはやっぱり楽しい。発酵してプリプリの生地とか、丸めの生地が張る感触とか、ずっしり感じる生地の重さとか、大きくプリッと生地を丸めた姿が可愛いのとか。好き。

ここで私は休憩。お昼ごはんに料理教室で作ったパスタとハイダグワイから持ってきたペストで。仕込みを見ながら食べる。

モニカはベジタブルケーキ、チョコレートクッキー、パイ、ファーマーズマーケット周年記念カップケーキ、キャンディドミントなどなど焼き菓子類を。全て試食させてもらったけれど、どれも美味しい。ベジタブルケーキは料理教室の時のもの。チョコレートクッキーはチューイーだけどポイントでザクッと当たる食感もあり楽しい。のっぺり顔じゃなく厚みがあって食べ応えがあるのも嬉しい。カップケーキはベジタブルケーキにイタリアンメレンゲバタークリームを合わせて、キャンディドビーツとミントを乗せたもの。バタークリームが美味しい、ケーキの印象をガラッと変える。リッチな感じ。上のミントとビーツがシャリッと食感楽しいし、ビーツの香りが一層ファームケーキって感じを引き立ててくれる。楽しい。

そんな試食をしながら焼きの見学。クープだけ参加。しっかり色がつくまで焼かれたローフ達はかっこいい。そして香りがいい。それを焼く姿もかっこいい。

私は午後にバテバテ。自分のパートは終わってるし、いつでも休んでいいからねと念押しに4回くらい言われたけれど、見たいからと残らせてもらって見学。慣れたら大丈夫になるかしら。

2回目の焼きの間にちゃちゃっと川へスイムに。身体冷えただけで、疲れがとれる。

最後の焼き入れ時、眠そうな顔をしていたのか、モニカに昨日話したでしょ。too much しないでバランスよ。と。間で人に任せてお昼ごはん、スナックタイム、お昼寝休憩、みんなで川を挟み込むモニカ。パンだけでなく、馬の世話とファームの事もあるモニカの1日動けるやりくり見習いたい。夕方5時半過ぎもう寝れそうな疲労感。笑やりたいをどこまで上手にコントロールできるか。

ここのやり方をみて、ドリアンを思い出す。田村さん=モニカ、つかぽん先輩、なかむー先輩=ジェシカ、研修生=わたし。みたいな。商品の製造過程にスッと入れてもらえるありがたさ。私も受け入れられるようになりたい。ドリアン研修時を思い出して学んでいこう。

2023/07/27 1st baking day.

もう寝れるくらいに疲れたよ、今19時。ゆっくりスタートだったはずなのに…

木金でパン仕込み、土曜日ファーマーズマーケットというここの流れ。木曜日は午後からペストリーの仕込み日。金曜日は朝からサワードウの日。土曜日の朝にペストリーを焼いて持っていく。

木曜日の今日は、パンは午後だから朝は好きに起きてやりたかったら草むしりやってもいいし、やらなくてもいいしと言われていた。

朝7時に起きて、8時までゴロゴロ。朝の散歩にいって、朝ごはんを食べる。モニカがスムージーを作って置いててくれた。それとパイナップルと、サワードウひときれ。夜ご飯の酢の物と揚げ浸しを作っておく。

シュラブ用のラズベリーを摘んで、動きたい、終わらせてしまいたい気分だったから草むしり。9時10時1時間、ひと区画終了!バイクで草を捨てにいく。ひとりでやろうとしたら、カートの接続部外れちゃった。運転バックはまだまだ要練習。つけ方覚えられたからよしとする。モニカが今日も炭酸水レモン入り持ってきてくれた、ありがとう。

草むしり終わって、お昼ごはんに残り物のベジラザニアときのこソテー。いい天気だったから川にジャボンッ。帰ってきて夜ご飯の肉じゃが作っておく。

午後からペストリーday!クロワッサン、パンオショコラ、セイボリークロワッサンこ3種!計量から捏ねから分割、成形、全部やらせてくれた。サワードウの手捏ね、手伸ばし生地。パンオショコラのチョコレート、たっぷりたっぷりで焼き上がりが楽しみ!セイボリーはその時々、季節の野菜で作る。今日はズッキーニとお庭のハーブとチーズ。こちらも巻くのが大変なくらいたっぷり。楽しみ!

