今日はサンマロの街散策。サンマロは海沿いの要塞都市。海賊の街。昔から栄え、ひとつの国として認められていた時もあったとか。ひとまず海沿いの城壁まで向かう。街の海に突き出た部分が壁で覆われている。街側からゲートを抜けて、城壁の中の旧市街へ入るため、テーマパークのよう。凛々しく聳え立つ壁の中に入るとそこはTheヨーロッパとイメージするような、お店の外に椅子と机が並べられたレストランとブティックが立ち並ぶおしゃれな街。戦争時代はこう言った軍の基地に人が集まり賑やかだったんだろうとフウカちゃんと思いを巡らす。
壁に登ると、海の上に何個か建物が見える。全て軍事用に建てられたもの。フランス西側の海を守る重要基地。今も凛々しく立つ姿がかっこいい。
ブルターニュに来たのだからと、クイニーアマン屋さんへ。バターがたっぷり織り込まれた生地に、たっぷりの砂糖が焼かれたトップ、それにまた名産の塩キャラメルを乗せてもらう。あまくて、ギルティなとろけるお味。小麦よりバターが沢山あり安かったブルターニュ地方のパン屋さんが、バターをたっぷり入れたパンを作ったのが始まりだそう…なんと贅沢。お隣にあった、50種類はあるだろうなアイスクリーム屋さんのトリプルアイスと一緒に食べてしまい、最後は戦いだった。
街散策をし、ブルターニュ地方のお土産パレットブルトンヌを購入。バターと卵の香りの分厚いクッキーのようなお菓子。
おしゃれ雑貨屋さん併設のブランチブッフェでお昼。外からみて、カラフルなお惣菜、サラダが並んでいるのが美味しそうで思わず入ってしまった。旅中は食事が偏る。小麦以外のもの、フレッシュな野菜が嬉しい。
お腹いっぱい食べて、今日はサンマロからdouble de Bretagneへ自転車をこぐ。城壁からでるとパステルカラーのカラフルな街並みが続くギャップが面白い。昨日より道じゃない畑の畦道を抜け、海沿いへ出ると後ろにサンマロの城壁、前にモンサンミッシェルを望む贅沢な景色。今日も2時間程こいで、駅に到着。お尻が痛い。自転車旅の代償。
サンマロ、もっとゆっくりいたかったな。小さな街だけど、魅力が詰まっていた。フランス人も旅行で来るおすすめの意味がわかった。また来たい。
モンサンミッシェル、サンマロそのものもだけれど、自転車で旅を出来たことが嬉しかった、この週末。