片付けして、夜ご飯。作る人と皿洗いの人で手分け、交互の夜ご飯担当。リクエストもあり、ガッツリ日本食。肉じゃが、ピーマンの揚げ浸し、酢の物、ご飯。楽しんでくれたけれど、何より私が満たされた。

夕方に明日用のパン種の準備をして今日は終了。久しぶりのガッツリパン作り楽しかった!キッチン立ち仕事久しぶりすぎて、ああ、この足の疲労感…って思いました。午前中動き回ったのを少し後悔。昨日も長かったし、疲れたねってモニカと話す。ガーッと頑張って休みにバタンではなく、いいバランスで波なく働けるようにトライしてるけど難しいよねって。難しい。見つけて行こう、ここでの私のリズム。明日のサワードウも明後日のペストリー焼きも、ファーマーズマーケットも楽しみだー!

2023/07/26 Third wwoof place, Kamloops. 

昨日バスに揺られてやってきたKamloops. 約5時間のバスの旅。ホストのモニカが迎えに来てくれて、お腹がすいたと言ったらお気に入りのラーメン屋に連れて行ってくれた。日本人がやっているラーメン屋、日本語で話せるand4ヶ月ぶりのラーメン沁みた。買い物をしてファームに向かう。

今までの場所とまた全然違う景色。砂漠のような景色の中にある建物並ぶダウンタウンは、カーズを思い出すような街。今までは濃い緑の森の中だったけれど、今回は遮る木がないからどこまでも見渡せる。カナダの大きさを思い知るような広大さ。これはこれでまたキレイ。

そんな場所にあるモニカのお家は、友人とやっているお庭のファームと、馬に囲まれた赤い屋根の小さなお家。かわいい。今回はこのお家の1室をお借りする形。料理学校を卒業してプロのシェフのモニカは、家の横にあるスタジオで料理教室とファーマーズマーケットにパンを出している。ここが楽しみなのです。

到着した日はゆっくりさせてもらって、次の日、今日から仕事開始。

朝一、モニカの受けているヨガクラスに一緒に参加させてもらう。朝の日差しを浴びながらテラスで1時間半たっぷりゆっくりリラックス。

朝ごはんにモニカのサワードウ(ホワイト)と、前にいたwwooferが作ったベイクドアプリコットのジャム、モニカの作ったキウイとアプリコットとベリーのジャム、ピーナッツバター、ボイルドエッグ。このベイクドアプリコットのジャムがコックリ美味しい。冷凍保存してたアプリコットを低い温度のオーブンで2時間焼くだけだとか…試したい。

初仕事は恒例のweeding.モニカと一緒に。バイクに繋げたカートに山盛りいっぱいの草。バイクの運転教えてもらって捨てにいく。恒例ビビりながらの初挑戦。前に進むは良いけれど、ターンとバックが要練習です。

乾燥してるからね!と用意してくれた、炭酸水とレモンと氷が入ったグラス。うわー、沁みる。暑い日の炭酸、うまっ。

2時間ほどで終了。暑くなるから午前だけ。そして、ビーチへ!ファーム横に流れる川が入り江になっているところがあって、ビーチとして楽しめる。汗をかいたあとの水浴び、最高。深くないし、流れもないし安心して浸かっていられる。

帰ってランチは山盛りサラダとサワードウ(ライ20%)美味しい。レタスをベースに、数種類の葉物と、焼いたサツマイモとナス、くるみに刻んだピクルス、コーン。いろんな食感と味が楽しい楽しい。パンはトーストして、バターでシンプルにライ×バターの風味が大好き。

午後はモニカから借りたパンの本を少しずつ読み進める。学校で習った知識のおさらいと、日本語で入れた知識を英語に置き換えてる感じ。少しずつ少しずつ理解していきたい。

そして夕方からは料理教室の準備。夏はファーマーズマーケットが忙しいから、月に1回。今回は、パスタとブルスケッタ、ドレッシング、ベジタブルケーキ。セッティングをお手伝いして、ウェルカムドリンクの梨のシュラブ(ビネガーシロップ)モクテルを作る係。クラスは一緒に参加させてもらう。

今日は3人の生徒さん。地元の方達が集まる場所いいな。パスタを捏ねて、寝かせている間にケーキを。ケーキを焼いている間に、ブルスケッタとドレッシング。休憩がてらブルスケッタと野菜スティックをドレッシングにディップして食べる。休憩後にパスタを伸ばして茹でる。生徒さんたちが伸ばしてる間に、モニカはパスタの仕上げ。ナスのオイルパスタwithビーガンパルメザン。出来上がったら夜ご飯も兼ねた、試食会。自分達で作ったのはお持ち帰り。

バターたっぷりに焼いたカリッとサワードウにフレッシュ野菜とハーブのマリネをのせて齧り付く。ジワジワのバターと爽やか野菜、カリカリの食感に口いっぱいの幸せ。パスタのたっぷりのナスは揚げ焼きされて、ジワっとジューシー。ナスの香ばしさとニンニクでシンプルなオイルパスタだけどガッツリ満足。フレッシュ野菜のディップももちろん美味しい。そして何より、ベジタブルケーキ!冷蔵庫の残り野菜でできるよケーキ。今回はズッキーニ、にんじん、ビーツ。オイルケーキだらか中ふわっと軽く、甘すぎず、クラストのお砂糖が焼けた甘い香りと香ばしいさと、少しチューイーなでもサクッとな食感が最高に美味しくて、パスタでお腹膨れていたのにパクパク食べてしまった。一晩置いた明日も楽しみ…

お片付けをお手伝いして、夕方のビーチへ。モニカについて行かせてもらう。ひんやりの夕方の水は入るのに勇気がいたけど、苔に足を滑らせてジャボンッ。笑 少し浸かって、ビーチで寝転がりながらビールを飲む。21時すぎ。ちょうど夕焼けで空がオレンジ。キレイだー。

いろいろしたからもう1週間いたような気分の1日目。

2023/07/24 wwoof滞在やってみて。と、めげそうな時に本の旅。

Wwoofの前の場所から次の場所までの間のバンクーバー滞在、最終日。VISA手続き、携帯契約…もろもろできてよかった。

ドリアンパンの学校で知った、私の今の滞在の仕方、Wwoof。ドリアンの繋がりで京都弥栄窯の太田さんにヨーロッパ巡りのお話を聞いた時にWwoof とWorkaway を使っていたよと教えて頂いた。

ヨーロッパではこのシステムを使おう。と思っていたら、VISAもろもろの都合でカナダでやってみることに。この仕組みを知っていたから選べた、カナダ国内でVISAを待つという選択肢。繋がらないようで、繋がるいろんな事。

そしてやってみて思った事。太田さんは、1年弱70万で余ったよと言っていたけれど…とっても上手にまわられていたのだなという印象。太田さんはWwoof 場所の移動について、滞在していた場所と次の場所が同じファーマーズマーケットに出してるから、そこで落ち合って乗せてもらったり、送ってくれたりしたと言っていた。日付け間隔あけず、近くのところから順に回っていたのだろう。事前計画してなかったよと言っていたから、その場所に到着してから次を決めていたのだろう。

私の場合、VISA手続きで間で間でバンクーバーに戻っているのと、最初距離感見ずにアプライしていたり、期間が空いたりしてるから…移動費はそこまでだけれど、wwoof滞在と滞在の間が空いた時の滞在費がかさむ。間のホステルとかB&Bも楽しんで学ぶのが1番だけど、正直今のわたしにはその余裕がない。

今回は生活費の節約も兼ねたWwoof なので、お金の話になってしまうけれど、、1箇所1ヶ月以上の滞在で、辿り着いてから移動の事も考えて次の場所を決めるがお金の節約にはなるかもしれない。場所の空きがあれば延長もさせてくれる。 1箇所にずっといるなら本当にお金はいらない。ただ人気の場所は何ヶ月前から埋まっているところもあるから、絶対に行きたいところだけ押さえて、それに場所と期間を合わせるのが良さそう。

滞在先のシステム、コミュニティか家族かでも出会いが、経験が変わる。コミュニティファームは他のWwoofer もいて世界に友達が増える。シェアハウスに住んでいるような、そんな滞在の楽しみ方がある。仕事が生活のメインで進んでいく。仕事、自分の時間が家族よりもわかりやすい。そのコミュニティの中で生活できるから、外へは意識しないとでない。生活を作り上げるを知る。

家族はもっと現地のローカルな生活に入っていける感じ。その土地の生活を知る。家族にもよると思うけれど、その街で生活できる。仕事というより生活。コミュニティよりもフレキシブルな印象。

これはもちろんなのだけれど、ホストのプロパティと季節によって、やれる事が違うからそこをもっとみて決めたいな、次は。の気持ち。ヨーロッパの練習になったかしら。

明日から新しい場所へ。Kamloops. 今度は島じゃない、陸続き。砂漠地帯、暑いところ。サワードウをファーマーズマーケットに出しているという女性のところ。今までは島という環境で選んでいたけれど、今回はパンで選んだ。ドキドキ。

楽しみだけど、緊張する。英語をもっと使いたい、話すぞ!と思うけれど、まだまだ足りない現実にめげそうになる。

自分の成長を、変化を自分で感じるって難しいよね。やってるけど、やってるけど…これでいいの?わからない。って、そんな夜。自分に優しい言葉がかけられない時、自分で気持ちの切り替えができない時、私は本の旅に出る。今わたしが求めている言葉を探す旅。本のパワー、ありがとう。Kindleさまさま。

“泣きたい夜の甘味処” それぞれに頑張る人と、優しい言葉と、美味しい物の力に癒される。読みながら号泣した。こんな優しい世界があるのだなあと、ああこんな心を溶かす美味しい物が作れたらなあとカチコチだった心溶かされた夜。

またきっと楽しめる。そしてもっと話すぞー!少しずつ少しずつ

バンクーバー滞在記③新しい味

バインミーでワクワクした日の次の日。この季節、ファーマーズマーケットがそこら中で開催されているのを思い出して、お散歩がてら行ってみた。

野菜にベリーに加工品でカラフル、晴れ空の下賑わう公園。マーケットとトラックフードに分かれて並んでいた。

マーケットのベーカリーで、見たことのないスペインブレッドを買う。ふわっと柔らかい生地にお砂糖のペーストが入っていて、パンの周りにパン粉がまとわっている。なぜスパニッシュかは不明。パン生地の甘さはなく、中のペーストの甘さにあたると嬉しくなって食べすすめたくなる。ふわっとしているからペロリ。コーヒーに浸しても美味しいよと言っていた。

トラックフードでは、ピタやサラダボールのお店から美味しそうな山盛りフライスティックを持ってくる人がたくさん!これがどれなのか聞いてみるとチックピーフライだと。気になる。みんな持ってて美味しそうだったのと話すと、テイスティングをくれた。外カリッ、中にマッシュされたチックピー。塩とスパイスで味付けされた上から、パイナップルベースのタレとスイートチリ。美味しい。辛いの苦手なので、パイナップルタレだけにしてもらう。けれど、タレなしが1番好きかも。カリカリの食感と塩っけが美味しい。これ豆なの嬉しいね、タンパク質。冷めたら厚揚げを思い出す食感と風味だった。そういえば、あれ大豆あげたやつだった仲間だわと思ったのでした。

いろいろ食べたいけれど、知らない味を試したくなって初の物だけ買った今回のファーマーズマーケット。スーパーではどうしてもお財布の紐が固くなるけれど、ファーマーズマーケットに来たら買ってしまう。作っている人が見えるとか、そこで作っているとか、新しい味とか体験って言うのが私にとって大きな価値観なんだなと思ったのでした。

帰り道、道を変えて歩いていたら素敵なフランス系パン屋さんとアイスクリーム屋さんを発見。今回は食べた帰りだったので覗いただけだけど、今度絶対に行こうと思うお店を発見してハッピーになったのでした。

新しい味との出会いは私の世界を広げてくれる。他の事で頭いっぱいになっても、思いださせてくれる。今その時の美味しい時間と、ワクワクに集中できる。素直に楽しめる。そんな時間にありがとう。

よーーーーし、次の場所まで、仕事決まるまで、英語頑張ろうと思います。いろいろがいろいろで自分でも時々目的を忘れるのですが…今回のカナダは英語が目的。1番力を入れたいところ。ひとりになるとどうしても日本語の時間が増えてしまう…長い道のりです。やる事絶やさず成長したい。

バンクーバー滞在記②2日目のバインミー

いろんな手続きのドキドキと、少しのお金の心配とで、食べたいものがない…スーパーで買ったバナナと持ってきたもので過ごしていたけれど

携帯契約の帰り、ふらりと途中下車。Google mapで気になった。バインミーのお店に寄ってみる。数人のお客さんが途切れなく出入りする活気のあるそのお店。レモングラスポークのバインミーを頼む。

30cmはあるのでは?という長いバゲットに、中華ハム、レモングラスポーク、にんじんラペ、きゅうり、パクチー、ハラペーニョ。辛いの得意じゃなくて、辛さで味が感じられなくなるからハラペーニョは抜いた。

パリパリのバゲットにかじりつく。パリッとしたクラストに、歯切れのよい軽い生地。中華ハムの香りが広がる。フレッシュ野菜のシャキシャキ、パンのパリッと食感が楽しい。

けれど私は発見した。2日目のバインミーが美味しい事を。大きいからと半分、次の日に残しておいたバインミー。次の日の朝に食べたら、パリパリシャキシャキの食感はないけれど、強かった中華ハムの香りは控えめになり、野菜とお肉全体がしっとりとして、香りが、味が、馴染んだのか…一体感。パンの存在感もパリパリがなくなり(でもベシャっとなっているわけではない。)、調和して美味しい。いろんな味が、食感が楽しめた昨日。今日はひとつの物として楽しめる。美味しかった、好きだ。

全体が馴染んで完成された味。美味しい。サンドイッチの具、混ぜて1晩置いてから挟んでみようかな。パンに挟んで少し置いてみようかな。そんなワクワクに出会えた日。

次の日、前を通ったら沢山の人が待っている姿が!人気店だったみたいです。それは美味しいや。

バンクーバー滞在記①VISA切り替えとその他もろもろ。

今回は次のWwoof場所との間でVISA切り替え、SINと携帯番号ゲットのためのバンクーバー滞在。

エアビー滞在5日間。

一般家庭の地下を4部屋泊まれるようにしている。お部屋にはベッド、デスク、ハンガー付きのラック、シンク付きのカウンター。共有のバスルームと、広間に電子レンジ、冷蔵庫、トースター、電気ポット、冷蔵庫。外に洗濯乾燥機。ティッシュとシャンプー類が備え付けなのが嬉しい。大きなボトルでボディークリームまで置いてあるのも嬉しい。キッチンがないので最低限の生活の場という感じだけれど、これがあれば大きく困る事はないかの参考に。

近くの公園の朝の散歩を日課に、何も決まりのない日々のリズムを作る。

バンクーバー着いた次の日に、VISA切り替えのために国境へ。ポイントロバーツという、バンクーバーの南、デルタ下、最南端がアメリカになっているところ。バンクーバーからバスで1時間半ほど。

カナダのVISAは国外からの入国時に発行されるため、入国許可証をもって再入国が必要なのです。アメリカに出て、戻って来れなくなったら、入国拒否されたらどうしよう…と、できるだけの書類を事前に準備してドキドキしながら向かう。

国境に着いた時、アメリカに入らなければいけないのに間違えてカナダオフィスへ行ってしまった。あっち行って戻ってきてと言われアメリカ側へ向かうと、歩いてきた私を中から見たお兄さんがオフィスから出てきてフラッグポール?(今回の国境をUターンするVISAの取り方)もう戻っていいよ!と。結局入国せずに、カナダオフィスの入国側へ戻る。カナダ側で入国の手続きをしてもらい、オフィス内へ戻ると、さっき来ているからトントンと進めてくれる。パスポートと入国の紙と許可証だけ渡してまっていたら、VISA発行してもらえた。想像していたよりスムーズで一安心。

そのままダウンタウンに戻って、SINの申請。カナダで働くために必要な個人番号。説明用紙の長い英文は読めなかったけれど、なんとか終了。紙もらったから確認せねば。

仕事のアプライ、家の申し込みに必要になるので次の日に携帯のSIMの契約へ。

全て落ち着き、一安心。まだ働き先とか家とかこれからだけど、ひとまず居る権利を確保。

2023/07/19 Thank you Haida Gwaii.

最後の日、荷物をまとめて船着場のバスまで送ってもらう。3週間弱は過ぎるのがはやい!朝から部屋の掃除をして荷詰めの最終確認。

旅に必要な分持っていきなー!と作ったペストとガーリックスケープのピクルス、ホストが昨年釣ったというサーモンの瓶詰めをもらう。荷物がパンパンすぎて、ひとつずつ。嬉しい。

ランチバックも作っていいからね!と、サワードウブレッド、チーズ、ドライフルーツ、ナッツををジップパックに詰めさせてもらう。ありがたい。

そんなことをしていたら…キッズがママとなにやら内緒話。これプレゼント!とお手紙と、お庭のお花を乾燥させてつくったHaida Gwaii Teaをくれた。嬉しい。

送ってもらう道中でも、最後に島のいろんなところを見せてくれようとしてくれた。ここの水を飲むとまたHaida Gwaii に帰って来れるというSt marry spring. 海岸の不思議な大きな石Balance rock. ハイダグワイのカルチャーを知れるHaida Gwaii museum. 

最後にチェリー買ってきたから食べる?って、海沿いで手と口まわりを真っ赤にしながら食べるちびっこ達と大きなアメリカンチェリーをたんまり食べさせてもらう。

今までも沢山人を受け入れてきて、これからも夏の間予約いっぱいだというWwoof のお家。このおもてなしというか、welcomeとgiveの気持ちが本当に素敵で、嬉しくて、ああ私もこうありたいと思ったのでした。今はいろんなところでお世話になってばかりで、私から返せる、give できるものはあまりないのだけれど、食も人も沢山学んで返していきたい。

そして、ここにフルーツを植えて…この壁に楽器の棚を作って…これもあれもやりたいの!長い夢だけど。と、楽しそうに話すホストたち。Follow your heart.  そんなマインドも忘れずにいたいなと思ったのでした。

最後に”Cozyを考える。”

ここでの生活で私のCozyを作ってくれたものはなんだろう…から、私がCozyを作れるようになろう!の振り返りコーナー。(毎回やっていきたい所存。)

今回は家族に混ざらせてもらった回。前回のいろんな人が集まって暮らすコミュニティとはまた違った経験。

受け入れてくれる家族と、広がるまわりの人との繋がり。
家族の1人のように過ごさせてくれる。ファミリーのおうちだけど、いつメインホームへ行ってもよいし、自分のお腹が空いたときに食べてよい、キッズたちも最初からあたりまえのように受け入れて話しかけてくれた。ご近所さんとの集まり、友達との集まりにも、家族のお出かけにも行く?と声をかけて連れて行ってくれる。ご近所さんも受け入れてくれる。ご近所さんとの交流が多くて、家族とだけじゃない関わりもできた。他のWwoofer と話せたり、街中で手をふれる、挨拶できる、また会ったね!と話せる知り合いができた。旅人なのに住んでいるように過ごせる環境。

お庭のお気に入りスポット、私の場所と時間。
お庭の広場、ハンモック、ポーチにあるベンチでリラックスできた。おやすみの時に、仕事終わりに完全にひとりの時間と自分の小屋もあった。

一緒に食べる、作るご飯。
一緒にキッチンに立って、お互いの文化や料理パンお菓子の作り方の話ができる。新しい味を知れる。ほとんど毎食一緒に食べる。ごはんだよー!で集まって、食卓をかこんでいただきます、ごちそうさま。誰かと食べるごはんがやっぱり好きなんだ。

Giveの気持ち。外を見せてくれよう、この場所を教えてくれようとする気持ち。
Wwoofer 用のお部屋にそろうHaida Gwaii のパンフレットと関連する本たち。やりたい事ある?次の休みココ連れて行ってあげるよ!自転車貸してあげるよ!知らない街で、車もなく自分で動ける範囲に制限がある中で、外に出る手段をくれた。これも食べていいからね、持っていっていいからねといろいろくれる気持ちが嬉しい。

2023/07/18

最後の仕事する朝。雨模様。小雨だから、草むしり。手をつけたパッチだけ終わらせたい!と雨が強くなるまでに、なんとか終了!ウィルベアー山盛りいっぱいの草たち。やったった感。

朝ごはんにベーグルとヨーグルト。ピーナッツバターとジャム、ヤギチーズを少しずつ組み合わせを変えて付けながら食べる。自分のプレートの上でいろんな味を、組み合わせを楽しめるごはん好き。ワクワク楽しい。

今日は雨だから、中仕事。窓周りを拭き上げてオイルを塗布。グリーンハウスのトマトの剪定と、野菜の根元にコンポストと卵の殻の砕いたやつ(カルシウム、ミネラル)をまいていく。

午前中で仕事終わらせ、着替えて明日の出発のために洗濯開始。

昼ごはんは昨日の鹿肉の骨を低温調理のポットに入れて一晩煮たボーンスープに、トマトペーストと昨日の残りの鹿肉と野菜達を入れてコトコトしたスープにベーグル。全部使いたいのと言うホスト。骨までしっかり使う。美味しかった。

午後はちびっこダンスパーティー。先日のご近所さんの誕生日会が夜で参加できなくてガッカリしていたキッズのために開催。お庭で音楽流して、踊ったり、食べたり、飲んだり、遊んだり。庭でラズベリーやエディブルフラワー、ピー、レッドカラントをもぎもぎ。スナックに。

ご近所さん達にも旅楽しんで!気をつけて!と言ってもらってNice to see you. と言い合えるの嬉しい。ここではご近所付き合いがみれた、街の繋がりをみれたのが嬉しかったな。

最後の夜はホストリクエストの寿司。好きなの!と私の滞在中、週1で寿司。今回は普通の手巻きと、酢〆して押し寿司作ってみた。楽しんでくれてよかった。

ホストから旅のお供にカンニングされたペスト、ピクルス、サーモンをもらう。明日はランチに食べ物パッキングしていっていいからねと。嬉しい。助かる。VISAの書類の印刷もさせてもらって、他に何かある?必要なことあったら言ってねと。旅人だったからか、沢山人を受け入れているからか、ホストは慣れたもの。助かります。

移動に、VISAの切り替え準備にドキドキしながらパッキング。やっぱりパンパン。バックパックは今回も閉まり切っていないのを、カバーで隠す。いよいよ明日ここを離れる。3週間は早いなあ。短かった。

2023/07/17

今日も草むしりから。棘がないだけで進むスピードが違う。すいすい進む。

朝ごはんにオートミールポリッジ。今日はミルク、シナモン、パンプキンシード、サンフラワーシード、少しの砂糖。ついつい、私が食べる前にいただきますをやってしまっているのが見つかってから、家族みんな揃っていただきますをする。

朝食後からバタバタ。昨日成形したサワードウをオーブンにいれる。その間にガーリックスケープがまだ残っていたから採ってきて!と採りにいく。またペストかな?と思っていたら、カンニングがやりたいと言ったら、ピクルスにしてカンニングを見せてくれた。

洗ったビンにレモンのスライス、ピクルススパイスミックス、カットしたガーリックスケープを入れる。ビネガーとターメリックを一回煮立たせたものを注ぐ。煮沸した蓋をのせて、リングで閉める。大きな鍋に並べていれて、全て浸かる量の水を入れて沸騰させる。沸騰してから10分そのまま。10分後取り出して、冷めた時に蓋の中心がへこんでいたら成功。開けなければ18ヶ月もつのだそう。

それと並行して、サワードウが焼き上がり、ベーグルの成形へ。前回の16個は1日でなくなったから、倍量の32個作る。ホストの復習も兼ねて一緒に形作っていく。時々キッズも手伝ってくれる。

成形して8個ごとにボイルしてオーブンに入れていく。鉄板が2枚しかないから2回転。今回は最初の温度が少し低かったのか、1回目の焼きが中が少しウェットな感じ。オーブンのくせ難しい。

ベーグル、サワードウ、ピクルスを並べて置いたらお店みたいだねと写真撮影。ホストはいつかファームスタンドがやりたいのだそう。私もやりたい。10ドルボックスとかセット売りにするのとホスト。良いアイディア。

こんな事やっていたら1時すぎ。昼ごはんは簡単に冷蔵庫の残り物たち。パスタ、ペスト、ガーリックスケープのオーブン焼き、カレー、サラダ。

お昼ごはんを食べながらホストとおしゃべり。20代の頃、留学や旅をしていたというホスト。私の歳、29歳の時は何をしていた?と聞いてみた。

1クラスしかない小さな街の学校の先生をやめて、ブリティッシュコロンビア州を車で回っていたそう。小さな街を巡って住みたい街を探していたとか。25日間かけて北からバンクーバーへボートで旅する川下りにも参加したよ!の話から、その動画をキッズ達と見ることに。川下りをみていると、into the wild を思い出す。25日間、自然やチームワーク、リーダーシップを学びながらボートとテント生活。すごい。ホストの昔話を聞けて、観れて良い時間だった。

ビデオついでに、喜界島と北海道のふらのをYouTube動画で紹介。ちゃっかりしっかり宣伝。笑

夜ごはんまでは、ちびっこと日本語の文字を教える会。ひらがなとカタカナを。こうやって世界中から人がきて、その文化をその国の人から直接知れる機会がいっぱいあるキッズ達が羨ましい。

夜ごはんは、パパさんが獲ったという低温調理した鹿とグレイビーソース、ライス、サラダ。キュッとしまった赤身の肉がさっぱり美味しい。鹿肉のスパイスとグレイビーの塩っけでごはんが進む。今日のサラダは、アーティチョークのオイル漬けと昨年のドライトマトを刻んでちらし、やぎチーズと合わせたもの。美味しかった…

お腹いっぱいでごちそうさまでした。就寝。